開業費用概算
約1,930万円
店舗数
180店
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
募集中
カテゴリ: 飲食(居酒屋・バー) | JFA: 加盟

養老乃瀧(居酒屋チェーン)— FC調査データ


データ収集日: 2026-04-05




1. FC本部・企業情報


項目データソース
会社名養老乃瀧株式会社https://www.yoronotaki.co.jp/corporate/asboutus.html
本社所在地東京都豊島区西池袋1-10-15https://baseconnect.in/companies/ac61a9b8-1684-47e7-b93c-629cc8bad962
設立年1961年6月(養老商事株式会社として)https://ja.wikipedia.org/wiki/養老乃瀧
創業1938年(長野県松本市)https://ja.wikipedia.org/wiki/養老乃瀧
資本金5,000万円https://baseconnect.in/companies/ac61a9b8-1684-47e7-b93c-629cc8bad962
上場非上場
事業内容居酒屋チェーン「養老乃瀧」をはじめ、「だんまや水産」「一軒め酒場」「韓激」等を運営https://www.yoronotaki.co.jp/corporate/businessarea.html
公式サイトhttps://www.yoronotaki.co.jp/
FCサイトhttps://www.yoronotaki.co.jp/franchisee/

ブランドの概要:

養老乃瀧は1966年に日本で最も早くFC方式を居酒屋業態に導入した「居酒屋フランチャイズの元祖」。かつて1,563店(2002年)を誇り業界最大手だったが、飲酒運転厳罰化・郊外店型ビジネスモデルの崩壊・競合増加により2025年時点で約180店まで縮小。近年は「だんまや水産」等の他ブランドを育成し多角化を進めるとともに、「養老乃瀧」ブランドのリブランディングに着手している。業界最古のFCノウハウを持つ一方で、衰退のV字回復が現在最大のテーマ。




2. 加盟条件・初期費用


初期費用内訳


項目金額備考
加盟金195万円(税別)https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460
保障金30万円(税別)https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460
流動保証金100万円(税別)https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460
加盟賦課金5万円(税別)https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460
店舗取得・内装工事費(20坪)約1,700万円20坪モデル、https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460
**総開業資金(20坪の場合)****約1,930万円以上**https://www.yoronotaki.co.jp/franchisee/
自己資金(目安)600万円以上居酒屋FCの業界標準

開業形態は2種類:

1. 新規出店ケース: 自ら物件を見つけ、新たに店舗を立ち上げる

2. 既存店引き継ぎケース: 閉店・撤退店舗のオーナーから店舗・設備・固定客を丸ごと引き継ぐ。初期負担が軽く、最短1〜2ヶ月で開業可能


月間固定費内訳


項目金額備考
ロイヤリティ要資料請求(公開情報なし)売上歩合型と推定されるが詳細非公開
食材・酒類仕入れ売上の30〜35%(推定)本部経由の物流サービス利用
家賃月商の10〜15%(推定)立地によって大きく変動
人件費月商の25〜30%(推定)ホール・キッチンスタッフ
水道光熱費月商の5〜8%(推定)居酒屋業態は比較的高め
システム・その他要資料請求ITシステム・受発注システム利用料



3. 店舗数・出店動向


店舗数増減
1966年FC制度開始居酒屋FC業界の草分け
1980年代約500店郊外型居酒屋の急拡大期
1995年頃約1,200店全盛期前期
2002年約1,563店最盛期(業界最多店舗数)
2005年約900店飲酒運転厳罰化(2002年)後に急速に減少
2010年約500店競合チェーン(和民・鳥貴族等)台頭で加速縮小
2015年約300店更なる整理統合
2020年約200店コロナ禍が追い打ち
2025年約180店最盛期比約9割減。「だんまや水産」等で多角化中

30年で9割減の衰退要因(東洋経済副社長インタビューより):

1. 飲酒運転厳罰化(2002年): 駐車場付き郊外立地に特化していた養老乃瀧は致命的な打撃を受けた。ライバルの居酒屋よりも郊外比率が高かったため被害が深刻

2. 競合チェーンの台頭: 白木屋・笑笑・和民・鳥貴族等が均一価格・エンタメ性で市場を席巻

3. オーナーの高齢化: FCオーナーの後継者がいないまま閉店する事例が続出

4. コロナ禍: 居酒屋業態への直撃


ソース: https://toyokeizai.net/articles/-/899393, https://ja.wikipedia.org/wiki/養老乃瀧




4. 収益モデル・オーナー収益の実態


モデルケース


ケース月商営業利益(推定)オーナー年収(推定)
繁盛店(都市部・好立地)400〜600万円80〜120万円960〜1,440万円
平均的な店舗200〜350万円20〜50万円240〜600万円
低迷店(郊外・競合激化地域)100〜180万円▲10〜10万円赤字〜120万円

注記: 居酒屋業態の収益は立地と営業時間帯に大きく依存する。ロイヤリティの詳細が非公開のため、本部へ資料請求が必要。


損益分岐点


月商状況
月商150万円以下一般的に赤字圏(家賃・人件費・仕入れで固定費が重い)
月商200〜250万円損益分岐点ライン(20坪・普通立地の場合)
月商300万円黒字安定。オーナー手残りが月20〜30万円程度発生
月商500万円以上高収益。多店舗展開や資産形成が現実的になる

投資回収期間(推定):

  • 初期投資2,000万円・月商300万円の場合: 約3〜5年での回収が目安
  • 既存店引き継ぎの場合: 初期投資が抑えられるため1〜3年での回収も可能

  • ソース: https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460, https://gaisyoku.biz/article/story/yoronotaki/104/




    5. 本部サポート体制


    項目内容
    SVによる定期巡回現場に即したオペレーション改善・接客指導・財務分析のアドバイス
    販促提案SVからの季節メニュー・キャンペーン提案
    財務分析財務状況の分析・助言(数字による経営改善指導)
    物流サービス食材・酒類・備品などの本部一括仕入れ・配送サービス
    ITシステム受発注システムの提供(発注効率化)
    人材教育経営者・従業員向けの教育研修プログラム

    複雑な組織構造:

    地域のサブフランチャイズ本部(地区統括)→ 地区本部に属さないFC加盟店 → 直営店が混在する三層構造。これが品質管理のバラツキと情報伝達ロスの原因ともなっている。


    ソース: https://fc-hikaku.net/yoronotaki_fc/1696, https://gaisyoku.biz/article/story/yoronotaki/108/




    6. オーナー・加盟者の評判


    ポジティブ傾向


  • **老舗の信頼感**: 「60年以上の歴史と全国ブランドが、新規顧客を呼ぶ看板になっている」
  • **比較的低い加盟金**: 「居酒屋FCとしては加盟金195万円は低め。参入障壁が低い」
  • **仕組みの確立**: 「フランチャイズの元祖として、物流・研修の仕組みは業界随一。安心感がある」
  • **引き継ぎ案件**: 「既存店引き継ぎケースは初期投資と立ち上げ負担が少ない。固定客がいる状態でスタートできる」

  • ネガティブ傾向


  • **衰退ブランドのリスク**: 「最盛期の1割以下の店舗数。ブランド力が全盛期と比べて大幅に低下している」
  • **管理体制の複雑さ**: 「サブFC本部・加盟店・直営が混在し、品質のバラツキが大きい。どの店に行っても均一でない」
  • **若年層の離反**: 「居酒屋自体の業態が若年層のアルコール離れで厳しい。養老乃瀧というブランドへの若者の認知度が低い」
  • **撤退リスク**: 「2002年以降の急速な閉店数を見ると、今後も縮小が続くのではないかという不安がある」

  • ソース: https://fc-hikaku.net/yoronotaki_fc/1696, https://toyokeizai.net/articles/-/899393




    7. 競合他社との比較


    FC名初期投資ロイヤリティ特徴
    養老乃瀧約1,930万円〜要資料請求居酒屋FC元祖。衰退からの復活を目指す老舗
    鳥貴族約3,000〜5,000万円売上歩合均一価格・若年層支持。業界成長株
    和民(ワタミ)要資料請求売上歩合大手直営中心。FC比率は低い
    甘太郎要資料請求要資料請求競合の居酒屋チェーン
    千年の宴要資料請求要資料請求ライバルチェーン(北海道中心)

    総評: 居酒屋FC市場で養老乃瀧は「コストは安いが、将来性への不安が最大の課題」というポジション。現在は「復活ブランド」として注目されているが、加盟の判断には慎重さが必要。


    ソース: https://fc-hikaku.net/yoronotaki_fc/1696




    8. リスク・撤退条件


    リスク度合い説明対策
    ブランドの衰退継続2002年から9割減という歴史的事実が示すリスク立地・客層・競合環境を徹底的に事前調査
    若年層の居酒屋離れアルコール消費量減少と外食行動の変化食事メニューの強化・ノンアルコール対応
    既存オーナーの高齢化閉店ブランド全体の店舗数がさらに縮小する可能性既存店引き継ぎ型で入るか、好立地を選ぶ
    サブFC本部の品質格差三層構造による品質管理のバラツキ加盟前に所属するサブFC本部の実績を確認
    コロナ的なパンデミックリスク飲食業態全般に共通のリスク居酒屋に特化しすぎない多角化を検討

    撤退・中途解約:

  • 中途解約時の違約金:要資料請求(公開情報なし)
  • 競業避止義務:契約書に記載あり(飲食業での契約後一定期間の競業制限が一般的)
  • 既存店引き継ぎ型:前オーナーとの取引条件の精査が別途必要

  • 失敗パターン:

    1. 郊外立地での開業: 飲酒運転厳罰化の教訓を活かさず車客依存の立地で開業

    2. ランチ・ノンアル需要の軽視: 夜の居酒屋需要だけに依存し、昼間や休日の来客を取り込めない

    3. 価格訴求の失敗: 鳥貴族・居酒屋チェーンとの価格競争に巻き込まれ、利益率が低下


    ソース: https://toyokeizai.net/articles/-/899393, https://kicks-blog.com/entry/2025/08/30/094303




    9. 採用・人材要件


    項目内容
    標準的な人員店主(オーナー)+ホール2〜3名+キッチン1〜2名(20坪・週6営業の場合)
    必要スキル飲食経営経験または居酒屋での実務経験が望ましい(未経験者向け研修あり)
    オーナー像40〜60代の脱サラ独立・法人の新規事業として参入するケースが多い
    採用難リスク居酒屋業態は深夜帯のアルバイト確保が難しい。人材不足が最大の運営リスク
    教育制度SV指導+本部の経営者・従業員向け研修プログラム

    ソース: https://gaisyoku.biz/article/story/yoronotaki/108/




    10. SNS・ブランド力


    項目内容
    ブランド認知度「養老乃瀧」の名は50代以上には高い認知度。40代以下への訴求力は低下傾向
    SNS活用状況本部の公式SNSは運営されているが、積極的な拡散力は限定的
    ブランドイメージ「昭和の老舗居酒屋」「ノスタルジア」というイメージが強く、若者層への訴求が課題
    ブランドの強み「安心・馴染み」の感覚。地域の常連客に愛されるローカルな存在感
    課題全盛期の知名度と現在の実態(180店)のギャップ。ブランドの再定義が進行中

    ソース: https://www.yoronotaki.co.jp/, https://toyokeizai.net/articles/-/899393




    11. 市場環境・業界動向


    項目内容
    居酒屋市場規模外食産業全体は3兆円→24兆円に成長(50年間)。ただし居酒屋サブカテゴリは縮小傾向
    若年層のアルコール離れ20代のアルコール消費量が減少。居酒屋への来客機会も低下
    競合業態カフェ・ファミレス・バル・食堂型居酒屋(鳥貴族等)が中価格帯市場を侵食
    コロナ後の回復2023〜2024年に外食市場は急速に回復。居酒屋業態も客数は戻りつつある
    復活のチャンス物価高を受けた外食への強い需要。「安い・ボリュームある」居酒屋の価値が再評価される可能性
    養老乃瀧の再生路線「だんまや水産」「一軒め酒場」等のブランドで多角化。「養老乃瀧」本体のリブランディング中

    ソース: https://toyokeizai.net/articles/-/899393, https://shueisha.online/articles/-/164867




    12. JFA加盟状況


    項目内容
    JFA(日本フランチャイズチェーン協会)加盟加盟状況は要確認(公式サイトからの直接確認が必要)
    歴史的背景1966年のFC開始は日本の居酒屋FC業界最古。JFAとは長年の関係がある可能性が高い
    確認方法https://www.jfa-fc.or.jp/ の会員リストを確認、または本部へ直接問い合わせ

    ソース: https://www.jfa-fc.or.jp/




    13. 融資・資金調達情報


    項目内容
    必要自己資金(目安)600万円以上
    初期投資総額約1,930万円〜(20坪モデル)
    日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」の利用が一般的。居酒屋FCは審査実績豊富
    融資上限の目安総投資額の70%程度が融資対象(自己資金30%以上が目安)
    融資成功のポイント既存店引き継ぎ型は稼働実績・顧客基盤が評価されやすく、融資審査が通りやすい
    既存店引き継ぎ前オーナーとの引き継ぎ価格交渉・設備評価が重要。地銀との取引開始にも有利

    ソース: https://www.jfc.go.jp/, https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460




    参考ソース(15件以上)


    1. https://www.yoronotaki.co.jp/ — 養老乃瀧グループ公式サイト

    2. https://www.yoronotaki.co.jp/corporate/asboutus.html — 養老乃瀧会社概要

    3. https://www.yoronotaki.co.jp/franchisee/ — 養老乃瀧フランチャイズ加盟募集

    4. https://www.yoronotaki.co.jp/corporate/businessarea.html — 養老乃瀧事業領域

    5. https://fc-owners.com/franchise/brand-detail?b=460 — FCオーナーズ:養老乃瀧事業詳細

    6. https://fc-hikaku.net/yoronotaki_fc/1696 — フランチャイズ比較ネット:養老乃瀧分析

    7. https://toyokeizai.net/articles/-/899393 — 東洋経済:養老乃瀧30年で9割減の要因

    8. https://ja.wikipedia.org/wiki/養老乃瀧 — Wikipedia:養老乃瀧

    9. https://gaisyoku.biz/article/story/yoronotaki/104/ — 外食.biz:養老乃瀧FC展開の歴史

    10. https://gaisyoku.biz/article/story/yoronotaki/108/ — 外食.biz:養老乃瀧サポート体制

    11. https://kicks-blog.com/entry/2025/08/30/094303 — 1,800店から180店への衰退分析

    12. https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20250830_899393/ — 東洋経済(Infoseek配信)

    13. https://baseconnect.in/companies/ac61a9b8-1684-47e7-b93c-629cc8bad962 — Baseconnect:養老乃瀧企業情報

    14. https://news.nissyoku.co.jp/restaurant/grs-189-0021 — 日本食糧新聞:養老乃瀧辛口評価

    15. https://en-hyouban.com/company/10009265855/ — エン カイシャの評判:養老乃瀧

    16. https://entrenet.jp/kw/養老乃瀧%20フランチャイズ/ — アントレ:養老乃瀧FC募集情報

    17. https://www.jfa-fc.or.jp/ — 日本フランチャイズチェーン協会(JFA加盟状況確認)

    18. https://www.jfc.go.jp/ — 日本政策金融公庫(融資情報)




    補足メモ:養老乃瀧を検討する際の判断軸


    加盟前に本部へ確認すべき事項(開示請求推奨):


    確認項目理由
    ロイヤリティの正確な算定方式と金額公開情報が少なく要確認
    中途解約時の違約金額と競業避止期間撤退コストを事前に把握
    所属するサブFC本部の財務・実績状況三層構造での上位本部の安定性確認
    直近3年間の開店・閉店数ブランドの現状をデータで確認
    既存オーナーへの直接ヒアリング許可実態の収益・サポート体制の確認

    養老乃瀧に加盟すべきか否かの判断基準:


    加盟を検討すべきケース加盟を慎重にすべきケース
    駅前・商業施設内の好立地物件を確保できる郊外・車依存の立地しか選択肢がない
    既存店の引き継ぎ案件(固定客あり)が対象新規出店で1から集客する必要がある
    居酒屋業態の経験・人脈がある飲食業未経験で「老舗ブランド」目当てのみ
    養老乃瀧の衰退要因を理解した上での逆張り投資ブランドの過去の栄光に期待している

    「居酒屋FC元祖」の歴史的意義:

    1966年に日本の居酒屋業態で初めてFC方式を導入した点は、ビジネス史的に評価されている。50年以上のFC運営ノウハウと物流体制は資産。ただし、市場環境の激変に適応できなかった教訓でもある。