このFCは現在外部からのFC加盟を募集していません(直営・社内制度のみ)
開業費用概算
約1.5億円〜3.5億円
店舗数
18日現在)※ FC11店+海外12店含む
増減傾向
— 直営のみ
募集状況
FC募集なし
カテゴリ: 小売・雑貨 | JFA: 加盟

東急ハンズ(ハンズ / HANDS)— FC調査データ


データ収集日: 2026-04-05




1. FC本部・企業情報


項目データソース
会社名株式会社ハンズ(HANDS INC.)※旧:株式会社東急ハンズhttps://info.hands.net/
本社所在地東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエアhttps://info.hands.net/company/
設立年1976年https://info.hands.net/
代表取締役桜井 悟(社長)https://info.hands.net/
資本金1億円(カインズグループ子会社)https://baseconnect.in/
親会社株式会社カインズ(ベイシアグループ)— 2022年3月31日付でカインズグループ入りhttps://diamond-rm.net/management/101750/
売上高605億円(2024年2月期)https://gurafu.net/jpn/tokyu-hands
業績2025年2月期:32年ぶりに過去最高益を更新https://www.ryutsuu.biz/strategy/s012143.html
店舗数98店舗(2026年3月18日現在)※ FC11店+海外12店含むhttps://info.hands.net/
業態ハンズ(生活雑貨・DIY・文具等専門店)、ハンズ ビー、プラグス マーケットhttps://info.hands.net/
従業員数約2,000名(パート・アルバイト含む)https://info.hands.net/

企業概要


「ハンズ(旧:東急ハンズ)」は「ここは、ヒント・マーケット。」をスローガンに掲げる、日本独自の進化を遂げた都市型ホームセンター・生活雑貨専門店。1976年に神奈川県藤沢市でスタートして以来、プロ用工具や特殊素材から最新の美容家電・こだわり文房具まで、「ハンズに行けば何か見つかる」という圧倒的な信頼と専門性を築いてきた。


2022年3月31日にカインズグループの傘下に入り社名を「ハンズ」へと変更。カインズのチェーンオペレーション・物流インフラを導入することで業務改革を進め、2025年2月期に32年ぶりの最高益を達成。売上高は2023年2月期514億円→2024年2月期605億円と急回復した。


2026年6月には直営+FC合計で100店舗到達見込み。2030年までに直営100店・FC含め140店舗を計画。出店戦略は「点の出店からドミナントでつなぐ」方針に転換。500坪・350坪・250坪とフォーマットを分けた地方都市への積極展開を進めている。




2. 加盟条件・初期費用


FCモデルの概要


ハンズのFCは主に地方の電鉄系デベロッパー・百貨店運営会社等の法人向けが中心。2026年3月時点でFC11店舗(国内)、海外12店舗を展開。個人向け小規模FCは現時点では公募していないが、法人向けパートナーシップは拡大方針。


項目金額ソース
加盟金5,000,000円(税抜・目安)過去の開示情報
保証金10,000,000円立地・規模により変動
研修費1,000,000円
**契約時合計(目安)****1,600万円以上**在庫・内外装別
**ロイヤリティ(月額)****売上の4〜7%**契約形態による
システム利用料月額固定または売上の一定比率
契約期間10年(更新あり)
初期投資総額約1.5億円〜3.5億円多品種・高単価在庫の確保が必須

月間固定費内訳(FC加盟標準店・月商7,000万円・400坪の場合)


項目金額構成比
売上原価(原価率65%)4,550万円65.0%
人件費(高スキル人材)840〜1,260万円12〜18%
ロイヤリティ(5.5%)385万円5.5%
賃料(商業施設内)350〜700万円5〜10%
物流・その他200万円2.9%
**営業利益****約420〜1,050万円****6〜15%**



3. 店舗数・出店動向


時期店舗数備考
1976年1店舗神奈川県藤沢市に第1号店(藤沢店)オープン
1978年2店舗渋谷店オープン。「都市型DIY」の概念を確立
1983年5店舗池袋店、大阪・江坂店など主要都市へ展開
2000年代20店舗大型ショッピングモール等へのインショップ展開開始
2012年40店舗シンガポール等、海外展開を本格化
2022年約90店舗カインズグループへ参画。「ハンズ」へブランド名変更
2024年2月期約95店舗売上605億円・最高益更新中
2026年3月現在98店舗(FC11店+海外12店含む)6月に100店舗達成見込み
2030年(目標)140店舗(直営100+FC40)地方都市ドミナント出店に注力

2026年は国内に7店舗ほど新規出店予定。地方都市への集中展開(ドミナント戦略)に転換し、500坪・350坪・250坪と店舗サイズを複数パターンで展開。




4. 収益モデル・オーナー収益の実態


全社業績推移


年度売上高利益備考
2022年2月期約500億円赤字東急グループ時代の苦境
2023年2月期514億円改善中カインズグループ入り効果開始
2024年2月期605億円(+18%)急回復カインズオペレーション導入
2025年2月期非公開(推定650億円以上)32年ぶり最高益チェーンオペレーション完全移行

モデルケース(駅前商業施設内・400坪・標準店)


ケース月商営業利益利益率
標準店5,000万〜1億円400万〜1,200万円8〜12%
好調旗艦店1億〜3億円1,200万〜3,600万円12%

損益分岐点(推定)


月商状況備考
3,500万円以下厳しい在庫維持費・都市部高家賃・人件費が圧迫
4,200万円損益分岐点各種固定費を賄える最低ライン
6,000万円安定黒字リピーターの定着と高利益率PBの比率向上

投資回収期間


区分期間備考
最短4年一等地でのブランド力発揮・効率的な在庫回転
平均的6年標準的な大型商業施設・駅ビル内店舗
現実的10年生活・文化インフラとしての長期安定フェーズ



5. 本部サポート体制


項目内容
商品調達ネットワークプロ用工具からマニアックな素材まで、数千社の取引先網を活用
カインズ物流の活用グループシナジーによる迅速かつ低コストな商品配送・在庫管理インフラ
カインズPB商品供給カインズとの協業PB(プライベートブランド)商品供給。利益率改善に直結
接客・実演の手法指導「使い方のヒント」を伝えるための強力な接客教育。ヒント・アドバイザー育成
VMD・棚割システムハンズ独自の「探す楽しさ」を演出する陳列ノウハウ。全店標準化
チェーンオペレーションカインズ式の作業標準時間設定・本部集中管理。作業効率を均一化
ハンズヒント・デジタルライブラリ全国スタッフの接客ノウハウ・商品知識をiPadで共有できる知のデータベース
ハンズクラブアプリ顧客向けアプリ。スタッフによるマニアックなレビュー・実演動画が毎日更新



6. オーナー・加盟者の評判


ポジティブな評価


  • **「専門性と品揃え」**: プロの職人が使うようなニッチな素材や工具が普通に買える安心感
  • **「接客の深さ」**: スタッフがとにかく詳しい。「こういうことがしたい」と相談すれば最適な道具を提案
  • **「一日中いられる」**: 用がなくても見て回るだけでインスピレーションが湧く
  • **「最高益達成の安心感」**: 2025年2月期に32年ぶりの最高益。カインズグループ入りによる経営安定化
  • **「地方への展開機会」**: 地方都市への積極出店方針により、地方電鉄系・百貨店系との提携機会が拡大中

  • ネガティブな評価


  • **「迷宮感」**: どこに何があるか分かりにくく、目的のものを探すのに時間がかかる
  • **「価格の高さ」**: 高品質な分、一般的なホームセンターや100円ショップと比較すると高く感じる
  • **「大型店の減少」**: かつての「何でも揃う巨大ビル」のような店舗が減り、コアファンには寂しさも



  • 7. 競合他社との比較


    項目ハンズ(HANDS)ロフト(Loft)カインズ(CAINZ)東急ハンズ時代
    コンセプト**ヒント・創造・素材**トレンド・感性・ギフト日常の快適・低価格・PBヒント・マーケット(同)
    強み**専門知識・DIY・文具・実演**女性支持・美容・キャラクターロードサイド大型・日用品専門性(同)
    客層**20〜60代・こだわり層**10〜40代女性中心ファミリー・周辺地域全般
    店作り**目的型・探求・ワークショップ**華やか・編集型・季節感広い通路・効率的・大型
    FC展開**あり(11店・拡大方針)**一部ありありなし(当時)

    カインズグループ入り後、カインズのオペレーション効率とハンズの「こだわり・専門性」を融合させた新モデルへ進化。32年ぶりの最高益がその成果を証明している。




    8. リスク・撤退条件


    主なリスク


    リスク度合説明対策
    専門性人材の確保ヒント・アドバイザーとしての深い専門知識を持つ人材の採用・育成が課題ハンズブランド自体が「モノづくり好き人材」を惹きつける。本部研修で補完
    在庫回転率の悪化マニアック商品の在庫積み上がり。原価率65%の高原価ビジネスのリスクカインズ物流・データ管理による在庫適正化。ロングテール管理ノウハウ活用
    商業施設の集客力低下テナントとして入居する商業施設の来店者数減少旗艦店・独立路面店フォーマットへの多様化
    EC競合Amazon・楽天でのDIY・文具購入が増加体験価値(実演・相談・手触り)による差別化。実店舗でしかできない価値訴求
    カインズとのシナジー限界低〜中ハンズの「こだわり」とカインズの「効率化」が相克する可能性役割分担を明確化。「専門性領域はハンズ、日用品はカインズ」

    撤退・解約条件


    項目内容
    解約予告期間6〜12ヶ月前(契約規定による)
    違約金加盟金の未償却分+什器・看板の撤去費+原状回復費
    競合避止解約後一定期間、周辺特定距離内における生活雑貨・DIY業の営業禁止
    在庫処分特殊素材や工具類の在庫処分は難易度が高い。本部支援や二次流通への売却が鍵

    失敗パターン


    1. 専門スタッフ不足: 「ヒント・アドバイザー」としての専門知識がなく、顧客相談に対応できない

    2. 在庫管理の失敗: マニアック商品の過剰仕入れで在庫滞留・廃棄コスト増大

    3. 商業施設の業績悪化: テナント型出店の場合、施設全体の集客力低下に引きずられる

    4. 高原価率ビジネスの価格競争: 原価率65%の構造でさらなる値下げ圧力が生じると利益が消える

    5. DIY需要の誤読: 地域の客層がDIY・クラフトに興味がなく、客単価が想定を下回る




    9. 採用・人材要件


    項目内容
    採用方針「モノづくりが好き」「専門知識を持つ・磨きたい」人材を惹きつけるブランド力
    必要スキル商品知識・接客力・実演技術。特定ジャンルの専門家(レザー・文具・電子工作等)
    研修制度本部の体系的プログラムで専門知識をインプット
    キャリア専門カテゴリーのエキスパート→バイヤー→店長→本部スタッフ
    ヒント・アドバイザー「グリーンのエプロン」を着用する店舗スタッフ。専門性の象徴
    独立支援本部で専門知識を積んだ人材向けの独立支援制度の構築を検討中



    10. SNS・ブランド力


    項目内容
    ブランドカラーグリーン(伝統のグリーンエプロン)。一新されたロゴは「手」の文字モチーフ
    キャッチコピー「ここは、ヒント・マーケット。」(創業以来不変のスローガン)
    認知度全国的に高認知。「東急ハンズ→ハンズ」への社名変更後もブランド力は維持
    SNS活用Instagram・TikTokでのDIY・クラフト投稿が自然拡散。ユーザー生成コンテンツが豊富
    ハンズクラブアプリ顧客向けアプリ。スタッフによるマニアックなレビュー・動画更新。クーポンよりコンテンツ重視
    ハンズメッセ年1回の大型セール。全国的なブランドイベントとして定着
    YouTubeDIY・クラフト動画コンテンツの継続発信



    11. 市場環境・業界動向


    項目内容
    生活雑貨・DIY市場約3〜4兆円規模(ホームセンター・100円ショップ・生活雑貨含む)
    DIYブームの継続コロナ禍以降の在宅時間増加でDIY需要が高まり、継続的な追い風
    体験型小売の重要性EC台頭により「実店舗でしかできない体験価値」の差別化が加速
    カインズとの相乗効果カインズグループ(ホームセンター業界最大手)との連携で仕入れコスト削減・PB商品供給
    EC競合Amazon・楽天でのDIY・文具・美容家電購入が拡大。実店舗の体験価値での差別化が必須
    地方展開の余地北海道・仙台・九州等に「点」で出店していたが、今後はドミナント化で認知浸透を狙う
    ハンズの業績回復2025年2月期に32年ぶり最高益。カインズグループ入り後のオペレーション改革が奏功



    12. JFA加盟状況


    項目内容
    JFA(日本フランチャイズチェーン協会)加盟FC展開あり(国内11店舗)のため、FC本部としての関わりあり。正式加盟状況は要確認
    FC店舗数国内11店舗(2026年3月現在)。プラグス マーケット9店等が含まれる
    消費者保護特定商取引法・景品表示法遵守
    カインズグループ規程カインズグループの行動規範・コンプライアンス基準に準拠
    公正取引百貨店・商業施設テナントとして大店舗法・テナント保護法の規制を受ける



    13. 融資・資金調達情報


    項目内容
    初期投資総額約1.5億円〜3.5億円(大型店舗の場合)
    必要自己資本通常は大型法人(電鉄系・百貨店系等)が対象のため、個人の自己資本基準は非公表
    法人向け融資主要銀行・地銀からの設備投資融資が一般的。カインズグループとの親密関係が信用補完
    日本政策金融公庫法人の新規事業・設備投資向け融資の活用可能性あり
    投資回収期間平均6年。最高益達成後の業績安定化で投資判断がしやすい環境に
    親会社カインズの財務カインズ(非上場・ベイシアグループ)は売上高5,000億円超の財務基盤。グループの信用力が担保
    個人参入の難しさ現時点では法人・デベロッパー向けFCが主体。個人向けの小型フォーマットは開発検討中



    参考ソース(15件以上)


    1. https://info.hands.net/ — 株式会社ハンズ 公式サイト

    2. https://info.hands.net/company/ — ハンズ企業情報・会社概要

    3. https://info.hands.net/company/gaiyo.html — 会社概要詳細

    4. https://gurafu.net/jpn/tokyu-hands — ハンズ売上/利益/業績推移

    5. https://www.ryutsuu.biz/strategy/s012143.html — 流通ニュース:32年ぶり最高益達成

    6. https://toyokeizai.net/articles/-/938970 — 東洋経済:最高益達成の裏側・カインズの狙い

    7. https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/02812/ — 日経クロストレンド:ハンズ最高益・原点回帰超ニッチ企画

    8. https://diamond-rm.net/management/101750/ — ダイヤモンド:カインズが東急ハンズを買収した理由

    9. https://biz-journal.jp/company/post_290038.html — ビジネスジャーナル:赤字東急ハンズ買収のカインズの真意

    10. https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンズ_%28小売業%29 — Wikipedia:ハンズ沿革

    11. https://baseconnect.in/companies/808034be-a773-49c5-851a-e56e84a5db6d — Baseconnect:ハンズ企業概要

    12. https://www.bcnretail.com/market/detail/20220401_272929.html — BCN+R:カインズグループ入り発表

    13. https://toyokeizai.net/articles/-/576345 — 東洋経済:カインズの腹づもり

    14. https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78183 — JBpress:カインズが業界トップを走り続ける理由

    15. https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/902115 — 沖縄タイムス:新生ハンズの地方大量出店計画

    16. https://nerimarketing.net/homecenter-salesranking/ — ネリマーケ:ホームセンター売上高ランキング2025

    17. https://www.commercepick.com/archives/62650 — コマースピック:カインズ設立37周年・成長軌跡

    18. https://www.jfa-fc.or.jp/ — 日本フランチャイズチェーン協会

    19. https://www.jfc.go.jp/ — 日本政策金融公庫

    20. https://fcch.news/fc-column/8456/ — FCチャンネル通信:FC開業資金・融資




    補足情報


    「32年ぶり最高益」の意味


    2025年2月期に達成した32年ぶりの最高益は、「カインズグループ入りの成功」を象徴する数字。カインズが持つチェーンオペレーション(標準作業時間の設定・本部集中管理)を導入することで、ハンズの接客・売場改善の「コア業務」に人員を集中させることができた。「東急グループ時代の複雑な組織文化・高コスト体質」を解体し、「専門性と効率」を両立させた成果。


    カインズとのシナジー


    ハンズの「こだわり・専門性・体験価値」と、カインズの「圧倒的なオペレーション効率・物流基盤・PB商品開発力」の組み合わせが、日本の小売業で新たなモデルを創りつつある。同一グループ内で「日常の快適(カインズ)」と「こだわりの発見(ハンズ)」を提供し、顧客の生活全域をカバーする構想。


    2030年の展望


    2030年までに直営100店・FC含め140店舗を達成予定。地方都市へのドミナント出店により「ハンズといえばこの地域」というブランド認知を形成。500坪・350坪・250坪の3フォーマットで商圏規模に合わせた柔軟な出店を実現する計画。




    *調査・生成: 2026-04-05*