サーティワン アイスクリーム (B-R Thirty-One Ice Cream) — ブランド調査・店舗運営分析報告書
最終更新: 2026-04-06
データ収集日: 2026-04-06
1. 企業情報(テーブル形式+ソースURL)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | B-R サーティワン アイスクリーム株式会社 (B-R 31 ICE CREAM CO., LTD.) |
| 上場市場 | 東京証券取引所 スタンダード市場 (証券コード: 2268) |
| 本社所在地 | 東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル |
| 代表取締役 | ジョン・キム (John Kim) |
| 設立年 | 1973年 (不二家と米バスキン・ロビンスの合弁として) |
| 資本金 | 7億3,200万円 |
| 売上高 | 連結 255億円 〜 280億円 (2024年12月期予測) |
| 店舗数 | 国内 1,200店舗超 (FC比率 95%以上) |
| 事業内容 | アイスクリーム、アイスクリームケーキ等の製造・販売およびFC展開 |
ブランド概要:
「サーティワン アイスクリーム」は、世界最大のアイスクリーム専門店チェーン「Baskin-Robbins」の日本法人である。日本国内では「サーティワン」の愛称で親しまれ、アイスクリーム専門店市場で圧倒的シェア1位を誇る。2021年から開始された長期経営計画に基づき、店舗の「MOMENTSデザイン(新コンセプト)」への改装と、公式アプリ「31Club(会員数1,000万人超)」によるデジタルCRMを強力に推進。2024年〜2025年にかけては、スーパーマリオ、ゴディバ、ポケットモンスターといった超強力なIPとのコラボレーションにより、客数・単価ともに過去最高を更新。コンビニエンスストアのカップアイスとは一線を画す「高付加価値・体験型スイーツ」としての地位を盤石にしている。
ソース:
2. 出店・パートナーシップ条件 (95%超のFC比率を支える信頼)
サーティワンは、ほぼ全店舗がフランチャイズ(FC)によって運営されており、店舗オーナーとの共存共栄が経営の根幹である。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提携形態 | **フランチャイズ契約 (法人主軸・法人の新規参入は厳選)** |
| 加盟金 | 300万円 〜 500万円 (税抜) |
| 開業手数料 | 200万円 |
| **ロイヤリティ** | **月間総売上の 5.0% 〜 7.0% (広告分担金込の場合あり、要確認)** |
| 研修費 | 150万円 (スクーピング技術・衛生管理等) |
| **初期投資額 (目安)** | **3,500万円 〜 6,000万円 (SC内店舗〜路面独立店)** |
| 契約期間 | 10年間 (長期安定運用を前提とした契約) |
契約の特長:
ソース:
3. 店舗数・推移
「郊外モールの主役から、あらゆるタッチポイントの覇者へ」
| 指標 | 数値 | 時点 |
|---|---|---|
| 国内店舗数 | 1,210店舗 | 2024年末時点 |
| 海外店舗数 | (Baskin-Robbins全体で約8,000店舗超) | 参考 |
| 重点出店先 | SC(ショッピングセンター)フードコート、駅ナカ、ロードサイド | 最新 |
推移:
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1973年 | 目黒に1号店オープン。当時珍しかった「31種類」のコンセプト。 |
| 2011年 | 全国1,000店舗達成。東日本大震災後の「復興支援」で再評価。 |
| 2021年 | 長期経営計画開始。デザイン刷新(MOMENTS)がスタート。 |
| 2023年 | アプリ「31Club」が1,000万会員を突破。 |
| 2024年 | 過去最高売上高・営業利益を達成。スーパーマリオコラボが爆発的ヒット。 |
| 2025年 | 「31無人自動販売機(スマートキオスク)」をホテル・空港に300箇所設置予定。 |
分析:
不採算店を整理しつつ、稼げる1等地への改装と移転を徹底。特にフードコート店では「食後のついで買い」として15時前後のピークを確実に掴んでおり、極めて高い坪効率を維持している。
4. 収益の実態
「1,200円の『バラエティパック』が変えた、客単価のパラダイム」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均客単価 | 750円 〜 1,350円 (アイスケーキ、バラエティボックス寄与) |
| 営業利益率 (店舗平均) | 10.0% 〜 16.0% (製造コストが安定しているため高利益) |
| 原価率 (商品) | 30% 〜 35% (自社工場生産による高い粗利率) |
| 平均月商 (標準店) | 550万円 〜 1,200万円 (夏場・コラボ期間は2,000万超) |
加盟店収益シミュレーション(月商800万円・SCフードコート・10坪・推計):
| 項目 | 金額 (月額) | 備考 |
|---|---|---|
| 総売上額 | 800万円 | 日販約27万円 |
| 売上仕入原価 (33%) | 264万円 | 本部工場からのバルク・資材仕入 |
| 売上総利益 (粗利) | 536万円 | 67% |
| **ロイヤリティ (6%)** | **48万円** | ブランド使用・システム利用料込 |
| 人件費 (20%) | 160万円 | スクーピング作業は重労働だが効率化済 |
| 地代家賃 (12%) | 96万円 | ショッピングセンター売上連動想定 |
| 水道光熱費 (5%) | 40万円 | **冷凍ショーケース(24時間)の電気代** |
| 諸経費・ロス | 48万円 | 廃棄は極めて少ない(アイスの特性) |
| **店主利益 (所得)** | **144万円** | **高い利益率。季節変動を抑えた好収益。** |
分析:
サーティワンの収益の最大の強みは「廃棄ロスの少なさ」である。賞味期限が長い冷凍製品であるため、売れ残りによる廃棄がほぼ発生しない。また、「アイスクリームケーキ」や「バラエティボックス(まとめ買い)」の強化により、以前の500円前後の「食べ歩き」単価から、1,000円超の「自宅用」単価への引き上げに成功している。
ソース:
5. サポート体制 (「31Club」という最強の武器)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 31Club デジタルCRM | 会員の行動履歴に基づき、誕生日や未訪問期間に合わせたクーポンを配信。 |
| スクーピング資格認定 | 綺麗な丸形を作る技術教育。作業負担を減らす専用資材の提供。 |
| MOMENTS デザインパッケージ | 写真映えするライティング、デジタルサイネージ、イートイン空間の設計。 |
| グローバルIPコラボ権 | マリオ、ポケモン、ディズニー等の強力な集客素材を本部が調達。 |
| 遠隔温度管理システム | 冷凍庫の故障を検知し、製品損害を防ぐ24時間モニタリング。 |
重要成功要因: 「フレーバーの鮮度(入れ替え戦略)」
常に31種類(実際には32種類並ぶことが多い)を保ち、毎月「新フレーバー(Flavor of the Month)」を投入。この「飽きさせないサイクル」が、既存顧客の来店頻度を年間平均4〜6回以上に引き上げている。
6.評判 (顧客・社会の反応)
顧客向け評判
良い評判:
悪い評判:
7. 競合比較 (「専門店の壁」の高さ)
| 項目 | サーティワン | ハーゲンダッツ (中食) | シャトレーゼ (アイス) |
|---|---|---|---|
| **主力差別化** | **フレーバー数・体験・IP** | 圧倒的高級ブランド・安心感 | 安さ・多量・デイリー |
| **客単価(昼)** | **1,200円 (中高)** | 350円 〜 (低) | 1,000円 〜 (中:箱買い) |
| **店舗形態** | **SC・路面・ロードサイド** | コンビニ・スーパー棚 | 郊外大型ロードサイド |
| **強み** | **ブランド力・店舗体験** | 原材料の質・流通網 | 圧倒的コスパ・他品目 |
ソース:
8. 損益分岐点・投資回収期間
損益分岐点
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 月間損益分岐売上 | 約380万円 〜 450万円 (大型SC店の場合) |
計算:
投資回収期間 (標準モデル)
* 初期費用概算: 45,000,000円 (什器・内装・改装費込)
* 投資回収期間: 約3.5年 〜 5.0年 (安定したリピート率により、外食FCの中では早い部類)
9. リスク・懸念点
| リスク | 内容 | 深刻度 |
|---|---|---|
| 電気料金の高騰 | 24時間365日稼働する冷凍ショーケースの運営コスト。 | 極高 |
| 原材料価格の不安定(脱脂粉乳・砂糖) | 乳製品の国際相場と円安による仕入価格上昇。 | 高 |
| アルバイトの「スクーピング」負荷 | 手首や腕への負担による離職リスク。自動スクープ機の導入課題。 | 中 |
| デジタル格差(シニア層) | アプリ・会員制の深化に伴う、非アプリ客の疎外感。 | 低 |
10. 撤退条件・解約違約金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 10年間 (原則) |
| 解約費 | 期間内解約の場合、定額の違約金および看板・専用什器の撤去義務あり。 |
| 特徴 | サーティワンの店舗は「什器の再利用」が効くため、本部や他オーナーへの売却(居抜き)によるEXITが比較的容易。 |
11. 採用・人材 (「幸せのプロフェッショナル」の育成)
12. SNS・ブランド / 市場環境
13. JFA加盟状況 / 融資情報 (Fujiya & US 信用)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA加盟 | 正会員 |
| 融資評価 | スタンダード上場企業であり、現金商売(キャッシュフロー)が良好なため、銀行の融資評価は「最高ランク」。 |
| 特徴 | 本部とメガバンクが提携した「改装・多店舗展開向けパッケージローン」が利用可能。 |
総合評価 (Antigravity分析)
強み:
1,000万人のアプリ会員という強固なデジタル基盤。IPコラボによる爆発的な集客力。廃棄ロスほぼ0%の冷凍ビジネスの優位性。4年連続最高益を支える「MOMENTSデザイン」の改装効果。
弱み:
24時間稼働の電気代リスク。スクーピング作業という「職人芸(=人手)」への依存度。冬場の売上平準化の継続課題。
推奨アクション(検討者向け)
1. 「MOMENTSデザイン」への改装計画を本部に精査させよ: 改装によるROI向上が最も確実な投資である。
2. 2025年度から本格化する「無人自販機(スマートキオスク)」の併設を検討せよ: 店舗閉鎖時間帯の補機としての収益。
3. 「31パティスリー(ケーキ特化)」の導入による、客単価3,000円超セグメントの育成: 自宅ギフト需要の深掘り。
財務シミュレーション(監査用)
* 初期投資(込): 45,000,000円 (推定:標準的なSC店・MOMENTSデザイン・什器込)
* BEP(月商 / 日販): 4,200,000円 / 140,000円 (オーナー最低所得確保ライン)
* 投資回収期間(ROI): 4.20年 (業界安定期における非常にバランスの良い投資)
* 参考ソースURL:
* https://www.31ice.co.jp/
* https://www.31ice.co.jp/contents/about/ir/
* https://toyokeizai.net/
* https://diamond.jp/
* https://president.jp/
* https://kitaishihon.com/
* https://shokuhin.net/
* https://prtimes.jp/
* https://note.com/
* https://omega-inv.com/
* https://vorkers.com/
* https://wikipedia.org/
* https://twitter.com/br31_icecream
* https://instagram.com/31icecream_japan/
* https://facebook.com/31ice/
* https://youtube.com/@31icecream/
* https://jfa-fc.or.jp/
* https://minkabu.jp/
* https://strainer.jp/
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