開業費用概算
1,500万円~2,500万円
店舗数
310店舗
増減傾向
→ 横ばい
募集状況
募集中
カテゴリ: 介護・福祉・医療 | JFA: 加盟

茶話本舗(Sawa Honpo) — FC調査データ


データ収集日: 2026-04-04




1. FC本部情報


項目内容
会社名株式会社日本介護福祉グループ
本社所在地東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア 6F
設立年2007年2月
代表取締役藤田 英明
資本金1,000万円(買収・再編を経て現在)
売上高非公開(全盛期は数百億円規模のFC網を構築)
事業内容小規模・夜間対応型デイサービス「茶話本舗」の直営・FC展開
TEL03-5625-6617

ブランドの背景:

茶話本舗は、介護業界の異端児とも称された藤田英明氏が創業した、小規模デイサービスのフロントランナーです。民家を活用したアットホームな空間で、介護保険制度の隙間を埋める「お泊り(夜間預かり)」サービスをいち早く全国展開し、介護難民を救うビジネスモデルとして急成長しました。2014年のアドアーズによる買収、その後の買い戻し(MBO)など、経営面での波乱はありましたが、現在も地域密着型の「お泊りデイ」の代名詞として根強いブランド力を持ち、制度改正に合わせながら運営を続けています。


ソース: http://www.jcgroup.co.jp/company/, https://caretasukeru.com/knowledge/obantovari/




2. FC加盟条件


項目金額ソース
加盟金3,300,000円(税込)https://fc-hikaku.net/brand/21
開業準備・研修費1,100,000円運営ノウハウ・実地研修
保証金1,000,000円
**契約時支払い合計****5,400,000円**物件費除く
**ロイヤリティ(月額)****売上の5%〜8%**地域・契約時期により変動
システム利用料(月額)20,000円介護請求・記録システム
**月額固定費合計****売上の約7%〜**ロイヤリティ(歩合)中心
物件取得費2,000,000円民家(一軒家)活用が基本
改修工事費5,000,000円バリアフリー・消防設備等
**初期投資総額****1,500万円~2,500万円**運転資金含む
契約期間5年
更新加盟金500,000円

月間固定費の全容


費目月額備考
ロイヤリティ250,000円月商350万の場合(約7%)
システム・管理費25,000円固定
**本部への支払い合計****275,000円**
家賃(推定)200,000円普通の一軒家(2拠点兼用等)
水光熱・通信費(推定)60,000円夜間稼働のため高め
消耗品・食費仕入150,000円自炊モデルのため比較的低コスト
**月間固定費合計(推定)****685,000円**介護スタッフ人件費(売上の約45%)別途

特徴:

  • 民家をそのまま活用するため、大規模な箱モノ投資が不要。
  • 「泊まり」という自費サービス(介護保険外)を組み合わせることで、1拠点あたりの収益性を最大化。
  • 調理もスタッフが行う「家庭的」な運営により、給食センター等の外注費を削減。

  • ソース: https://www.kaigo-kuchikomi.jp/fc/sawahonpo, https://dreamgate.gr.jp/case/sawahonpo/




    3. 店舗数・推移


    時期店舗数備考
    2010年150店舗都市部での民家活用が話題に
    2012年500店舗FC展開が爆発的拡大、業界トップへ
    2015年750店舗アドアーズ後の混乱と再編
    2021年350店舗制度改正に伴う小規模拠点の整理
    2024年320店舗既存拠点の質重視、安定期
    2025年310店舗最新(直営・FC含む)

    成長背景:

  • 2010年代初頭の「介護難民」急増に対し、安価で預けられる「お泊りデイ」が市場ニーズに合致。
  • 創業者の藤田氏が自ら広告塔となり、メディア露出を増やすことで「稼げる介護」としてFCオーナーを惹きつけた。
  • 改装費が安く、副業や不動産活用としての参入が相次いだ。
  • しかし、後に「泊まり」の消防規制や人員基準が厳格化されたことで、不適合な小規模校舎の淘汰・統合が進んだ。

  • ソース: https://care-news.jp/tag/日本介護福祉グループ, https://sentaku.co.jp/articles/2015/05/11956




    4. 収益の実態


    モデルケース&実績


    事例月商利益/年収備考
    10名定員(泊まり3名)3,500,000円600,000円営業利益率17%
    15名定員(泊まり5名)5,500,000円1,200,000円収益の最大化モデル
    **平均年収**-**800万円~1,500万円**1拠点オーナー(兼管理者)

    利益構造


  • 原価率: 8.0%(食費材料等)
  • 人件費率: 45.0%〜55.0%(夜間宿直スタッフ含むため高め)
  • 賃料比率: 5.0%〜8.0%(民家のため低く抑えられる)
  • 営業利益率: **15.0%〜25.0%**(泊まりの稼働率に大きく依存)

  • 投資回収期間


    区分期間備考
    最短1.5年物件・什器の居抜き活用
    平均的3.0年標準的な開業(36ヶ月)
    現実的4.5年ケアマネ営業に苦戦した場合

    損益分岐点(推定)


    月商営業利益状況
    200万円以下赤字24時間の人件費を賄えない
    280万円損益分岐点日中の稼働率8割+泊まり平均1名
    400万円安定黒字収益50万以上確保

    ソース: http://fc-hikaku.net/brand/21/profit, https://caremanagement.jp/




    5. サポート体制


    項目内容
    開業前研修塾形式の座学+直営店での実地研修(2週間以上)
    物件選定介護法規・消防法をクリアする「民家」の選定代行・調査
    指定申請代行非常に煩雑な保健所・市役所への設置申請サポート
    営業指導近隣ケアマネジャーへの「御用聞き」営業ノウハウの伝授
    実地指導対策行政の監査に耐えうる記録・帳票の作成・管理支援
    創業融資支援介護特化の事業計画書作成、公庫窓口の紹介

    ソース: http://www.jcgroup.co.jp/fc/




    6. 評判


    ポジティブ傾向

  • **「家族の介護負担が激減」:** 泊まりのおかげで、家族が共倒れせずに済んだという深い感謝の声。
  • **「アットホームな安心感」:** 大規模施設のような冷たさがなく、自分の家のように過ごせると利用者から好評。
  • **「オーナーの自由度」:** 民家活用のため、内装やイベントなどで独自の工夫がしやすい。

  • ネガティブ傾向

  • **「スタッフの過酷な労働」:** 24時間対応ゆえ、スタッフの疲弊や離職率の高さが課題視されること。
  • **「過去の訴訟トラブル」:** アドアーズとの売却をめぐる法的な揉め事が、ブランドの不透明感として残っている点。
  • **「消防設備のコスト」:** 泊まりサービス開始に伴うスプリンクラー設置などの追加投資が重いというオーナーの声。

  • ソース: https://franchise-kuchikomi.com/sawahonpo, キャレ助SNS・ブログ分析




    7. 競合比較


    項目茶話本舗だんらんの家樹楽(きらく)
    加盟金300万円200万円250万円
    特徴お泊りデイの先駆者高品質な民家リノベ低投資・高収益モデル
    ロイヤリティ5〜8%売上の7%売上の一定率
    拠点数~300店舗~150店舗~200店舗
    教育現場主義・パッション運営システム重視効率化・ツール重視

    ソース: 介護フランチャイズ比較データ 2024




    8. リスク・懸念点


    リスク度合説明対策
    法規制強化自治体独自の「お泊りデイ」規制の厳格化開業前の行政協議の徹底
    人手不足24時間体制を維持するための夜勤スタッフ確保地域最高水準の時給設定と働きやすさの両立
    介護報酬改定小規模デイへの単価引き下げリスク自費サービス(泊まり、延長)の強化

    撤退条件(詳細)


    項目内容ソース
    契約期間5年
    中途解約の違約金解約月までの固定費清算+ブランド名使用停止
    競業避止義務契約終了後2年間、同一エリアでの介護事業禁止

    失敗パターン


    パターン説明頻度
    ケアマネ営業の疎か「泊まり」があるからと安心し、日中の利用者を増やす営業を止める
    近隣トラブル民家活用ゆえ、送迎車の駐車や夜間の声で近隣からクレームが入り閉鎖

    本部トラブル・訴訟

    2014年にJASDAQ上場企業「アドアーズ」に買収された際、後の訴訟問題(買収前の財務情報開示を巡る争い)が報動された。その後、創業者の藤田氏が買い戻した背景があり、現在は独立資本。加盟時は契約書の「責任の所在」を明確にする必要がある。


    ソース: 東京商工リサーチ、日本経済新聞(2015年5月の日本介護福祉グループ株式譲渡記事)




    9. 採用・人材


    項目内容
    必要資格管理者(有資格者)、生活相談員、介護職(初任者以上)
    経営経験不要(ただし、現場の士気を高めるリーダーシップ必須)
    スタッフ規模1拠点5〜10名(シフト制)
    オーナー層40代〜60代、脱サラ、建設業・不動産業の多角化

    ソース: http://www.jcgroup.co.jp/recruit/




    10. SNS・ブランド力


    項目内容
    代表知名度藤田英明氏は「介護界の風雲児」として高い認知度
    認知度高(「茶話本舗」でお泊りと認識するケアマネは多い)
    来店客数(見学)月間3名〜8名(ケアマネ経由がメイン)
    リピート率極めて高(一度固定客になれば数年利用)
    SNS活用Facebookでの「今日のご飯」紹介、藤田氏のX発信

    ソース: https://twitter.com/fujitahideaki




    11. 市場環境


    項目内容
    市場規模約10兆円(介護保険市場全体)
    需要動向爆発的増加(2025年問題、多死社会の到来)
    競争環境激化(大手による小規模デイ併設、サ高住との争い)
    業界トレンド「混合介護」「ICT活用」「自立支援重視」
    ターゲット重度化が進み、在宅維持が限界にきている高齢者とその家族

    ソース: 矢野経済研究所「2024 介護ビジネス市場の調査結果」




    12. JFA加盟状況


    項目内容
    JFA加盟正会員

    ソース: 日本フランチャイズチェーン協会 正会員リスト確認(2024)




    13. 融資情報


    項目内容
    必要自己資金500万円〜800万円
    初期投資総額約2,000万円
    日本政策金融公庫創業融資の実績多。特に「社会貢献性」が高いため採択されやすい。
    融資額の目安1,000万円〜1,500万円
    本部の融資支援事業計画書のひな形、過去の収支実績データの提供。

    ソース: https://www.jfc.go.jp/




    14. 業界用語解説・お役立ちメモ

  • **お泊りデイ:** 通所介護の設備を利用し、夜間も自主事業として宿泊させる形式。
  • **民家型:** 普通の一軒家をリフォームして営業すること。高齢者の心理的抵抗が少ない。
  • **生活相談員:** 利用者やその家族、ケアマネとの連絡調整を行う要職。



  • 15. FAQ:よくある質問


    Q1:普通の家を借りて開業できますか?

    A: はい。ただし、耐震基準や自治体の定める面積要件、消防設備の設置義務などをクリアする必要があります。本部の物件調査が不可欠です。


    Q2:介護報酬が下がっても大丈夫ですか?

    A: 介護保険外の収益(お泊り代、食費、延長代)をしっかり確保することで、保険収入の変動に強い経営体質を作ります。


    Q3:不祥事や虐待を未然に防ぐにはどうすればいいですか?

    A: 本部による定期的な監査と、スタッフへの人間教育、そして何よりオーナーが現場に顔を出し、風通しの良い環境を作ることが重要です。




    16. 信頼の参考情報・ソースURL一覧


    1. http://www.jcgroup.co.jp/ (株式会社日本介護福祉グループ)

    2. http://fc-hikaku.net/brand/21 (FC比較ネット:茶話本舗)

    3. https://dreamgate.gr.jp/case/sawahonpo/ (ドリームゲート:創業秘話)

    4. https://care-news.jp/ (日本介護新聞:業界ニュース)

    5. https://wikipedia.org/wiki/日本介護福祉グループ (ウィキペディア:沿革・騒動)

    6. https://www.kaigo-kuchikomi.jp/ (介護業界の口コミ・評判)

    7. http://caremanagement.jp/ (ケアマネジャー向け情報サイト)

    8. https://www.yano.co.jp/ (矢野経済研究所)

    9. https://www.jfc.go.jp/ (日本政策金融公庫)

    10. https://www.mhlw.go.jp/ (厚労省:通所介護・お泊りデイガイドライン)

    11. https://www.jfa-fc.or.jp/ (日本フランチャイズチェーン協会)

    12. https://www.tsukui.net/ (業界大手 比較参照)

    13. https://kaigo.homes.co.jp/ (HOME'S介護:施設検索・評判)

    14. https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ07H4W_X00C15A5TJC000/ (日経:MBOニュース)

    15. https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/casestudy/jcgroup/ (富士通:導入事例)

    16. https://atpress.ne.jp/news/company/13811/ (プレスリリース実績)

    17. https://beauty.hotpepper.jp/ (周辺需要分析)

    18. https://kurofunefc.com/ (FC業界全体の収支構造レポート)




    17. 編集後記:茶話本舗の再生と覚悟

    茶話本舗は、一度は大手資本の波に飲まれ、紛争という苦い経験をしました。しかし、そこから創業者が全責任を負って買い戻したという経緯は、このビジネスに懸ける「執念」の現れでもあります。介護ビジネスは制度に翻弄されるリスクがありますが、茶話本舗が持つ「民家活用」と「夜間預かり」という本質的な課題解決力は、どの時代でも必要とされます。過去の教訓を活かし、地に足の着いた運営を目指すオーナーにとって、このブランドの歴史とノウハウは、他にはない重みとなるはずです。


    以上。