RIZAP(chocoZAP含む) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-05
1. FC本部・企業情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | RIZAPグループ株式会社 |
| 証券コード | 2928(東証スタンダード上場) |
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36F |
| 設立年 | 2003年4月(健康コーポレーション設立。2016年にRIZAPグループへ商号変更) |
| 代表取締役 | 瀬戸 健 |
| 資本金 | 約194億円(2024年3月期) |
| 売上高 | RIZAPグループ連結 約1,500億円(2024年3月期) |
| 事業内容 | パーソナルジム「RIZAP」、コンビニジム「chocoZAP」、関連ヘルスケア事業 |
| chocoZAP店舗数 | 国内約1,800店舗超(2026年2月時点・直営+FC) |
| chocoZAP会員数 | 約130万人(2026年推定) |
| FC担当窓口 | chocoZAP公式サイト内FCページ(https://chocozap.jp/lp/franchise) |
ブランド概要:
RIZAPグループは「RIZAP」ブランドの完全個室パーソナルトレーニングジムと、「chocoZAP」ブランドの月額2,980円(税抜)の低価格コンビニジムを両輪として展開するフィットネス企業。chocoZAPは2022年7月のサービス開始からわずか3年弱で1,800店舗超・130万人の会員を獲得し、国内コンビニジム市場No.1に成長した。2025年5月からFC展開を正式開始し、2025年12月に長野県安曇野市でFC1号店をオープン。2026年2月からは静岡県内10店舗を既存直営店から譲渡する形でFC展開を本格化させている。
2025〜2026年の業績動向:
ソース:
2. 加盟条件・初期費用
※chocoZAPのFC展開は2025年5月に正式開始。それ以前は全店直営で運営。
初期費用内訳テーブル(新規出店・推定)
| 費用項目 | 金額 | ソース |
|---|---|---|
| 加盟金 | 200万円 | https://bc01.net/ |
| 開業準備費(新規) | 200万円 | 同上 |
| 譲渡店引継準備金(既存店) | 200万円 | 同上 |
| 工事・設備費(新規) | 1,800万〜3,500万円 | https://sportsgym-fc.com/ |
| 工事・設備費(既存店譲渡) | 約500万〜1,000万円 | 引継形態による |
| **初期投資総額(新規出店)** | **約6,000万〜9,000万円** | 物件取得含む場合 |
| **初期投資総額(既存店譲渡)** | **約2,700万円〜** | 本部公表モデルケース |
注: 初期費用の詳細は説明会・個別面談で開示。加盟金・ロイヤリティ・研修費などの公式開示は限定的で、説明会参加時に提示される。
月間固定費内訳テーブル(推定・月商230万円想定)
| 費目 | 月額(概算) | 備考 |
|---|---|---|
| ロイヤリティ | 売上の6〜8%(推定)または売上の15%(初期情報) | 説明会で詳細開示 |
| 広告宣伝分担金 | 月5〜10万円 | 全国TVCM・アプリ広告への分担 |
| システム利用料 | 数万円 | 入退館管理・アプリインフラ |
| **本部関連月額合計** | **約40〜50万円** | 月商230万円を想定した推定 |
| 家賃 | 40〜80万円 | 小規模物件(15〜30坪)駅前テナント |
| 水光熱費 | 10〜20万円 | 従来型ジムより省エネ |
| 人件費 | 10〜30万円 | 無人運営基本・清掃巡回スタッフ分 |
| **月間固定費合計** | **約100〜180万円** | 規模・立地による |
特徴:
ソース:
3. 店舗数・出店動向
| 時期 | 店舗数 | 会員数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2022年7月 | 約50店舗 | - | chocoZAP サービス開始 |
| 2023年3月 | 約500店舗 | 約50万人 | 半年で急激に拡大(直営のみ) |
| 2023年11月 | 約1,200店舗 | 約100万人 | 月次黒字化を一時達成 |
| 2024年3月 | 約1,500店舗 | 約120万人 | 引き続き積極出店 |
| 2025年5月 | 約1,700店舗 | - | FC展開開始を正式発表 |
| 2025年12月 | 約1,800店舗 | - | FC1号店オープン(長野県安曇野市) |
| 2026年2月 | 約1,800店舗超 | 約130万人 | 静岡県内10店舗FC転換 |
成長背景:
FC化の背景(2025年〜):
ソース:
4. 収益モデル・オーナー収益の実態
モデルケース(本部提示・推定)
| 事例 | 月商 | 償却前営業利益/年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 既存店引継(会員988人) | 約227万円/月 | 約1,152万円/年 | 本部公表モデルケース |
| 新規出店・好立地 | 約250〜300万円/月 | 800〜1,500万円/年 | 会員1,000人以上ケース |
| 既存店引継・低稼働 | 約100万円/月 | 赤字〜損益分岐点 | 立地・認知不足の場合 |
収益構造:
損益分岐点(推定):
| 月商(会員数換算) | 状況 |
|---|---|
| 91万円(会員280人) | 損益分岐点目安(一部情報) |
| 100万円(会員350人) | 損益分岐点付近(家賃・ロイヤリティカバー) |
| 200万円(会員700人) | 安定黒字(年間500〜800万円の利益) |
| 300万円以上(会員1,000人) | 高収益(年間1,000万円超の利益も可能) |
※月会費2,980円(税込約3,278円)で計算。固定費を月約100万円と仮定。
投資回収期間:
| 区分 | 期間 | 条件 |
|---|---|---|
| 本部公表(既存店引継) | 約3年9ヶ月 | 会員988人モデルケース |
| 一部情報(楽観的) | 約14ヶ月 | 損益分岐点会員数到達後のシミュレーション |
| 現実的(新規出店) | 4〜6年 | 会員獲得の初速が読めない |
| 悲観ケース | 7年超 | 立地ミス・競合過多の場合 |
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5. 本部サポート体制
| サポート種別 | 内容 |
|---|---|
| 開業前研修 | 本部による運営マニュアル・システム研修。既存店引継の場合は実地引継 |
| アプリ活用 | chocoZAPアプリで会員管理・入退館・売上管理が統一的に運用。FCも同一アプリ使用 |
| 物件選定支援 | 本部がエリア分析・商圏調査データを提供。物件紹介も実施 |
| 設備導入 | マシンの調達・設置・メンテナンスの本部一括サポート |
| 清掃・管理 | 「フレンドリー会員」制度(清掃・メンテを会員に委託する独自モデル) |
| マーケティング | 全国レベルのTVCM・アプリ広告・SNSキャンペーンを本部が主導 |
| SV訪問 | 定期的なスーパーバイザー訪問による運営指導(詳細は説明会で確認) |
無人運営の仕組み:
chocoZAPは基本的に無人運営が前提。スタッフなしで24時間365日営業できるのが最大の強み。ただし、清掃・設備巡回・緊急対応は定期的に実施が必要。「フレンドリー会員」制度を活用して会員が清掃を担う独自モデルも存在する。
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6. オーナー・加盟者の評判
ポジティブ傾向
| 内容 | 出典 |
|---|---|
| 「月2,980円という圧倒的な低価格で会員取得ハードルが最低」 | FC分析メディア |
| 「アプリの完成度が高く、入退館から利用履歴まで全てアプリ完結」 | 利用者・FC関心者評価 |
| 「セルフエステ・脱毛・ゴルフなど多機能で幅広い層を集客できる」 | FC分析サイト |
| 「初期投資が従来型ジム(5,000万〜1億円)と比べてコンパクト」 | FC比較サイト |
| 「chocoZAPブランドの認知度が圧倒的で、新規開業しても集客しやすい」 | 加盟検討者の声 |
ネガティブ傾向
| 内容 | 出典 |
|---|---|
| 「無人運営のため清掃不備・マシン故障がSNSで拡散されるリスクあり」 | SNS口コミ・FC分析 |
| 「低価格ゆえに退会ハードルも低い。幽霊会員と退会率の見極めが重要」 | ビジネスインサイダー |
| 「本部(RIZAPグループ)はchocoZAP投資で大規模赤字の歴史あり」 | 東洋経済・ダイヤモンド |
| 「直営が好立地を既に押さえており、FC向けは二番手の物件になりやすい」 | FC専門家分析 |
| 「月会費単価が2,980円と低く、1店舗あたりの売上に天井がある」 | FC投資家の声 |
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7. 競合他社との比較
| 比較項目 | chocoZAP | エニタイムフィットネス | JOYFIT24 | カーブス |
|---|---|---|---|---|
| 月会費 | 2,980円〜 | 7,000〜9,000円 | 6,500〜8,000円 | 7,000円〜 |
| ターゲット | 運動初心者・ライト層・女性 | 本格トレーニング志向 | 中間層 | シニア女性 |
| 初期投資 | 約2,700万〜9,000万円 | 5,000万〜1億円 | 3,000万〜6,000万円 | 1,000万〜2,000万円 |
| FC開始年 | 2025年12月 | 2010年〜 | 2010年〜 | 2000年代〜 |
| 店舗数 | 約1,800超 | 約1,242(国内) | 約300 | 約2,000 |
| 差別化 | 低価格・多機能・圧倒的スピード | マシン品質・相互利用 | スタジオ併設 | 女性専用30分 |
| 運営形態 | 無人(24h) | 無人(24h) | 無人(24h) | スタッフ常駐 |
chocoZAPの競合上の強み:
1. 月額2,980円という圧倒的な低価格(競合比1/2〜1/3)
2. 全国1,800店舗超の規模によるブランド認知
3. セルフエステ・脱毛・ゴルフ等「運動以外」の多機能訴求
4. アプリ完結の優れたUX
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8. リスク・撤退条件
リスク一覧
| リスク | 深刻度 | 説明 | 対策 |
|---|---|---|---|
| RIZAPグループの財務リスク | 中〜高 | 先行投資による大規模赤字歴あり。本部の経営悪化がFC運営に波及しうる | IR情報のモニタリング継続 |
| 低単価ゆえの売上上限 | 高 | 月会費2,980円のため会員1,000人集めても月商300万円 | 複数店舗展開が前提 |
| 無人運営トラブル | 中 | 清掃不備・マシン故障・会員間トラブルへの対応遅延 | 巡回清掃徹底・防犯カメラ活用 |
| ブランド毀損リスク | 中 | SNSでの「汚い」「壊れている」投稿がブランド全体に影響 | 清掃強化・フレンドリー会員活用 |
| 立地競合リスク | 中 | 直営が好立地を先取り。FC向けは二番手の物件になりやすい | 既存直営店の譲渡案件を積極的に打診 |
| 退会率の高さ | 中 | 低価格ゆえに入会・退会ともに容易。顧客定着率の管理が重要 | アプリ通知・コンテンツ強化 |
| FC実績の浅さ | 中 | FC展開開始が2025年12月と新しく、長期実績データがない | 本部の直営実績・財務情報を慎重に精査 |
撤退条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 要確認(FC説明会で提示) |
| 中途解約の違約金 | 説明会で詳細確認必須。一般的にはロイヤリティ残月分相当 |
| 競業避止義務 | フィットネス業態として、契約終了後1〜3年のエリア内同業禁止が想定される |
失敗パターン
| パターン | 説明 |
|---|---|
| 直営の好立地に勝てない | 本部直営が周辺の最も良い立地を既に押さえており、FC店は二番手の物件で集客苦戦 |
| 清掃・衛生管理の失敗 | 無人運営にかまけて清掃を怠り、口コミが悪化→退会率の増加 |
| 会員単価の誤算 | 月2,980円の低単価を甘く見積もり、「1,000人集めれば安泰」と思い込み、実際は退会・幽霊会員で純増が進まない |
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9. 採用・人材要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要資格 | 特になし |
| 推奨経験 | 不動産・施設管理・飲食・サービス業経験者が多い |
| スタッフ規模 | 最小限(清掃・巡回スタッフ1〜2名。基本は無人運営) |
| 理想のオーナー像 | 不動産オーナー(遊休テナント活用)・法人の新規事業・投資家 |
| 不向きなパターン | 人的サービスへのこだわりが強い人。ジムの会員と毎日交流したい人 |
| オーナーの関与度 | 低(無人運営のため、毎日出勤する必要はない) |
採用チャネル:
ソース:
10. SNS・ブランド力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テレビCM | 大規模CM継続中。大谷翔平(RIZAP)等の有名人起用で認知度爆発 |
| 認知度 | 「コンビニジム」「月2,980円」のフレーズで幅広い世代に浸透 |
| アプリDL数 | 数百万DL。入退館・決済・コンテンツ閲覧がアプリで完結 |
| SNS活用 | X(Twitter)・Instagramでの口コミ(良悪両方)が大量に投稿される存在感 |
| ブランド戦略 | 「RIZAP」のプレミアムイメージと「chocoZAP」のカジュアルイメージを明確分離 |
| ブランド価値 | 国内コンビニジム No.1 ブランドとして確立 |
ブランド力の評価:
chocoZAPは開業からわずか3年で「コンビニジム = chocoZAP」という認知を獲得。FCに加盟した場合、この圧倒的なブランド力を活用できる点が最大の強みの一つ。一方で、無人運営起因の衛生問題がSNSで拡散されやすく、ブランド毀損リスクも抱えている。
ソース:
11. 市場環境・業界動向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フィットネス市場規模 | 国内フィットネス産業全体で約5,800億円(2025年推定) |
| 24時間ジム市場 | フィットネス市場の中で急成長中のセグメント |
| 需要動向 | 健康経営推進・予防医療意識向上で「運動を始めたい」層が大幅に拡大 |
| 競争環境 | chocoZAP vs エニタイムの2強構造。低価格帯(chocoZAP)とプレミアム帯(エニタイム)で棲み分け |
| トレンド | マイクロジム(超小規模・特化型)、AI連携、オンラインフィットネスとの融合 |
| ターゲット層 | 運動初心者・女性・シニア。これまでジムに通ったことのない層を狙う |
| 規制環境 | 特別な許認可不要。ただし消防・建築基準法の遵守が必要 |
市場での位置づけ:
chocoZAPは「これまでジムに通わなかった層」を市場に引き込んだ点で業界に革命をもたらした。既存のジムユーザーを取り合う競争ではなく、新市場を創造したモデルが評価されている。
ソース:
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA(日本フランチャイズチェーン協会)加盟 | 不明(FC展開は2025年開始と新しいため、JFA正会員への加入は未確認) |
| 上場企業としての情報開示 | 東証スタンダード上場企業として一定の情報開示義務あり |
| 法定開示書面 | FC契約前に法定開示書面(情報提供書)の提供は法律上必要 |
注意点:
FC展開が2025年12月からと非常に新しいため、運営実績が少ない点に注意が必要。RIZAP本部の財務状況(先行投資による赤字歴)はIR情報で確認できる。加盟前に十分な情報収集と事業計画の精査が必要。
ソース:
13. 融資・資金調達情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要自己資金 | 500万〜1,000万円(初期投資の約20〜30%が目安) |
| 初期投資総額 | 2,700万〜9,000万円(引継・新規出店の別による) |
| 日本政策金融公庫 | 利用可能。フィットネスは成長産業として公庫も前向き |
| 融資のポイント | 東証スタンダード上場企業のFCという点が審査上プラス。chocoZAPの全国的認知度を事業計画に織り込む |
| 融資額の目安 | 初期投資の60〜70%を公庫+民間金融機関で調達するのが標準スキーム |
| 注意点 | FC実績が浅く(2025年12月開始)、成功事例の収益シミュレーションが直営ベースのため実態と乖離する可能性 |
融資戦略の考え方:
RIZAPグループはIR情報が公開されている上場企業であるため、金融機関はリスク分析がしやすい。しかし、chocoZAP事業が大規模先行投資で赤字を計上した歴史があるため、本部の財務安定性についての説明資料の準備が必要。
ソース:
参考ソース(15件以上)
1. https://www.rizapgroup.com/ (RIZAPグループ公式)
2. https://chocozap.jp/ (chocoZAP公式)
3. https://chocozap.jp/lp/franchise (chocoZAP フランチャイズ案内)
4. https://digitalpr.jp/r/122486 (FC1号店オープン発表プレスリリース)
5. https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC159N10V10C25A5000000/ (日経新聞:FC展開開始)
6. https://www.bc01.net/topinterview/chocozap_202512_1/ (ビジネスチャンス:インタビュー前編)
7. https://www.bc01.net/topinterview/chocozap_202512_2/ (ビジネスチャンス:インタビュー後編)
8. https://www.businessinsider.jp/article/chocozap-s-slowdown/ (ビジネスインサイダー:FC転換の背景)
9. https://sportsgym-fc.com/chocozap-franchise/ (スポーツジムFC:収益解説)
10. https://cani.jp/management/chocozap-franchise/ (フランチャイズ出店詳細)
11. https://web-repo.jp/articles/1476 (フランチャイズWEBリポート:ビジネスモデル解説)
12. https://web-repo.jp/articles/1645 (フランチャイズWEBリポート:FC開始理由)
13. https://next-business.co.jp/brand/31403/ (競合FCとの比較)
14. https://fc-sidejob.com/cyocozap/ (初期費用詳細解説)
15. https://toyokeizai.net/ (東洋経済:RIZAPグループ分析)
16. https://agora-web.jp/archives/250607212726.html (アゴラ:FC化の行方)
17. https://cream-fest.com/chocozap-franchise-brand-risk/ (ブランドリスク分析)
18. https://www.news-postseven.com/archives/20250520_2042288.html (ポストセブン:拡大戦略分析)
19. https://www.jfc.go.jp/ (日本政策金融公庫)
20. https://www.jfa-fc.or.jp/ (日本フランチャイズチェーン協会)