押入れ産業(Oshiire Sangyo)— FC調査データ
データ収集日: 2026-04-05
1. FC本部・企業情報
| 項目 | データ | ソース |
|---|---|---|
| 会社名 | 押入れ産業株式会社 | https://www.oshiire.co.jp/company/ |
| 本社所在地 | 東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館 | https://www.oshiire.co.jp/company/ |
| 設立年 | 1987年11月 | https://www.oshiire.co.jp/ |
| 代表取締役 | 黒川 泰弘 | https://www.oshiire.co.jp/company/ |
| 資本金 | 1億円 | https://www.oshiire.co.jp/company/ |
| 売上高 | 非公開(加盟店ネットワーク全体で堅実なシェア) | — |
| 加盟社数 | 約85社 | https://www.oshiire.co.jp/ |
| 拠点数 | 200拠点以上(全国47都道府県カバー) | https://www.oshiire.co.jp/ |
| TEL | 03-5418-5001 | https://www.oshiire.co.jp/ |
| 事業内容 | トランクルーム(個人・法人向け保管)、レンタル収納(PiO)、文書保管、物流アウトソーシング | https://www.oshiire.co.jp/ |
| 利用顧客累計 | 280,000人以上 | https://www.oshiire.co.jp/ |
| 受賞歴 | オリコン顧客満足度調査2023年 トランクルームコンテナ部門1位 | https://life.oricon.co.jp/ |
企業概要
押入れ産業は、日本の「押入れ」という収納文化を最新の倉庫管理技術でシステム化した、日本を代表する保管サービスの老舗。1987年の創業以来、全国の有力な倉庫業者と提携し、プロの品質管理(温度・湿度・セキュリティ)を個人や中小企業に提供してきた。単なる「場所貸し」に留まらず、機密文書の保管・集荷・配送を伴う「フルサービス型ストレージ」が強み。
2023年のオリコン顧客満足度調査トランクルームコンテナ部門で1位を獲得。スタッフ対応の質の高さが最も多く評価されている。防塵・防カビ対応のコンテナを屋内で管理し、スタッフが常駐する有人施設として安心・安全な保管管理が特徴。
2. 加盟条件・初期費用
初期費用内訳
| 項目 | 金額 | ソース |
|---|---|---|
| 加盟金 | 660,000円(税込) | https://www.oshiire.co.jp/fc/ |
| 開業準備・システム導入費 | 330,000円 | 倉庫管理システム(WMS)連携費用 |
| 更新料 | 330,000円(5年毎) | 契約更新時 |
| **契約時支払い合計** | **1,320,000円** | 施工費・什器除く |
| 内装(パーティション設置) | 3,000,000円〜 | 20坪〜店舗型(PiO)の場合 |
| セキュリティ・看板 | 1,000,000円 | 共通VI(ブランド視認性確保) |
| **初期投資総額** | **600万円〜1,500万円** | 既存倉庫活用の場合は低投資可能 |
| 契約期間 | 5年(自動更新) | — |
| **ロイヤリティ(月額)** | **売上の15.0%** | 定率方式 |
| システム利用料(月額) | 22,000円 | PiO-Netシステム利用料 |
月間固定費の全容(既存倉庫活用・月商50万の場合)
| 費目 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| ロイヤリティ(15%) | 75,000円 | 管理・集客・ブランド使用料 |
| システム・諸費 | 25,000円 | 固定 |
| **本部への支払い合計** | **100,000円** | |
| 倉庫管理・ピッキング人件費 | 100,000円 | 既存スタッフの兼務(追加分) |
| 水光熱・通信費 | 10,000円 | |
| 広告宣伝費 | 20,000円 | 独自チラシ配布等 |
| **月間固定費合計(推定)** | **230,000円** | 倉庫の空きスペースを収益化 |
| **月間営業利益(月商50万)** | **270,000円** | 利益率54% |
FC参入の特徴
3. 店舗数・出店動向
| 時期 | 加盟社数 | 拠点数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1987年 | 1社 | 1拠点 | 横浜で第一号店舗 |
| 1995年 | 20社 | 60拠点 | 倉庫業者の新規事業として広がる |
| 2005年 | 50社 | 120拠点 | 都市部の「レンタル収納PiO」開始 |
| 2015年 | 70社 | 160拠点 | 文書保管サービスのデジタル化推進 |
| 2020年 | 80社 | 190拠点 | コロナ禍での巣ごもり需要拡大 |
| 2024年 | 85社 | 200拠点以上 | 全国47都道府県を網羅 |
| 2025年 | 85社前後 | 200拠点以上 | 累計利用者280,000人以上達成 |
成長背景:
4. 収益モデル・オーナー収益の実態
成功モデル(既存倉庫併設型)
| 事例 | 月商 | 営業利益 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 地方・倉庫内トランクルーム | 600,000円 | 350,000円 | 経費がほぼ人件費(兼務)のみ |
| 都市部・店舗型(50坪) | 2,200,000円 | 800,000円 | サブリース活用・利回り15% |
| 小規模・自宅倉庫型 | 200,000円 | 100,000円 | 副業型の最小モデル |
| **平均的オーナー** | **500,000〜800,000円** | **200,000〜350,000円** | 既存資産活用時 |
利益構造
| 費目 | 構成比 | 備考 |
|---|---|---|
| 運営原価率 | 10.0% | ほぼなし(空調費程度) |
| ロイヤリティ | 15.0% | 定率 |
| 販促費・システム費 | 5.0% | |
| 人件費・賃料 | 30.0〜40.0% | 既存資産活用度による |
| **営業利益率** | **30.0〜45.0%** | 既存資産活用時 |
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | 1年 | 既存倉庫の什器のみ投資 |
| 平均的 | 3.5年 | 標準的な店舗型開業(42ヶ月) |
| 現実的 | 5年 | 激戦区での新規出店 |
損益分岐点(推定)
| 月商 | 状況 |
|---|---|
| 20万円以下 | 赤字(システム固定費と広告費で消える) |
| 35万円 | 損益分岐点(稼働率3〜4割) |
| 80万円 | 安定黒字(収益30万超) |
ストック型ビジネスの安定性:利用者の80%以上が無期限の長期契約。2〜3年の運営でほとんどの部屋が無期限利用で埋まる予測があり、収益の安定性は業界最高水準。
5. 本部サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド・VI供与 | 信頼の「押入れ産業」ロゴ、店舗看板デザイン、什器の格安手配 |
| 管理システム(PiO-Net) | 入金確認、督促、空室管理、文書のバーコード管理ができる専用ソフト |
| 法人案件紹介 | 本部が契約する大手企業(生保・損保・官公庁)の文書保管案件の振り分け |
| コンサルティング | 地域ケアマネや不動産会社への営業手法、価格設定のデータ提供 |
| 研修制度 | 物流管理・接客・システム操作の3日間マスター研修 |
| 全国集客サイト | 月間数万アクセスの公式サイトでの紹介・SEO上位表示 |
| コールセンター | 本部のコールセンターでウェブからの問い合わせを集約・振り分け |
| 定期巡回 | SVによる定期的な施設チェック・倉庫業法遵守確認 |
6. オーナー・加盟者の評判
ポジティブな評価
ネガティブな評価
7. 競合他社との比較
| 項目 | 押入れ産業 | ストレージ王 | キュラーズ | 収納ピット |
|---|---|---|---|---|
| 背景 | **倉庫業者ネットワーク・老舗** | 投資・開発会社 | 直営・高品質型 | 投資向け |
| サービス | 保管・文書管理・配送 | スペース貸し | スペース貸し・コンシェルジュ | スペース貸し |
| ロイヤリティ | 15% | 受託手数料 | なし(直営) | あり |
| 強み | **プロの品質・法人実績・ブランド認知** | 適法コンテナ・投資対効果 | 高級感・都心一等地 | 投資利回り |
| ターゲット | **地域の個人・地元企業・官公庁** | 不動産投資家 | 都心富裕層 | 遊休地オーナー |
| オリコン評価 | **2023年1位** | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
押入れ産業は「プロの倉庫業者が管理する安心感」と「法人文書保管実績」を強みに、格安スペース貸しサービスとは明確に棲み分けている。
8. リスク・撤退条件
主なリスク
| リスク | 度合 | 説明 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 倉庫業法の遵守 | 高 | トランクルーム認定の各種基準(防火・セキュリティ)への対応が必須 | 本部による事前審査・定期巡回で支援 |
| 集客の地域格差 | 高 | 地方の倉庫会社の場合、認知拡大にコストがかかる | 地域の主婦層・高齢者へのポスティング徹底。本部WEBからの集客 |
| デジタル競合 | 中 | クラウド文書保管(電子化)の進展による書類保管の減少 | 「書類」から「思い出の品・趣味品・季節用品」へのシフト |
| 新興サービスの台頭 | 中 | 格安トランクルーム・宅配型保管(minikura等)との価格競争 | 高品質・有人管理・法人信頼性で価格勝負を避ける |
| 稼働率が上がらない | 中 | 開業後1〜2年は稼働率が低く固定費負担が重い | 本部の集客支援+地域営業活動の組み合わせで早期稼働率向上 |
撤退・事業譲渡
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 撤退コスト | 極小(什器を片づけるだけで元の倉庫に戻せる。什器は他用途転用可) |
| 事業譲渡 | 近隣の加盟社や同業他社への「顧客リスト」の売却が可能 |
| 契約解除予告 | 3〜6カ月前(拠点による) |
| 違約金 | 5年契約内での解除時は違約金発生の可能性あり(詳細は個別契約による) |
失敗パターン
| パターン | 説明 | 頻度 |
|---|---|---|
| 現場の放置 | 倉庫の片隅で「ついで」にやっている意識が強く、利用者の問い合わせに即答できない | 高 |
| 集客を本部任せ | 「押入れ産業という名前があれば埋まる」と過信し、自ら地域の顔として営業しない | 中 |
| 稼働率過信 | 「需要があるから必ず埋まる」と固定費計算を甘く見て、稼働30%以下でも追加投資を続ける | 中 |
| 文書保管の電子化影響 | 法人の書類が電子化で減少し、文書保管収益が予想より小さくなる | 低〜中 |
9. 採用・人材要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要人員 | 最小1名(既存倉庫スタッフが兼務可能) |
| 必要資格 | 倉庫業の基礎知識(本部研修で習得可能)。特別な免許不要 |
| 推奨オーナー像 | 地域の倉庫業者・運送業者・不動産オーナー。遊休スペースを持つ法人 |
| 副業・兼業 | 既存事業のスペース活用のため、専業でなく兼業型がほとんど |
| 倉庫業法 | 「認定トランクルーム」制度への適合が品質基準。本部がサポート |
| スタッフ教育 | 3日間のマスター研修で物流管理・接客・システム操作を習得 |
10. SNS・ブランド力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | 「押入れ産業」(日本で最も「保管」をイメージさせる商標の一つ) |
| 認知度 | 高(特に40代以上の層には、TVCM等の蓄積により定着) |
| オリコン1位 | 顧客満足度調査2023年トランクルームコンテナ部門1位が集客に活用可能 |
| ウェブサイト | 法人向け「文書保管」と個人向け「トランクルーム」の二本柱 |
| SNS活用 | X(旧Twitter)での収納術発信 |
| 地域ブランド | 「〇〇運送×押入れ産業」のように、地元信頼+大手信頼のハイブリッドが強み |
11. 市場環境・業界動向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| トランクルーム市場規模 | 約820億円(2023年)。右肩上がりの成長が継続 |
| 文書保管市場 | 数千億円規模(トランクルームとは別途)。電子化で縮小傾向だが依然大市場 |
| 需要動向 | 安定(「モノを大切にする」シニア層の増加・住宅の小型化・ミニマリスト需要との逆張り) |
| 競争環境 | 中(「格安スペース」との価格競争ではなく、「品質・信頼」での棲み分けが鍵) |
| 業界トレンド | 「文書の保管だけでなく廃棄・電子化までをワンストップで」 |
| 宅配型保管 | minikura・サマリーポケット等のサービスが若年層に浸透。住み分け可能 |
| 主要ターゲット | 地域のシニア富裕層、官公庁、金融機関、医療機関、中小企業 |
| 長期利用率 | 利用者の80%以上が無期限長期契約。安定収益の源泉 |
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA(日本フランチャイズチェーン協会)加盟 | 賛助会員(押入れ産業株式会社) |
| 倉庫業法 | トランクルーム認定制度(国土交通省所管)への対応を推奨 |
| 消費者保護 | 個人向けトランクルームは消費者契約法の適用対象 |
| 法人文書保管 | 機密情報保護・個人情報保護法対応のセキュリティ基準 |
| 業界団体 | 日本倉庫業団体と間接的な関わりあり |
13. 融資・資金調達情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要自己資金 | 300万円〜500万円(既存倉庫活用時) |
| 初期投資総額 | 約600万円〜1,500万円(規模による) |
| 日本政策金融公庫 | 「既存事業の多角化・遊休資産の活用」として公庫融資を受けやすい |
| 融資額の目安 | 500万円〜800万円 |
| 融資の有利な点 | 倉庫業者・運送業者・不動産オーナー等の既存事業者は財務基盤が評価されやすい |
| 本部の融資支援 | 地域の倉庫会社の経営状況に合わせた収支シミュレーションの作成 |
| 投資回収速度 | 既存倉庫活用時は最短1年。ストック型収益により回収後は安定運用 |
参考ソース(15件以上)
1. https://www.oshiire.co.jp/ — 押入れ産業株式会社 公式サイト
2. https://www.oshiire.co.jp/fc/ — フランチャイズ加盟店募集ページ
3. https://www.oshiire.co.jp/company/ — 会社概要
4. https://www.oshiire.co.jp/business/ — 法人・ビジネスパートナー向け案内
5. https://www.oshiire.co.jp/franchise/support/ — FCサポート体制詳細
6. https://fc-hikaku.net/brand/214 — FC比較ネット:押入れ産業
7. https://www.mynavi.jp/franchise/oshiire/ — マイナビFC:詳細収支
8. https://strate.biz/brand/oshiiresangyo/ — 経営分析:倉庫活用の収益性
9. https://life.oricon.co.jp/rank-trunk-room/container/company/oshiire/ — オリコン顧客満足度:押入れ産業評判
10. https://minhyo.jp/oshiire — みん評:口コミ(7件以上)
11. https://idea-scope.co.jp/trunkroom/oshiiresangyo_kuchikomi/ — 悪い口コミから良い評判まで解説
12. https://awele.co.jp/storage/oshiiresangyo/ — トランクルームひろば:口コミ・料金
13. https://trunktrunk.net/contents/oshiire/ — 倉庫部:評判と口コミ
14. https://next-business.co.jp/franchise/18168/ — トランクルームFC開業・収益・失敗解説
15. https://www.fc-hikaku.net/trunkroom_fc/842 — FC比較ネット:トランクルームFC市場規模
16. https://trunkroom-fc.com/business-franchise/ — プラスルーム:トランクルームFC特集
17. https://www.yano.co.jp/ — 矢野経済研究所:文書保管・トランクルーム市場調査
18. https://www.jfc.go.jp/ — 日本政策金融公庫
19. https://www.mlit.go.jp/ — 国土交通省:認定トランクルーム制度
20. https://www.jfa-fc.or.jp/ — 日本フランチャイズチェーン協会
補足情報
押入れ産業の「守る」という哲学
押入れ産業のカタログを開くと、そこには「モノ」ではなく「思い出」や「信頼」を預かるという言葉が並んでいる。効率だけを追い求める現代のトランクルームビジネスにおいて、彼らが守り続けているのは、日本の細やかな心配りそのもの。爆発的な急成長を狙うモデルではないが、既存の倉庫事業を次の世代に繋ぐための「確かな一手」として、地域密着型の法人・個人双方から選ばれ続けている。
FAQ
Q:普通の物置と何が違うのですか?
A:最大の違いは「プロの管理」。空調・防塵・防虫・24時間堅牢なセキュリティ。大切なピアノ、衣類、重要書類を何年経っても変質させずに守るのが押入れ産業の品質。
Q:集客は本部がやってくれますか?
A:ウェブサイトからの問い合わせは本部コールセンターで集約・振り分け。ただし地域の個人客については、オーナーによるポスティング等の地道な活動が成功の鍵。
Q:不況時に法人の書類は減りませんか?
A:むしろ不況期に「オフィスを縮小」する企業が書類の預け先として利用を増やすため、景気に強い特性がある。
*調査・生成: 2026-04-05*