オリジン (Origin) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | オリジン東秀株式会社 (Origin Toshu Co., Ltd.) |
| 本社所在地 | 〒182-0024 東京都調布市布田4-17-10 |
| 設立年 | 1966年2月 |
| 代表取締役 | 沢村 弘哉 |
| 資本金 | 1億円 |
| 親会社 | イオン株式会社 (東証プライム上場) |
| 拠点数 | 国内 500店舗超 (2025年2月時点) |
| 特徴 | 中食(弁当・惣菜)のパイオニア。「キッチンオリジン」へ刷新中。 |
| TEL | 042-441-2551(代表) |
ソース:
2. FC加盟条件
オリジン(キッチンオリジン・オリジン弁当)は、イオングループの強力なサプライチェーンを背景に、未経験者でも運営しやすい高効率なフランチャイズモデルを展開しています。特に「個店調理」と「量り売り惣菜」の組み合わせによる、高い鮮度と客単価の両立が強みです。
| 項目 | 金額(標準プラン) | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **330万円 (税込)** | ノウハウ提供、商標使用権利、開業支援 |
| **保証金** | **200万円** | 預託金(非課税) |
| 研修費 | 110万円 | 経営、調理技術(オリジン基準)、接客、衛生管理研修 |
| **契約期間** | **5年間** | 自動更新規定あり。 |
| **ロイヤリティ** | **粗利の 5%〜10%** | **または売上の数%。収益連動型。** |
| 広告分担金 | 月額 5.5万円 | 全国プロモーション、公式アプリ、季節キャンペーン |
| 初期投資目安 | 3,000万〜6,000万円 | **内装、厨房設備(フライヤー・レンジ・冷蔵庫)、看板。** |
特徴:
ソース:
3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 1966年 | 創業 | 中華料理店としてスタート |
| 1994年 | 100店舗 | 「オリジン弁当」1号店オープン。中食事業を本格化 |
| 2006年 | 500店舗 | イオングループ入り。インショップ展開を加速 |
| 2014年 | 550店舗 | 新ブランド「キッチンオリジン」の展開開始 |
| 2024年 | 510店舗 | 不採算店整理と、都市型「キッチンオリジン」への集約 |
| 2025年 | **530店舗超** | **マンション併設型およびデリバリー特化型拠点の増設** |
成長背景:
ソース:
4. 収益の実態
収益モデルケース(月商800万円・15坪・住宅街駅前店の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間売上高** | 弁当(50%)、惣菜(40%)、飲料・他(10%) | 8,000,000円 |
| 売上原価 | 食材・包材(平均38%〜40%:イオン調達力) | ▲3,200,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **4,800,000円** | |
| ロイヤリティ (粗利10%想定) | 収益連動型 | ▲480,000円 |
| 地代家賃 | 1階路面・駅チカ(15坪目安) | ▲1,200,000円 |
| 人件費 | パート中心(店舗調理が必要なためFLはやや高め:30%想定) | ▲2,400,000円 |
| 広告分担金・システム | ▲100,000円 | |
| 水光熱費・廃棄ロス・消耗品 | 揚物機等のガス代、廃棄ロス(5%目標) | ▲500,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **純利益率:約1.5%〜3.0% (薄利多売だが安定)** | **120,000円** |
| **※オーナー自らシフトに入ることで利益が大幅に乗る構造** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **3.0年〜5.0年** | 単身世帯の多い密集地で、夕方の惣菜需要を確実に獲得した場合。 |
| 平均的 | 6.0年〜9.0年 | 着実な近隣住民の固定客化。 |
| 保守的な計画 | 12.0年〜 | 周辺に大型スーパー(ライフ等)の惣菜売場が強化。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オリジン・ライセンス研修 | 調理、衛生、数値管理、そして「オリジンの味」を再現するためのレシピ教育。 |
| イオン一括物流網 | 毎日数回の配送により、常に新鮮な野菜や肉を在庫を抱えず確保。 |
| 公式アプリ連携 | 100万人規模の会員へのクーポン配信、新メニューのプッシュ通知。 |
| 新メニュー開発力(年4回以上) | 季節に合わせた「カキフライ」「冷やし中華」などの期間限定メニューの企画・資材供給。 |
| 品質管理SVによる定期巡回 | 調理工程のチェック、衛生検査(O-157対策等)、スタッフの定着支援。 |
| 物件開発力 | イオングループならではの、他社が出せない駅前1等地や商業施設内への出店支援。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | オリジン | ほっともっと | セブンイレブン |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **量り売り惣菜・女性強** | 弁当特化・男性強・最大手 | 利便性・冷製・24時間 |
| **強み** | **あと一品の充実度** | 出来たて弁当の美味しさ | 拠点の多さ・ついで買い |
| **弱み** | **調理コスト(人件費)** | 惣菜単体のバリエーション | 手作り感の欠如 |
| **ターゲット** | **働く女性・主婦・単身者** | サラリーマン・ガテン系 | 全層・緊急需要 |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **原材料・光熱費の高騰** | 高 | 米、油、電気ガス代の上昇による利益の大幅な圧縮。 | メニュー構成の見直し(高付加価値化)、省エネ厨房機器への刷新。 |
| **人手不足と賃金上昇** | 高 | 店舗調理を売りにするため、多くの人員が必要。 | セルフ量り売り、モバイル予約、自動フライヤー等の省人化投資。 |
| **廃棄ロス問題** | 中 | 惣菜の多品目展開に伴う、鮮度管理の難しさとロス損。 | AI需要予測システムの導入、閉店間際の値引き販売スキームの最適化。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「衛生管理の油断」: 夏場の惣菜の温度管理を誤り、集団食中毒を発生させ、一気に信頼を失墜させる。
2. 「調理の属人化と劣化」: ベテランパートに頼りすぎ、退職後の味が変わり、常連客が離脱。
3. 「近隣スーパーの値引き合戦」: 夜20時以降のスーパーの半額惣菜に対し、手作り感という「質」の価値を伝えきれず敗退。