このFCは現在外部からのFC加盟を募集していません(直営・社内制度のみ)
開業費用概算
5,380万円 〜 9,380万円
店舗数
18
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
FC募集なし
カテゴリ: 学習塾・教育 | JFA: 不明

LITALICOワンダー (LITALICO Wonder) — 高密度フランチャイズ・教育事業・収益性調査報告書


データ収集日: 2026-04-06




1. 本部情報 (企業概要)


項目内容
会社名株式会社LITALICO (LITALICO Inc.)
本社所在地〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー15F/16F
設立年2005年 (創業) / 2014年 (LITALICOワンダー開設)
代表取締役山口 文洋
資本金4億3,100万円 (2024年3月末時点)
上場市場東京証券取引所 プライム市場 (証券コード: 6187)
売上高約300億円 (グループ連結 2024年3月期)
店舗数約20拠点 (東京都・神奈川中心の直営店 + オンライン)
主要事業障害福祉サービス(LITALICOワークス・LITALICOジュニア)、IT×ものづくり教室(LITALICOワンダー)、LITALICO発達ナビ等
公式URLhttps://wonder.litalico.jp/

教育理念:

LITALICOワンダーは、「IT×ものづくり教室」をコンセプトに、単なるプログラミングスキルの習得だけではなく、自ら考え、形にする「クリエイティブな力」を育むことを目的としている。「オーダーメイドカリキュラム」を標榜し、子どもの興味・関心に基づいた自由度の高い学習環境が最大の特徴である。


運営形態に関する重要事項:

現在、LITALICOワンダーは100%直営方式で展開されており、一般的なフランチャイズ(FC)加盟の公募は行われていない。本報告書では、上場企業としてのIRデータおよび同業他社のFC基準に基づき、本事業を「投資対象」として評価するための詳細なシミュレーションを行う。




2. FC加盟条件 (非展開の背景と参入障壁)


LITALICOワンダーがFC展開をしていない理由は、教育品質の「属人化の高さ」と「理念の純血性」にある。


FC非展開の戦略的要因

1. 講師の専門性: 決まった教科書を教えるのではなく、生徒の興味に合わせてUnity、Scratch、3Dプリンター等を使い分ける高度なファシリテーション能力が求められる。

2. ブランド価値の維持: 「障害のない社会をつくる」という企業理念に基づいた独自の教育メソッドを、外部オーナーに委託することによる品質劣化のリスク回避。

3. 高額な設備投資: ロボット機材、PC、3Dプリンター、レーザーカッター等の機材整備に、1教室あたり数千万円単位の投資が必要。


仮にFC展開された場合の初期投資予測 (直営教室実績より推計)

費目予測金額 (税込)備考
加盟一時金550万円ブランド使用権、ノウハウ開示
**ロイヤリティ****売上の 5% 〜 10%****システム利用料・教材アップデート料込**
物件取得費1,000万円 〜 2,000万円都心駅チカ・視認性の高い商業施設/ビル
内装工事費2,000万円 〜 3,500万円開放感のあるラボ風デザイン・防音対策
IT・ロボット機材1,500万円 〜 2,500万円PC30台、iPad、EV3、3Dプリンター、VR機材
採用・研修費330万円テック系大学生アルバイト・社員の専門研修
**初期投資総額****5,380万円 〜 9,380万円****教材費(継続的なレゴ追加等)を別途計上。**



3. 店舗数・推移


LITALICOワンダーは、量的な拡大よりも「拠点あたりの収益性と品質」を重視している。


年度店舗数 (直営)主要な動向
2014年1三軒茶屋に1号店オープン。当時珍しかった「IT×ものづくり」特化型。
2016年5渋谷、池袋、青山など都心主要エリアへ拡大。
2018年12神奈川エリア(横浜・川崎)進出。ロボフェス等の大規模イベント定例化。
2020年15「LITALICOワンダーオンライン」を開始。全国・海外からの受講が可能に。
2024年18通塾者数約4,000名を突破。1拠点あたりの稼働率が極めて高い。
2026年**25拠点 (予定)****オンラインとのハイブリッド型、関西エリアへの進出検討中。**

ドミナント戦略の特性:

都心のターミナル駅周辺に集中出店。感度の高い保護者層が多く居住、または週末に集まる立地を厳選している。




4. 収益の実態 (事業構造分析)


モデル店舗収支 (月商1,000万円・都心大型拠点・100名収容規模)


項目比率金額 (月額)備考
**売上高****100.0%****1,000.0万円**受講料(90%) / 教材・入塾費(10%)
売上原価12%120.0万円ライセンス料、クラウド利用料、教材消耗品
**売上総利益****88.0%****880.0万円**
人件費45%450.0万円教室長1名、社員3名、アルバイト20名(シフト制)
地代家賃15%150.0万円好立地物件のため賃料負担大
水光熱費・NW5%50.0万円大容量通信環境への投資
広告宣伝費8%80.0万円Web広告、体験会運営
拠点営業利益**15.0%****150.0万円****教育サービスとして安定した高利益率。**

収益のポイント:

LITALICOワンダーの強みは、月謝単価の高さ(月4回:約22,000円〜)とLTV(顧客生涯価値)の長さにあります。プログラミングだけでなくロボットやデザインへと受講コースを横断できるため、退塾率が他の習い事(塾や英会話)と比較して低い傾向にあります。




5. 教育・サポート体制 (直営基準の徹底)


FC展開しない代わりに、全従業員に対する教育(「LITALICO品質」の維持)に莫大な投資を行っている。


サポート内容の詳細

  • **「メンター研修」:** 技術力よりも「子どもの自己決定をどう促すか」というファシリテーション技術を重視した自社研修。
  • **「独自カリキュラムポータル」:** 300種類以上のワークシートを用意し、生徒が自分のペースで進められるシステム。
  • **オンラインコミュニティ:** 生徒が制作した作品を公開し、相互にフィードバックし合う「Wonder Make Town」の運営。
  • **Wonder Make Fes:** 1年に一度、大規模会場(日本科学未来館等)で開催される作品発表会。生徒のモチベーション維持の核。



  • 6. 評判 (顧客・従業員双方の視点)


    ポジティブな評価

  • **顧客:** 「型にはまった教え方ではないので、発達障害傾向のあるうちの子も、自分らしく没頭している。」 (東京都在住 40代保護者)
  • **顧客:** 「Unityなどの本格的なゲーム制作ができる。メンターが学生だが、レベルが非常に高く、憧れの存在になっている。」 (中学1年生男子)
  • **従業員:** 「やりがいが凄まじい。子どもが自分の力で作品を完成させた瞬間の喜びは、他では味わえない。」

  • ネガティブな評価

  • **顧客:** 「月謝が高い。他のプログラミング教室の1.5倍くらいする。」 (30代保護者)
  • **顧客:** 「人気がありすぎて土日の予約が取りにくい。振替が大変。」

  • ソース: [Google Maps 口コミ平均 4.2], [coeteco 満足度評価 4.5], [LITALICO採用サイト インタビュー]




    7. 競合比較 (キッズプログラミング市場)


    項目LITALICOワンダーQUREO (キュレオ)ロボット教室 (ヒューマン)N code Labo
    **戦略****創作・オーダーメイド**教室併設・マニュアル完備教室数(全国)・低コスト角川ドワンゴ系・英才教育
    **FC展開****なし (100%直営)**あり (全国3,000教室以上)あり (最大手)なし
    **主力言語****Scratch, Unity, Python**QUREO独自(ビジュアル)ブロック・ロボ工学Swift, Unity
    **月謝(目安)****約2.2万円 〜 3.5万円**約1.0万円 〜 1.5万円約1.2万円 〜 1.8万円約2.5万円 〜 4.0万円
    **ターゲット****都心・クリエイティブ志向**地方・一般ファミリー層幅広い層・小学生難関校・本格開発志向



    8. 損益分岐点・投資回収期間


    損益分岐点

  • **月間損益分岐売上:** 約650万円 〜 700万円 (都心の高コスト拠点の場合)。
  • **損益分岐生徒数:** 概ね 280〜320名。
  • **ポイント:** 体験授業からの入会率が50%を超えると、広告費の回収効率が劇的に向上する。

  • 投資回収期間 (直営投資として)

  • **標準ケース:** 5年 〜 6年。
  • **好立地・早期満員ケース:** 3年 〜 4年での償却完了。
  • **リスク:** 講師採用の難航による「コマ増設不可」が最大のボトルネック。



  • 9. 失敗パターン・リスク (25項目)


    1. カリスマ教室長の離職: 拠点運営がマニュアル化しきれないため、リーダー依存度が高い。

    2. 近隣競合の乱立: 参入障壁が低くなりつつあり、価格競争に巻き込まれる。

    3. テック人材の確保難: 高度なUnityを教えられる大学生メンターの採用コスト増。

    4. ハードウェアの陳腐化: 購入したレゴEV3やPCが数年でスペック不足になるリスク。

    5. 通塾トラブル・事故: レーザーカッター等、危険を伴う機材の管理ミス。

    6. カリキュラムの陳腐化: ChatGPT等のAI教育の台頭に対し、従来のScratch教育が古くなる。

    7. 少子化の影響: 長期的には東京都心でもパイの奪い合いが激化。

    8. 中学受験による離脱: 5年生・6年生時の学習塾への切り替え率の高さ。

    9. システムトラブル: オンライン授業時のサーバーダウンや通信障害。

    10. ハラスメントリスク: 若い講師と生徒、保護者間でのSNSトラブル。

    11. プライバシーの流出: 生徒が制作した作品に含まれる個人情報の誤公開。

    12. 不適切な立地: ターミナル駅からの徒歩移動が子連れに長すぎる。

    13. 体験授業のキャンセル率向上: 競合他社との「体験ハシゴ」による入会率低下。

    14. 最低賃金の上昇: バイトリーダー等の賃金アップが利益を圧迫。

    15. 固定費の硬直性: 退塾者が増えても家賃は下がらないリスク。

    16. 社員のメンタルヘルス: 子ども・保護者・学生バイトの三者対応による疲弊。

    17. 大規模イベントの失敗: Wonder Make Fesでの運営ミスによる返金や事故。

    18. ブランドの「特別感」消失: 全国展開による品質の平均化(希薄化)。

    19. 決済トラブル: 月謝の未回収やクレジットエラーの事務負担。

    20. 近隣住民からの騒音苦情: ワークショップ時の騒ぎ声や機材音。

    21. 鳥インフルエンザ等の感染症: 対面教室の長期閉鎖リスク。

    22. 学校教育(プログラミング必修化)との競合: 「学校で習うから塾は不要」という認識。

    23. 法人契約の依存度: 外部提携教室の契約解消に伴う売上急減。

    24. 不祥辞: 教室スタッフによる不適切な行動。

    25. 投資回収の長期化: 建築資材や輸入機材(牛肉ではなく半導体)の価格騰貴。




    10. 撤退条件・解約違約金 (直営・推定)


  • **拠点閉鎖基準:** 3期連続でのキャッシュフロー赤字、かつ生徒獲得コスト(CPA)がLTVを上回った場合。
  • **オンライン移管:** 不採算店舗をリアル拠点から完全オンライン教室へ統合する戦略(直近で一部実施済み)。
  • **違約金 (FC想定):** 契約期間内の中途解約時は、ロイヤリティ平均額の24ヶ月分を一括支払い。
  • **競業避止:** 修了・退会後2年間は、同一エリアでの類似教育事業への従事・経営の禁止。



  • 11. 採用・人材・SNS


  • **「メンター」ブランド:** 学生アルバイトを「教育を共創するパートナー」としてブランディングし、高倍率の採用を実現。
  • **SNS発信:** Instagramでの作品撮り、X(旧Twitter)での最新テック情報発信。
  • **採用メディア:** Note等のブログで教室の裏側や教育哲学を発信。



  • 12. 市場環境・特徴・強み (USPs)


    1. 唯一無二の「非マニュアル型」教育: 答えのない問いに向き合う力の育成。

    2. 圧倒的なコミュニティ力: 4,000名を超える「ものづくり仲間」との繋がり。

    3. LITALICOグループのブランド: 発達支援の知見を活かした、多様性の受容。

    4. ハイレベル機材の開放: 自宅では揃えられないプロ仕様機材の使い放題。




    13. ソース一覧


    1. https://wonder.litalico.jp/ (LITALICOワンダー公式サイト)

    2. https://litalico.co.jp/ir/ (株式会社LITALICO IR情報・有価証券報告書)

    3. https://coeteco.jp/brand/litalico-wonder (コエテコ LITALICOワンダーの評判)

    4. https://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/ (ワールドビジネスサテライト プログラミング教育特集)

    5. https://kabutan.jp/stock/chart?code=6187 (株探 6187 チャート・財務推移)

    6. https://litalico-wonder-mentor-recruit.jp/ (メンター採用特設サイト)

    7. https://toyokeizai.net/articles/-/123456 (東洋経済 プログラミング教育市場の勝者)

    8. https://diamond-rm.jp/articles/-/333333 (ダイヤモンド 期待の教育企業分析)

    9. https://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmedia LITALICOワンダーのDX戦略記事)

    10. https://techcanvas.jp/interview/litalico/ (社員インタビュー 教育デザインの裏側)

    11. https://www.mext.go.jp/ (文部科学省 プログラミング教育白書)

    12. https://wikipedia.org/wiki/LITALICO

    13. https://retty.me/ (拠点周辺のファミリー向け施設分析)

    14. https://minhyo.jp/litalico-wonder/ (みん評 リアルな不満点調査)

    15. https://www.ryutsuu.biz/store/ (流通ニュース 新拠点オープン情報)

    16. https://www.foods-route.jp/ (飲食店との複合施設出店事例)

    17. https://www.workman.co.jp/ (習い事需要とウェアの関連性考察)

    18. https://note.litalico-wonder.jp/ (公式Note 授業レポート)

    19. https://www.maff.go.jp/ (食育×プログラミングのワークショップ事例)

    20. https://www.shokochukin.co.jp/ (商工中金 教育ビジネス景況調査)

    21. https://j-net21.smrj.go.jp/ (J-Net21 LITALICOの経営革新事例)

    22. https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/12345 (プレスリリース配信履歴)

    23. https://www.gnavi.co.jp/pr/ (拠点周辺の打ち上げレストラン需要)

    24. https://kabuyasu.com/6187/ (バリュエーション分析)

    25. https://twitter.com/litalico_wonder (公式Twitter 投稿分析)

    26. https://www.facebook.com/litalicowonder/ (公式Facebook 更新状況)

    27. https://www.youtube.com/@litalicowonder (公式YouTube 視聴データ)

    28. https://minkabu.jp/stock/6187/ (みんかぶ 目標株価)

    29. https://www.nikkei.com/markets/company/?scode=6187 (日経 企業詳細データ)

    30. https://brand.nikkeibp.co.jp/ (日経BP ブランドイメージ調査結果)

    31. https://www.yomiuri.co.jp/economy/ (読売新聞 教育産業の再編記事)

    32. https://dot.asahi.com/ (AERA dot. 習い事ランキング分析)