樹楽 (小規模デイサービス・お泊りデイ) — FC調査報告書
データ収集日: 2026-04-08
1. 本部・組織情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | 有信アクロス株式会社 |
| 代表ブランド | 樹楽 (きらく) |
| 本社所在地 | 大阪府吹田市江の木町17番1号 |
| 代表取締役 | 原田 健一 |
| 設立年 | 1995年6月22日 |
| 資本金 | 1億8,000万円 |
| 従業員数 | 約125名 |
| 事業内容 | 小規模デイサービス・お泊りデイサービス運営・FC本部、放課後等デイサービス「ウィズ・ユー」等 |
| 業界内地位 | 民家活用型・小規模デイサービスに24時間・お泊り対応を加えた先駆的ブランド。FC店舗数業界No.1と標榜。 |
| 公式サイト | https://www.kiraku-ac.com/ |
ブランドの特徴
樹楽は、一般の住宅(民家)を改装して運営する定員10名以下の小規模デイサービスブランド。施設然とした建物ではなく「家」の雰囲気を保つことで、認知症高齢者がリラックスできるアットホームな空間を実現している。通常の通所介護に加えて延長利用・宿泊(自主事業)に対応する「24時間365日デイサービス」モデルが最大の差別化点。介護家族の身体的・精神的負担を大幅に軽減できるとして、口コミ紹介が多い。
施設形態は「民家活用型」と「個室完備型」の2プランがあり、地方・都心問わず幅広いエリアで展開している。FC本部は物件探査・内装チェック・行政への指定申請・請求代行を手数料なしで代行するサポート体制を持つ。
2. 加盟条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加盟金 | 500万円(税抜) |
| 開業準備料 | 80万円(税抜) |
| ロイヤリティ | 月額固定5万円+売上の2% |
| 契約期間 | 6年間 |
| 対象 | 個人・法人どちらでも可 |
| 返金規定 | 1年以内に開業に至らなかった場合、加盟金の75%を返還 |
初期投資の目安(内訳):
3. 店舗数・推移
| 指標 | 数値 | 時点 |
|---|---|---|
| 全国拠点数 | 要確認 | 要確認 |
| 展開エリア | 全国(地方都市・都心部) | 最新 |
4. 収益の実態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 想定月商 | 380万円〜500万円(宿泊・夜間延長含む) |
| 月額経費 | 280万円〜380万円 |
| 月額営業利益 | 100万円〜120万円 |
月額経費の主な内訳:
5. サポート体制
1. 物件探査・内装チェック: 消防法・建築基準法に適合する民家物件の選定をSVがサポート。
2. 行政指定申請代行: 開所に必要な行政への申請手続きを手数料なしで代行。
3. 請求代行: 介護保険請求業務を手数料なしで代行。
4. 24時間コールセンター: 運営中の相談に対応するコールセンターを設置。
5. 宿泊運営ノウハウ: 介護保険外(自主事業)としての宿泊費設定・運営方法の指導。
6. 評判
7. 競合比較
| 項目 | 樹楽 | 大規模デイサービス | リハビリ特化型 |
|---|---|---|---|
| 投資回収期間 | 約2.2年 | 約4.0年 | 約3.0年 |
| 特徴 | 宿泊・夜間対応 | 設備充実 | リハビリ |
| 初期投資 | 1,730万円〜 | 高め | 中程度 |
8. 損益分岐点・投資回収期間
損益分岐点
月間売上約280万円〜320万円。定員10名に対して平均稼働率75%超(7〜8名/日)を維持することが単月黒字化の目安。夜間・宿泊延長の自主事業収入が黒字化を早める。
投資回収期間
約2.2年(26ヶ月)。月営業利益100万円×26ヶ月=約2,600万円で初期投資(1,730万円)を回収。夜間延長稼働が安定した場合は最短20ヶ月での回収事例あり(本部公式モデル)。
9. リスク・懸念点
1. 採用不全: 夜間対応が可能なスタッフの確保が困難。募集条件が市場と乖離しやすい。対策: 本部採用代行の活用。
2. 営業不足: ケアマネジャーへの営業を怠ると低稼働になる。対策: SVによる定期同行営業。
3. 法改正リスク: 介護保険制度の改定による報酬単価の変動。
4. 宿泊の法的グレーゾーン: 自主事業としての宿泊提供は「お泊りデイ」として運用するが、法規制の動向に注意が必要。
5. 夜勤スタッフの離職: 精神的・肉体的負担が高く、離職率が高くなりやすい。
10. 撤退条件・解約違約金
11. SNS・ブランド力・市場環境
12. まとめ
樹楽(きらく)は、有信アクロス株式会社が展開する民家活用型・小規模(定員10名以下)デイサービスに24時間・宿泊対応を加えた独自モデル。初期投資約1,730万円に対し月営業利益100万円前後・投資回収約2.2年の収益性を実現。夜間対応施設が全国約2,700施設しかない市場での先行優位性が強み。一方、夜勤対応スタッフの確保難・採用コストの高止まりが最大リスク。加盟を検討する際は、夜間勤務可能な介護スタッフの採用見通しと地域の競合施設数を事前に精査することが必須。