このFCは現在外部からのFC加盟を募集していません(直営・社内制度のみ)
開業費用概算
約2,000〜2,500万円
店舗数
2024〜2025年時点。絶滅危機状態)**
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
FC募集なし
カテゴリ: 飲食(ファミレス・定食) | JFA: 加盟

ステーキハンバーグ&サラダバー けん — FC調査データ


データ収集日: 2026-04-05




1. FC本部・企業情報


項目内容
ブランド名ステーキハンバーグ&サラダバー けん
旧運営会社株式会社エムグラントフードサービス(旧称:MFSほか)
旧代表井戸 実(「ロードサイドのハイエナ」の異名で知られた炎上系経営者)
旧本社東京都千代田区
旧資本金非公開
旧設立2006年(ブランド創業)
**現運営会社****株式会社焼肉坂井ホールディングス**(旧ジー・テイスト)
現代表髙橋 仁志
現本社神奈川県(焼肉坂井HD本社)
上場東証スタンダード市場(焼肉坂井HD)
現在の事業内容焼肉・ステーキ・回転寿司・居酒屋等の外食チェーン運営
現在の「けん」店舗数**3店舗(2024〜2025年時点。絶滅危機状態)**
公式サイト(現在)https://www.yakiniku.jp/steak-ken/

ブランド概要:

「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」は2006年に千葉県流山市に1号店を開店したロードサイド型ステーキ・ハンバーグ専門レストラン。ステーキ・ハンバーグにサラダバー食べ放題を付帯させた「コスパ重視の郊外外食業態」として急成長し、2012年の最盛期には260店舗超に達した。しかし競争激化・食材品質の低下・FCオーナーの連続倒産・社長(井戸氏)の炎上発言等が重なり急速に縮小。旧運営会社エムグラントフードサービスは2020年3月に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた(負債:約4億5,000万円)。2019年7月に焼肉坂井HD(当時ジー・テイスト)へ事業譲渡され、2024〜2025年時点で残存3店舗のみという業界史上稀に見る急激な縮小事例として知られている。


本調査の目的: 現在の加盟機会を評価するためではなく、フランチャイズ失敗の反面教師的事例として収録する。


ソース: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9, https://ys-holdings.co.jp/brand/




2. 加盟条件・初期費用(旧運営会社時代の記録)


重要注記: 以下はエムグラントフードサービス時代(2006〜2019年)の条件。現在、焼肉坂井HDではFC加盟募集を行っていない可能性が高い。


初期費用内訳テーブル(旧・エムグラント時代)


項目金額(旧条件)備考
加盟金約300〜500万円時期・プランによる
保証金200万円(加盟金含む合計500万円)
研修費要資料請求
**契約時合計****約500万円(加盟金・保証金合計)**
物件取得費0〜200万円居抜き物件(撤退ファミレス等)活用が前提
内外装費500〜1,000万円居抜き活用のため低め
厨房設備200〜500万円
運転資金300〜500万円
**初期投資総額****約2,000〜2,500万円**

月間固定費内訳テーブル(旧・推定)


費目月額(推定)備考
**ロイヤリティ****売上の3%**(月商900万円の場合27万円)業界最低水準だった
広告分担金要資料請求
家賃(ロードサイド居抜き)400,000〜800,000円郊外ロードサイドのため比較的安い
水光熱費200,000〜400,000円サラダバー冷蔵設備・調理設備が大きい
人件費2,000,000〜3,000,000円社員1〜2名+アルバイト多数
食材仕入月商の35〜45%仕入コスト上昇が品質低下の遠因に
**月間固定費合計(推定)****約400〜500万円**

ロイヤリティ3%の特徴と落とし穴:

表面上は業界最安水準のロイヤリティ(3%)だったが、本部の仕入れコスト削減による食材品質の低下・集客減少を補うほどの競争力はなく、むしろ「本部収入が少ない=本部の投資体力が弱い」という構造問題に直結した。


ソース: https://www.fc-hikaku.net/ken_fc/1793, https://fc-soudan.com/fc_list/1591, https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313




3. 店舗数・出店動向


時期店舗数状況・備考
2006年1千葉県流山市に1号店オープン
2008年約30郊外居抜き物件活用モデルで急拡大
2010年約100「低コスト・コスパ重視」業態が郊外で人気
**2012年****260店舗超(ピーク)****直営+FC合計。売上高225億円を突破**
2013年約220内部告発ブログ拡散・ブランドイメージ悪化始まる
2014年約160ステーキガスト・いきなりステーキ等の参入で競合激化
2016年約98急激な縮小が続く
**2017年**約67**FCオーナー連続倒産が始まる**
2019年7月数十店舗ジー・テイスト(現焼肉坂井HD)へ事業譲渡
2020年3月-旧運営会社エムグラントフードサービス破産確定
2022年5店舗絶滅危機状態
2024〜2025年**3店舗****岩手・盛岡店、千葉・白井店、東京・蒲田店のみ**

ピーク時(260店舗)から12年で99%消滅という業界史上稀に見る急激な崩壊事例。


縮小背景(詳細):

1. 競合激化: すかいらーく「ステーキガスト」(2010年〜)、ロイヤルホスト「カウボーイ家族」(2012年〜)、ペッパーフードサービス「いきなり!ステーキ」(2013年〜)の参入

2. 品質低下: コスト削減のため食材仕入れを低価格化。「肉がまずい」イメージが定着

3. FCオーナー連続倒産: 2017年に「社員独立制度」で独立した元社員経営のFC加盟店が相次いで倒産

4. 内部告発: 2013年頃にFC加盟オーナーによる内部告発がネット上に拡散

5. 社長の炎上発言: 井戸実社長のSNS・ブログでの問題発言が炎上を繰り返す


ソース: https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9, https://cyzowoman.jp/2024/10/post_481246_1.html




4. 収益モデル・オーナー収益の実態


モデルケース(旧・エムグラント時代の公表データ)


時期月商月次利益目安状況
最盛期本部提示(2010〜2012年)900〜1,000万円推定150〜300万円居抜き低コスト構造が機能した時期
競合激化後(2015〜2017年)400〜600万円赤字〜ゼロ集客減少で損益分岐点を下回る
FCオーナー連続倒産期(2017年〜)大幅低下赤字多数のオーナーが廃業
**現在(焼肉坂井HD運営・3店舗)****不明****残存店舗の実態は非公開**新規FC加盟募集なし

利益構造(旧・推定)


  • 原価率: 35〜45%(食材品質と利益のトレードオフが最大の失敗要因)
  • 粗利率: 55〜65%
  • 人件費率: 25〜30%(ファミレス型運営のため比較的高い)
  • 経費率: 10〜15%
  • **営業利益率: ピーク時推定10〜15%、競合激化後は赤字転落**

  • 投資回収期間(旧・本部提示と現実の乖離)


    区分本部提示現実
    最盛期2〜3年月商900万円達成なら実現可能だった
    競合激化後提示根拠なし回収困難。多数が倒産
    **現在****FC加盟募集停止****新規加盟は推奨しない**

    損益分岐点(旧・推定)


    月商状況備考
    600万円以下赤字固定費(人件費・食材・家賃)を賄えない
    700〜800万円損益分岐点居抜き低コスト構造でこの水準
    900万円以上黒字本部モデルケース水準(競合激化前)

    ソース: https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313, https://moneytimes.jp/archives/8465




    5. 本部サポート体制(失敗の分析として)


    項目旧・実態評価
    開業前研修実施していたが内容は不明。社員独立制度での独立者が主体
    SV訪問実施していたが、食材品質問題への対応が不十分との指摘あり
    食材品質管理コスト削減優先で品質低下を招いた。本部の意思決定が失敗の核心
    広告支援テレビCM等で一時期はブランド認知を向上させた
    危機対応FCオーナー倒産が続いた際の危機対応が不十分と批判された
    内部告発対応2013年の内部告発拡散への対応が遅れ、ブランド毀損が拡大

    本部失敗の本質的な分析:

    1. ロードサイドの居抜き戦略(撤退ファミレス活用)は低コストで有効だったが、持続的な差別化要因にならなかった

    2. 食材コスト削減を利益の源泉にしたが、品質低下が顧客離れを招き、コスト削減の恩恵を相殺した

    3. 社員独立FCモデル(元社員を加盟者にする仕組み)は拡大を加速させたが、倒産時に連鎖的な店舗消滅をもたらした

    4. 本部の投資余力の薄さ(資本金・体力の弱さ)が、競合対抗・ブランド再建に対応できなかった


    ソース: https://washburn1975.hatenablog.com/entry/20130116, https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313




    6. オーナー・加盟者の評判


    ポジティブ評価(最盛期・2010〜2013年頃)

  • **コストパフォーマンスの高さ:** ランチにステーキ+サラダバー食べ放題を低価格で提供するモデルが当初は絶大な人気を誇った
  • **居抜き物件活用での低コスト開業:** FCオーナーにとっての初期投資の低さが加盟の魅力だった
  • **サラダバーの充実:** 野菜・スープ・カレー・ライス・フルーツなど豊富な食べ放題内容が支持された
  • **ロイヤリティ3%の低さ:** 月商が高い時期はオーナーの手残りが大きかった

  • ネガティブ評価(2013年以降・失敗の実態)

  • **食材品質の急落:** コスト削減の結果「肉がまずい」というイメージが定着し、客離れが加速
  • **FCオーナーの連続倒産:** 2017年以降、社員独立FCオーナーが相次いで倒産。ブランドへの信頼が失墜
  • **内部告発の存在:** 2013年頃にFC加盟オーナーからの内部告発がネット上に拡散。本部の運営への不信感が広まった
  • **本部サポートの不足:** 競合激化・品質問題に対して本部が適切なフォローをしなかったとの批判
  • **炎上社長:** 井戸実社長のSNS発言による繰り返しの炎上がブランドイメージを毀損した

  • ソース: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12182883712, https://washburn1975.hatenablog.com/entry/20130116, https://cyzowoman.jp/2024/10/post_481246_1.html




    7. 競合他社との比較


    項目ステーキけん(旧最盛期)ステーキのあさくまブロンコビリーステーキガスト
    加盟金約500万円(加盟募集停止)約350万円FC非募集FC非募集
    ロイヤリティ売上の3%(低い)売上の3%FC非募集FC非募集
    初期投資2,000〜2,500万円約1,790万円FC非募集FC非募集
    現在の店舗数**3店舗(消滅危機)**約74店舗約220店舗約79〜85店舗
    特徴ロードサイド居抜き・**ブランド終焉**老舗・安定成長品質重視・堅実経営大手直営

    競合比較からの教訓:

    ブロンコビリー・あさくまが品質重視・堅実経営で生き残った一方、ステーキけんはコスト削減・急拡大を優先してブランドを崩壊させた。


    ソース: https://www.fc-hikaku.net/franchises/3024




    8. リスク・撤退条件(反面教師としての分析)


    リスク深刻度(当時)実際に起きたこと
    ブランド価値の毀損極めて高食材品質低下→「肉がまずい」イメージ定着→客離れの連鎖
    本部の経営基盤の薄さ極めて高資本金・体力不足で競合対抗・ブランド再建ができなかった
    FCオーナーの連続倒産極めて高2017年以降、社員独立FCオーナーが連鎖倒産。店舗激減
    競合による市場侵食ステーキガスト・いきなりステーキ等の参入で完全に競争力喪失
    社長の言動によるリスク井戸実社長の炎上発言が繰り返されブランドイメージを毀損

    撤退・破産の経緯


    項目内容
    2019年7月ステーキけん事業をジー・テイスト(現焼肉坂井HD)へ事業譲渡
    2020年2月28日エムグラントフードサービスが事業停止を発表
    2020年3月16日東京地方裁判所が破産手続開始決定
    負債総額約4億5,000万円(債権者約90名)
    売上高のピーク時2012年:約225億円
    破産時の売上高2018年3月期:約24億3,000万円(ピーク時の10分の1)

    失敗パターン(業界への教訓として)


    パターン説明業界への教訓
    品質vs利益のトレードオフ食材コスト削減が品質低下を招き集客減少を引き起こした仕入れ削減は短期利益を生むが長期的なブランド毀損リスクがある
    社員独立FCの危うさ元社員をFC化して急拡大したが、倒産時の連鎖が本部に返ってきたFC加盟者の財務体力・経営力の審査が拡大の質を決める
    競合対抗力の欠如大手外食チェーンの同業態参入に対抗できなかったFC本部の資本力・ブランド投資力が競合激化時の生命線
    炎上リスク管理経営者の問題発言が繰り返しブランドを傷つけたトップの言動がブランドそのもの。情報発信の管理が必須

    ソース: https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313, https://alarmbox.jp/blog/?p=5928, https://moneytimes.jp/archives/8465




    9. 採用・人材要件(現在の残存店舗)


    項目内容
    現在の状況残存3店舗(岩手・千葉・東京)での直営運営
    採用形態焼肉坂井ホールディングス傘下の直営店舗として採用
    人員規模推定5〜15名(社員1〜2名+アルバイト)
    FC加盟募集**現在は募集停止と見られる**

    ソース: https://ys-holdings.co.jp/shop/14587/




    10. SNS・ブランド力


    項目内容
    現在の認知度「かつて存在した郊外チェーン」として認知。積極的なブランドPRはない
    復活の話題性残存3店舗に「コアなファン」が残存しており、閉店報道のたびに話題に
    公式サイトhttps://www.yakiniku.jp/steak-ken/ (焼肉坂井HD管理)
    SNS積極的な発信なし
    メディア露出ロケットニュース・CyzoWomanなどが「絶滅危機チェーン」として定期的に取り上げ

    ブランドの現状:

    「懐かしのステーキけん」として話題になることはあるが、新たな集客に繋がる動きではない。残存3店舗のコアなファンが支持しており、独特の「クセ」のあるメニュー(食べ放題)がリピーターを生んでいる。


    ソース: https://rocketnews24.com/2025/12/16/2616140/, https://cyzowoman.jp/2024/10/post_481246_1.html




    11. 市場環境・業界動向


    項目内容
    ステーキ・ハンバーグ外食市場数千億円規模。成熟市場で競争は激化
    競争環境いきなりステーキ・あさくま・ブロンコビリー・ステーキガスト・牛角・焼肉チェーン等が競合
    業界トレンドテイクアウト需要増加、コスパ重視の業態が生き残り。品質志向への回帰傾向
    物価高の影響肉類仕入れコストの上昇が全業態に影響。低価格ステーキチェーンに逆風
    ターゲット顧客30〜60代のファミリー層・夫婦。郊外ロードサイドの車利用客

    「いきなりステーキ」との対比:

    いきなりステーキも急拡大後に急縮小した類似事例として知られており、「安くて大量」の外食FCには脆弱性があることが業界的に確認されている。


    ソース: https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313, https://www.fc-hikaku.net/franchises/3024




    12. JFA加盟状況


    項目内容
    JFA正会員(旧エムグラント時代)加盟の有無は不明(小規模本部のため非加盟の可能性)
    JFA加盟(現焼肉坂井HD)外食企業として加盟の可能性あり(要確認)

    注: JFA未加盟の場合、FC加盟者保護の観点でリスクが高まる。


    ソース: https://ys-holdings.co.jp/company/profile/, https://www.jfa-fc.or.jp/




    13. 融資・資金調達情報(歴史的記録として)


    項目内容(旧・エムグラント時代)
    必要自己資金推定500〜800万円(初期投資の30〜40%)
    初期投資総額2,000〜2,500万円
    日本政策金融公庫利用飲食業FCとして利用可能(旧条件)
    現在の状況FC加盟募集停止のため、融資の必要性自体がない

    反面教師としての融資教訓:

    多数のFC加盟者が日本政策金融公庫等からの融資で開業し、その後の倒産・廃業時に債務を抱えた。初期投資が低く見えても(居抜き活用)、本部の経営基盤や競合環境の分析なしに融資を受けることのリスクを示す事例。


    ソース: https://fc-soudan.com/fc_list/1591, https://maonline.jp/articles/mgfood_bunkruptcy_20200313




    参考ソース(15件以上)


    1. エムグラントフードサービス - Wikipedia

    2. 井戸実 - Wikipedia

    3. 焼肉坂井ホールディングス - Wikipedia

    4. ステーキけん 公式サイト(焼肉坂井HD管理)

    5. ステーキけん 店舗一覧

    6. 焼肉坂井ホールディングス ブランド紹介

    7. ステーキけんのエムグラントはなぜ倒産に追い込まれたか(MAonline)

    8. ふらんす亭・ステーキけん元運営会社破産 売上225億円から転落(MONEY TIMES)

    9. ステーキけん旧運営会社が破産(アラームボックス)

    10. 残り3店舗で絶滅危機(CyzoWoman 2024年10月)

    11. ステーキけん閉店店舗一覧(2025年まで)

    12. 久々に行ってみたら想定外のメニューに遭遇(ロケットニュース24 2025年)

    13. FC内部告発(washburn1975ブログ 2013年)

    14. 一時期話題になった「ステーキけん」はなぜ衰退したのか(Yahoo!知恵袋)

    15. MFSが事業停止・破産へ(帝国データバンク・livedoor)

    16. ステーキけんFC情報(fc-hikaku.net 旧記録)

    17. ステーキけんFC情報(fc-soudan.com 旧記録)

    18. ステーキけんが残り3店舗(ネタとぴ)

    19. ステーキけんFC比較(fc-hikaku.net)

    20. 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)