かつや (Katsuya) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アークランドサービスホールディングス株式会社 (ARCLAND SERVICE HOLDINGS CO., LTD.) |
| 本社所在地 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング 14階 |
| 設立年 | 1993年3月 |
| 代表取締役 | 坂本 守男 |
| 資本金 | 19億円 |
| 上場市場 | 東証プライム (証券コード: 3566) |
| 拠点数 | 国内 460店舗超 (かつやブランドのみ 2025年2月時点) |
| 特徴 | とんかつ・カツ丼専門店シェアNo.1。圧倒的な専門性と高回転。 |
| TEL | 03-6842-2000(代表) |
ソース:
2. FC加盟条件
かつやは、独自のオートメーション調理器(フライヤー)の開発により、高度な調理技術を必要とせずに専門店クオリティのとんかつを提供する仕組みを確立しています。この「職人不要」のモデルがフランチャイズ(FC)オーナーに高く評価されており、多店舗展開を行うメガフランチャイジーが多いのが特徴です。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **330万円 (税込)** | 商標利用、ノウハウ提供、開業支援。 |
| **保証金** | **200万円** | 商品供給にかかる与信審査による。 |
| 研修費 | 110万円 | 店長・主要スタッフの実地研修(約1ヶ月)。 |
| **契約期間** | **5年間** | 以降、自動更新。 |
| **ロイヤリティ** | **売上の 4%〜5%** | **メニュー開発、品質管理、SV指導料込。** |
| 広告分担金 | 売上の約 1.0% | 全国TVCM、チラシ(100円割引券)、アプリ販促。 |
| 初期投資目安 | 6,000万〜1億5,000万円 | **(居抜き〜新規)最新型オートフライヤー、厨房、内装。** |
特徴:
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3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 1998年 | 1号店 | 神奈川県相模原市に「かつや」1号店オープン |
| 2007年 | 100店舗 | ジャスダック上場(当時)。ロードサイド展開を加速 |
| 2012年 | 200店舗 | 徹底した「100円割引券戦略」で固定客を掴む |
| 2017年 | 350店舗 | 東証1部(当時)へ市場変更。海外進出も本格化 |
| 2024年 | 460店舗 | 収益性の高い直営・FCのバランス最適化 |
| 2025年 | **480店舗超** | **既存店のリモデルと、アジア圏でのドミナント展開加速** |
成長背景:
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4. 収益の実態
収益モデルケース(月商1,000万円・ロードサイド・40坪の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間売上高** | 店内(65%)、テイクアウト(30%)、デリバリー(5%) | 10,000,000円 |
| 売上原価 | 食材仕入(自社指定SCM:平均34%〜36%想定) | ▲3,500,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **6,500,000円** | |
| ロイヤリティ (5%想定) | 広告分担金含まず | ▲500,000円 |
| 地代家賃 | ロードサイド(売上の8%〜10%想定) | ▲900,000円 |
| 人件費 | 店長+アルバイト(オート調理により率 22%目標) | ▲2,200,000円 |
| 販促費・割引原資 | 100円割引券の回収コスト | ▲400,000円 |
| 水光熱費・システム・修理 | フライヤーの高火力電気・ガス代 | ▲500,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **純利益率:約24.2% (高回転・高効率による)** | **2,420,000円** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **2.5年〜4.0年** | 既存の飲食店居抜き物件を活用し、開業初期からチラシ戦略が成功した場合。 |
| 平均的 | 5.0年〜8.0年 | 標準的なロードサイド・商業施設内店舗。 |
| 保守的な計画 | 12.0年〜 | 周辺に「松のや」「専門店」が乱立し、価格競争が激化した場合。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 独自開発オートフライヤー | 技術不要で「最高のとんかつ」を揚げる、かつや専用機器のリース・保守。 |
| 100円割引券・チラシ運用スキーム | 顧客をループさせる最強の販促ツールと、配布タイミングのノウハウ。 |
| 物件開発・商圏分析サポート | ロードサイドにおける、かつやが最も勝てる「左折入り」物件等の精緻な分析。 |
| 期間限定メニュー「全力飯」供給 | 数ヶ月に一度、SNSを賑わせる話題性の高い新メニューのパッケージ提供。 |
| 本部直通SV指導 | 利益率向上のための計数管理、シフト最適化、衛生管理の徹底指導。 |
| 集団購買による低コスト調達 | 年間数百万トンの豚肉、コメのスケールメリットを活かした低価格安定供給。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | かつや (Katsuya) | 松のや | とんかつ新宿さぼてん |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **カツ丼特化・割引券・高回転** | 松屋併設・激安・無添加 | デパ地下・高品質・テイクアウト |
| **強み** | **ブランド力・出来立て感** | 牛丼店とのインフラ共有 | ギフト・持ち帰り需要の高さ |
| **弱み** | **店舗のギトギト感** | 専門性の薄さ | 1,000円超の高い単価 |
| **調理方式** | **職人不要・オートフライヤー** | セントラルキッチン主体 | 店内手仕事比率高め |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **輸入豚肉・パン粉・油の価格高騰** | 高 | 低価格専門店のため、原材料費の上昇が利益を直接圧迫する。 | 複数国からの調達(北米、欧州、中南米)、自社工場の自動化による加工賃削減。 |
| **健康志向による「揚げ物離れ」** | 中 | カロリーや脂質を気にする層が増え、来店頻度が下がるリスク。 | 衣の吸油率を下げる技術開発、野菜豊富な「豚汁」の更なる進化と訴求。 |
| **割引券モデルの疲弊** | 低 | 常に100円引きが当たり前になり、正規価格での購入がゼロになる。 | アプリによる「ポイント付与」への徐々な移行、期間限定品での単価相殺。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「オートフライヤーのメンテナンス不足」: 機械の不調で揚げ上がりがバラつき、かつやの生命線である「品質」が崩れて客が離反。
2. 「割引券の配布ミス」: 会計時に割引券を渡し忘れ、リピートのサイクルを自ら断ち切ってしまうオペレーションの緩み。
3. 「近隣複数出店の自食」: 直営店が加盟店のすぐ隣に出店するなどの不誠実なドミナント展開(かつやでは本部調整が厳しい)。