からやま(からあげ専門店) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-05
1. FC本部・企業情報
| 項目 | データ | ソース |
|---|---|---|
| ブランド名 | からやま(唐揚げ定食専門店) | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 運営会社 | アークランドサービスホールディングス株式会社 | https://www.arclandservice.co.jp/company/overview/ |
| 本社所在地 | 東京都(アークランドサービスHD本社) | https://www.arclandservice.co.jp/company/overview/ |
| 設立(からやまブランド開始) | 2014年頃 | https://web-repo.jp/articles/1098 |
| 代表取締役 | アークランドサービスHD 代表取締役 | https://www.arclandservice.co.jp/company/overview/ |
| 資本金 | 非公開(アークランドサービスHDは上場企業) | — |
| 証券コード | 3085(東証・上場廃止後アークランズへ統合) | https://www.buffett-code.com/company/3085/ |
| 親グループ | アークランズ株式会社(東証プライム、証券コード9842) | https://www.arclands.co.jp/ |
| 既存ブランド | かつや(とんかつ専門店)国内406店舗・海外55店舗 | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 事業内容 | 唐揚げ定食専門店の運営・FC本部運営 | https://www.arclandservice.co.jp/ |
| 公式サイト | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ | — |
企業概要:
からやまはアークランドサービスホールディングス(現アークランズグループ傘下)が展開する唐揚げ定食専門チェーン。「伝説のからあげ」として一部の食通に知られる名物商品と、秘伝のタレ・手作業仕込みによる品質へのこだわりが特徴。「かつや」で培った全国規模のFC経営ノウハウを活用して展開。郊外型・ロードサイド中心の店舗戦略で、コロナ禍のテイクアウト・デリバリー需要を取り込み急成長した。2024年には売上8.4%増収を達成し業績は持続的に改善している。
2. 加盟条件・初期費用
初期費用内訳
| 費用項目 | 金額 | 備考 | ソース |
|---|---|---|---|
| 加盟金 | 500万円 | 1店舗あたり | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 加盟保証金 | 200万円 | 契約終了時に返金 | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 内外装工事費 | 約4,000〜5,000万円 | ビルイン・ロードサイドによる | https://www.fc-biz.com/karayama |
| 厨房設備 | 約1,500〜2,000万円 | 揚げ物専用設備・換気設備等 | https://www.fc-biz.com/karayama |
| 什器・備品 | 数百万円 | テーブル・椅子・POSレジ等 | — |
| 看板・サイン | 100〜300万円 | — | — |
| 初期運転資金 | 500万〜1,000万円 | 開業直後の運転資金 | — |
| **初期投資総額** | **約7,600万円** | 物件取得費・賃料保証金除く | https://www.fc-biz.com/karayama |
月間固定費内訳
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| ロイヤリティ | 売上高の**3〜5%**(スライド制) | 1〜3店舗:5%/4〜6店:4.5%〜4%/7〜9店:4%/10店以上:さらに低減 |
| 更新料 | 100万円(5年ごとの契約更新時) | https://www.fc-biz.com/karayama |
| 広告分担金 | 不明(本部費用に含まれる可能性) | — |
| 食材費 | 売上の約30〜35%(唐揚げ用鶏肉・タレ等) | 推定 |
| 人件費 | 売上の約25〜30% | 調理・接客スタッフ |
| 家賃 | 月20〜50万円(立地による) | ロードサイドの場合 |
契約期間: 5年(更新可)
ソース:
3. 店舗数・出店動向
| 時期 | 店舗数 | 備考 | ソース |
|---|---|---|---|
| 2019年3月頃 | 約100店 | 黎明期。テイクアウト・デリバリー需要が追い風 | https://www.foodrink.co.jp/news/2019/03/2893054.php |
| 2023年時点 | 126店(国内) | 22都道府県に展開 | https://web-repo.jp/articles/1098 |
| 2024年時点 | 121店(国内) | 競争激化で調整局面に入る | https://toyokeizai.net/articles/-/860053 |
| 2024年12月現在 | **166店(国内155・海外11)** | 「からやま」「からあげ縁」含む | https://www.arclandservice.co.jp/ |
グループ全体: かつやは406店舗(国内)・海外55店舗。からやまはその傘下のサブブランド。
出店動向の特徴:
ソース:
4. 収益モデル・オーナー収益の実態
モデルケース
| ケース | 月商 | 営業利益(推定) | オーナー年収(推定) |
|---|---|---|---|
| 好立地ロードサイド型 | 500〜700万円 | 50〜100万円 | 400〜700万円 |
| 標準的な郊外型 | 300〜500万円 | 20〜50万円 | 200〜400万円 |
| 不振店(月商300万円以下) | 200〜300万円 | 赤字〜トントン | 年収確保困難 |
損益分岐点
| 月商 | 状況 |
|---|---|
| 300万円以下 | 赤字確定(固定費・人件費・ロイヤリティが重くなる) |
| 350〜400万円 | 損益分岐点目安(月商350万円で年間利益約0円の計算) |
| 500万円以上 | 黒字化。初期投資回収フェーズへ |
| 700万円以上 | 安定した収益確保(ブーム期に多数の店舗で達成) |
投資回収の計算:
ソース:
5. 本部サポート体制
| サポート項目 | 内容 | ソース |
|---|---|---|
| 経営ノウハウ移転 | かつやで培った全国400店超・海外55店の運営ノウハウを活用 | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 商品・メニュー開発 | 期間限定メニュー開発・本部からのプロダクト支援 | https://web-repo.jp/articles/1098 |
| チェーンマネジメント | 店舗管理システムの提供・経営数値の共有と改善支援 | https://www.arclandservice.co.jp/fc/ |
| 人材育成マニュアル | かつや並みのマニュアル教育体制(標準化された調理・接客手順) | 推定 |
| 食材調達支援 | 秘伝のタレを含む核心食材の安定供給 | — |
| SV巡回 | 定期的なSV訪問による現場改善支援(詳細非公開) | — |
| 開業支援 | 物件選定・内装仕様・機器選定へのアドバイス | — |
総評:
かつやで積み上げた外食FC経営ノウハウを移植しているため、基本的なオペレーション品質は担保されている。ただし、からやまオーナーからの具体的な口コミ情報は少なく、実際のSV品質・サポート頻度については独立した評価が難しい。
ソース:
6. オーナー・加盟者の評判
ポジティブな傾向(顧客・業界評価)
ネガティブな傾向(課題)
ソース:
7. 競合他社との比較
| FC名 | 初期投資 | ロイヤリティ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| からやま | 約7,600万円 | 売上の3〜5% | 手作業仕込み・秘伝タレ・郊外型 |
| かつや(同グループ) | 約6,000〜8,000万円 | 売上の3〜5% | とんかつ専門・400店超の実績 |
| から好し | 約5,000万〜 | 非公開 | すかいらーく傘下・認知度高い |
| ほっかほっか亭 | 約2,000〜3,000万円 | 売上の5〜8% | 弁当専門・低初期投資 |
| 一番からあげ | 約1,000〜3,000万円 | 非公開 | 小型店舗・低コスト型 |
業界動向:
唐揚げ専門店市場は2020年がピーク(市場規模1,035億円)で、その後淘汰が進行。2023年4,388店→2024年4,034店(前年比8%減)と専門店が整理されている。からやまは郊外型のブランド力と品質で生き残っているが、新規参入の難易度は高まっている。
ソース:
8. リスク・撤退条件
リスクテーブル
| リスク | 重要度 | 説明 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 唐揚げ市場の成熟・縮小 | 高 | 専門店のピークは2020年。2024年に8%減の淘汰進行中 | 高品質・差別化で生き残り。立地精査が最重要 |
| 高額初期投資 | 高 | 約7,600万円の投資。失敗時の損失甚大 | 入念な商圏調査・競合調査後の参入 |
| 立地依存性 | 高 | 郊外型・ロードサイド中心。立地選定ミスで赤字直行 | 交通量・人口密度・競合店調査を徹底 |
| 人材確保難 | 中 | 飲食業界全体の慢性的人手不足。調理スタッフが特に難しい | 採用費・人件費の予算を厚く確保 |
| 投資回収期間の長期化 | 中 | 月商500万以下では5年回収は困難。10年以上かかるケースも | 開業前のシミュレーションを複数パターンで実施 |
| 食材費高騰 | 中 | 鶏肉・食用油等の価格上昇が継続 | 価格改定・メニューミックスの調整 |
撤退条件テーブル
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 契約期間 | 5年 | 更新料100万円 |
| 中途解約違約金 | 詳細非公開(要資料請求・弁護士確認推奨) | 飲食FC標準は残存期間に応じた違約金設定が多い |
| 競業避止 | 詳細非公開 | 同業態・近隣への参入制限の可能性あり |
失敗パターン詳細
| パターン | 説明 | リスク度 |
|---|---|---|
| 唐揚げブーム収束後の売上低迷 | ブーム期の立地で開業したが、競合増加で月商が300万円台に落ちる | 高 |
| 立地選定失敗 | ロードサイドの交通量・人口密度を甘く見積もり開業、集客が安定しない | 高 |
| 高初期投資による損益悪化 | 7,600万円の投資を5年で回収できず、借入金返済が経営を圧迫 | 中 |
| 人材定着できず営業品質低下 | 調理スタッフが離職し、「秘伝のタレ・手作業仕込み」の品質維持が困難に | 中 |
| 食材費高騰への対応遅れ | 鶏肉・食用油の値上がりを価格に転嫁できず、利益率が急低下 | 中 |
ソース:
9. 採用・人材要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要スキル | 唐揚げ調理(秘伝のタレ調理・揚げ方技術)・衛生管理・接客スキル |
| 調理技術習得期間 | 数ヶ月〜1年程度(推定) |
| 必要人員 | 5〜10名程度(店舗規模・営業時間による) |
| 採用難課題 | 飲食業界全体の人手不足。調理対応できるスタッフ確保が特に困難 |
| 本部マニュアル | かつや並みの標準化教育マニュアルが存在(推定)。ただし調理技術の標準化は限界あり |
| オーナー像 | 飲食業経験者・法人での多店舗展開を狙う企業 |
ソース:
10. SNS・ブランド力
| 項目 | 内容 | ソース |
|---|---|---|
| ブランド認知度 | 唐揚げ専門店の中でランキング2位程度の認知度 | https://macaro-ni.jp/117322 |
| 「伝説のからあげ」 | コアな唐揚げファンの間での呼称。熱狂的ファン層あり | https://web-repo.jp/articles/1098 |
| SNS戦略 | 本部の公式SNSによるメニュー発信・期間限定情報配信(詳細非公開) | — |
| テイクアウト・デリバリー | コロナ禍の対応実績。UberEats等との連携あり(一部店舗) | — |
| マーケティング | ブーム期のコロナ追い風(テイクアウト・デリバリー)を活用して認知拡大 | https://web-repo.jp/articles/1098 |
| キャンペーン効果 | 2024年のグランドメニュー改定・フェアメニュー施策が8.4%増収に貢献 | https://www.arclandservice.co.jp/ |
ソース:
11. 市場環境・業界動向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 唐揚げ市場規模(ピーク) | 2020年:1,035億円(2019年853億円から約20%成長) |
| 現在の市場状況 | 専門店の淘汰が進行。2023年4,388店→2024年4,034店(8%減) |
| からやまの立ち位置 | 淘汰局面でも生き残る「質重視」の上位ブランド。ランキング2位の安定した地位 |
| 郊外型戦略 | 都市部より郊外・ロードサイドに強み。大型商業施設の集客に依存しない独自集客 |
| 競合との差別化 | 秘伝のタレ・手作業仕込み・スタッフ教育への徹底的なこだわりが他の安価な唐揚げ店との差 |
| 外食業界全体 | 原材料高騰・最低賃金上昇・人手不足が業界全体の課題。これを乗り越えたチェーンが勝者 |
| 2024年業績 | からやま:フェアメニュー・グランドメニュー改定奏功で8.4%増収。経常利益4.2%増益 |
ソース:
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)加盟 | 確認データなし(公式情報なし) |
| フランチャイズ規制 | 中小小売商業振興法に基づくFC情報開示義務(法定開示書面)には準拠と推定 |
| 業界団体 | アークランドサービスHDは大手外食FC企業として業界標準のコンプライアンス体制を整備 |
| JFA正会員 | かつやの親会社アークランドサービスのJFA正会員確認はできていない |
JFAの正会員・賛助会員名簿において、アークランドサービスホールディングスの名前は現時点で確認されていない。ただし、大手外食FCとして中小小売商業振興法の法定開示義務は遵守していると推定される。
ソース:
13. 融資・資金調達情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要自己資金目安 | 1,500万〜2,000万円(初期投資7,600万円の20〜25%) |
| 初期投資総額 | 約7,600万円(物件取得費・賃料保証金除く) |
| 日本政策金融公庫 | 創業融資対象。飲食業での融資実績は豊富 |
| 融資審査のポイント | ①アークランズグループという上場企業傘下の安定性 ②かつやの400店超の実績 ③商圏内の競合分析データを添付 ④郊外型店舗の人口カバレッジデータを提示 |
| 民間融資 | 初期投資7,600万円規模は日本政策金融公庫の限度額(3,000万円)を超えるため、地銀・信金との併用が必要 |
| リース活用 | 厨房機器のリース化で初期費用を圧縮する手法あり(月額リース料として経費化) |
| 多店舗展開の場合 | 1店舗目の黒字化後、法人向け事業融資でのスケールアップが有効 |
ソース:
参考ソース
1. https://www.arclandservice.co.jp/fc/ (アークランドサービスHD FC加盟店募集公式)
2. https://www.arclandservice.co.jp/company/overview/ (アークランドサービスHD 会社概要)
3. https://www.arclands.co.jp/ (アークランズ株式会社(親会社)公式)
4. https://www.fc-biz.com/karayama (FC-BIZ:からやまFC情報)
5. https://web-repo.jp/articles/1098 (フランチャイズWEBリポート:からやま特集)
6. https://web-repo.jp/fc/66675 (フランチャイズWEBリポート:からやまFC)
7. https://toyokeizai.net/articles/-/860053 (東洋経済:唐揚げ市場分析)
8. https://www.tanaka-consulting.jp/column/column046.html (田中コンサルティング:ロイヤリティ詳細)
9. https://macaro-ni.jp/117322 (マカロニ:唐揚げ専門店ランキング)
10. https://friday.kodansha.co.jp/article/166087 (FRIDAY:からやま月商500万超事例)
11. https://www.foodrink.co.jp/news/2019/03/2893054.php (フードリンク:からやま初期展開)
12. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/051a6c0df5770a665b810326bedbb9d3643316b1 (Yahoo:唐揚げ市場分析)
13. https://www.buffett-code.com/company/3085/ (アークランドサービスHD 企業情報)
14. https://www.jfa-fc.or.jp/ (日本フランチャイズチェーン協会)
15. https://www.jfc.go.jp/ (日本政策金融公庫)
16. https://entrenet.jp/kw/タイヤ館%20フランチャイズ/ (フランチャイズ業界比較)