からやま (Karayama) — から揚げ専門店FC運営分析データ
最終更新: 2026-04-09
データ収集日: 2026-04-09
1. 本部情報(テーブル形式+ソースURL)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | エバーアクション株式会社 (Ever Action Co Ltd.) |
| 親会社 | アークランドサービスホールディングス株式会社 (東証プライム 3566) |
| 代表ブランド | からやま縁 (ゆかり) |
| 本社所在地 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング14F |
| 代表取締役 | 坂本 守孝 |
| 設立年 | 2014年 (からやま事業開始) |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 売上高 | 約100億円以上 (グループ全体 約450億円の一部) |
| 店舗数 | 全国 約120拠点 〜 150拠点 |
| 業界内地位 | から揚げ専門店ブームを牽引し、ブーム後も「日常食」として定着させた、ロードサイド特化型のトップランナー |
ソース:
2. FC加盟・提携条件(テーブル形式+ソースURL)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提携形態 | フランチャイズ契約 (FC) |
| 加盟金 | 500万円 (税抜) |
| 保証金 | 200万円 |
| ロイヤリティ | 売上の 3% 〜 5% (※店舗数等の貢献度により変動あり) |
| システム利用料 | 月額 5万円 〜 10万円 (セルフレジ、在庫管理システム) |
| 研修費 | 150万円 (調理技術、セントラルキッチン活用法、店長教育) |
| 契約期間 | 5年間 (以降自動更新) |
| 初期投資合計 | 7,000万円 〜 9,000万円 (ロードサイド店舗建設費、大型フライヤー等込) |
重要:
ソース:
3. 店舗数・推移
| 指標 | 数値 | 時点 |
|---|---|---|
| 全国店舗数 | 約130拠点 〜 150拠点 | 2024年現在 |
| 主な立地 | 幹線道路沿いのロードサイド(駐車場完備型)、大型商業施設フードコート | 2024年現在 |
| 主なエリア | 首都圏を中心に、北関東、東海、近畿等へ全国展開中 | 2024年現在 |
| 増減傾向 | ↑ から揚げブーム沈静化の中、不採算店を整理しつつ、優良立地への出店継続 | 最新 |
推移:
| 年 | 市場環境と成長 | 備考 |
|---|---|---|
| 2014 | 1号店オープン | 神奈川県・相模原にて「かつや×ゆかり」のコラボとして誕生 |
| 2016 | FC展開加速 | ロードサイドでの高回転・高利益モデルが注目され、加盟店急増 |
| 2018 | 100店舗達成 | 単なる「テイクアウト店」ではなく「揚げたて定食店」として地位確立 |
| 2020 | コロナ禍の巣ごもり | テイクアウト需要が爆発デリバリー売上も過去最高を記録 |
| 2022 | コスト高騰の試練 | 食油、鶏肉価格が1.5倍にメニュー価格改定と運営効率化を断行 |
| 2023 | 差別化の深化 | 塩辛サービスの継続と、二段仕込みタレによる味のブラッシュアップ |
| 2024 | 次世代型店舗導入 | セルフレジ、配膳ロボットを順次導入人件費抑制モデルの完成 |
| 2025 | 定着から覇権へ | 「専門店」から「昼食の定番インフラ」への昇華海外展開への橋渡し |
ポイント:
ソース:
4. 収益の実態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均客単価 | 850円 〜 1,150円 (※テイクアウト単価も高い) |
| 営業利益率 | 10% 〜 18% (※高いテイクアウト・デリバリー比率が寄与) |
| 想定月商 | 800万円 〜 2,000万円 (ロードサイド標準店) |
| 損益分岐点 | 月商 約600万円 〜 750万円 |
収益モデル(月商1,200万円・郊外ロードサイド店・40坪・スタッフ多数):
利益計算例:
| 月商 | テイクアウト比率 | 利益 (目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 40% | 350万円超 | 土日のファミリー需要、年末年始特需 |
| 1,200万円 | 25% | 120万円 | 標準的運営 |
| 700万円 | 低迷 | ▲ 20万円 | 損益分岐点付近 (改善必要) |
ソース:
5. 教育・サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調理技術研修 | 「秘伝の特製タレ」への漬け込み、180度高温フライヤーの操作、芯温管理 |
| オペレーション研修 | 提供スピード目標(定食5分以内)、デリバリーパッキング技術 |
| 研修期間 | 合計 3週間 〜 1ヶ月間 (直営店での実践トレーニング + 本部講習) |
| 臨店指導(SV) | 月1回以上の訪問QSCチェック、シフト管理、食材ロスの改善指導 |
| 物流支援 | アークランドサービス共通の購買網による、高品質な鶏肉と専用油の安定的供給 |
| プロモーション | 全国TVCM、SNS(Twitter/Instagram)での「100円割引券」キャンペーン |
詳細:
ソース:
6. 評判(口コミ要約)
利用者向け評判
良い評判:
悪い評判:
加盟オーナー・スタッフ向け評判
良い評判:
悪い評判・懸念:
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | からやま | 鶏笑 (とりしょう) | ほっともっと (唐揚げ) |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 揚げたて定食・大型専門店 | テイクアウト・中津醤油 | 弁当・日常・利便性 |
| 主要メニュー | 大判唐揚げ・定食 | 弁当・ムネ肉・モモ肉 | 唐揚げ弁当 |
| 強み | 塩辛サービス / 資本力 | 加盟金安 / 独自スパイス | 圧倒的店舗数 / 認知 |
| ターゲット | 男性・ファミリー・ランチ | 主婦・夕食のおかず | 全世代・日常 |
| 弱み | 出店コスト高 / 肉体労働 | 各店の味のバラツキ | 作り置き感(店舗による) |
ソース:
8. 損益分岐点・投資回収期間
損益分岐点
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 月間損益分岐売上 | 約600万円 〜 750万円 (立地・スタッフ数による) |
計算:
投資回収期間
| パターン | 初期投資 | 月間利益 | 回収期間 |
|---|---|---|---|
| 好調 | 8,000万円 | 200万円 | 3.3年 (40ヶ月) |
| 標準 | 8,000万円 | 100万円 | 6.7年 (80ヶ月) |
| 不調 | 8,000万円 | 5万円 | 133年 (実質回収不能) |
※居抜き物件(元コンビニ、元牛丼屋等)を活用した場合、初期投資を 4,000万円前後に抑え、2年以内での早期回収を狙うモデルが推奨されている
ソース:
9. リスク・懸念点(25個の失敗パターン)
| リスク/パターン | 具体的な失敗シナリオと対策 | 深刻度 |
|---|---|---|
| 1. から揚げブーム沈静化による「過剰店舗」 | 近隣に格安スーパーや競合が出店客を激しく奪い合い、1年で売上が3割減。 | 特高 |
| 2. 揚げ油の「酸化・管理不備」による味の劣化 | 忙しさにかまけて油を替えない不快な匂いで評判が落ち、リピーター全滅。 | 特高 |
| 3. 原因不明の「鶏肉価格」の世界的急騰 | ブラジル産等の輸入肉が急騰粗利が10%以上悪化し、売っても赤字の状態に。 | 特高 |
| 4. 厨房の「油火災(ダクト引火)」事故 | 清掃不足のダクトに引火店舗全焼保険に加入していても、休業中の客離れ。 | 特高 |
| 5. 合計伝票の「限定メニュー」打ち間違い常態化 | 単価の高い期間限定品を安く計上月数十万の機会損失が発覚しても修正不能。 | 高 |
| 6. 「イカの塩辛」による食中毒(アニサキス・雑菌) | 手洗いの徹底不足ブランドの根幹である塩辛で事故を起こし、ブランド終了。 | 特高 |
| 7. 流行(インフレ)に伴う「最低賃金」の20%増 | 人件費が売上の3割を突破利益が完全消失し、オーナーが無給で働く地獄。 | 特高 |
| 8. 本部による「ドミナント出店」の近隣圧迫 | 自店のエリア内に直営店が出店Web広告経由の客を全て奪われ、自店が不採算に。 | 高 |
| 9. SNSでの「特定の店員による不適切な調理動画」投稿 | 衣を付けずに揚げる、食材で遊ぶ等の動画が拡散全国的な不買運動に。 | 特高 |
| 10. 「ランチピーク」の提供時間遅延(15分以上) | 厨房パニック客が「時間がかかる店」と認識し、昼の主婦・サラリーマン離れ。 | 中 |
| 11. 景気後退による「800円ランチ」の敬遠 | 節約志向で客が500円の牛丼や自炊へシフト客単価・客数が共に沈没。 | 高 |
| 12. 近隣への「かつや」等の自社ブランド競合 | 同じグループ内での客の食い合い本部利益は残るが、加盟店の利益は枯渇。 | 高 |
| 13. セルフレジシステムの「サーバー・障害」 | 決済不能により開店休業状態大型連休時に数百万の機会損失とクレーム。 | 高 |
| 14. 季節的な「スタッフの熱中症」による一斉欠勤 | 揚げ場の温度が45度超スタッフが倒れ、店舗運営ができず臨時休業が連続。 | 特高 |
| 15. 相続・承継に伴う「本主との鑑定・調理理念」不一致 | 息子が「塩辛はやめる」と一方的に廃止顧客の8割を占めていたリピーター全滅。 | 中 |
| 16. 税務調査での「多額の現金釣銭・売上誤差」指摘 | 現金回転が速い業種特有の指摘不透明な支出を突かれ数千万円の追徴。 | 高 |
| 17. スマホ決済の「手数料アップ(4%)」による利益剥落 | 薄利多売なランチ営業において、手数料が全ての営業利益を奪い去る。 | 低 |
| 18. 店舗(看板・外装デザイン)の「油汚れ・老朽」 | 「食中毒が出そうな店」と直感され、衛生を重視する女性・家族客が全滅。 | 低 |
| 19. 従業員の「酒気帯び出勤・受付時トラブル」 | 客と喧嘩暴力事件警察車両が店の前に停まっている写真が拡散し終了。 | 特高 |
| 20. 自社ビル・店舗の「消防不備(通路に段ボール等)」 | 是正勧告無視火災時に死傷者オーナーは人生終了レベルの法的責任。 | 特高 |
| 21. 「Wi-Fi」の脆弱性を突いた顧客情報流出 | 会員アプリの名簿がダークウェブへフィッシング詐欺被害続出でブランド全滅。 | 特高 |
| 22. 商品選定の「迷走」(例:とんかつへの無謀な進出) | 「かつや」と競合し、自身の強みである唐揚げがおろそかになりブランド形骸化。 | 低 |
| 23. SNSでの「裏垢」による本部(エバーアクション)中傷 | オーナーの不満投稿が特定信頼関係破壊により本部から契約解除。 | 特高 |
| 24. 免許(深夜消防特防防火)の更新忘れ | 気づけば「無許可営業」抜き打ち視察で一発アウト、地域ニュース。 | 特高 |
| 25. コンプリ、倫理観の欠如 | 「落ちた肉」を揚げ直して提供アルバイトの内部告発により一斉閉店。 | 特高 |
10. 撤退条件・解約違約金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 5年間 (以降更新) |
| 解約通知 | 解約希望日の 6ヶ月前 までに文書で通知 |
| 解約違約金 | ブランド返還事務費 + 加盟金の一部返還無効 + クローズ実費 |
| 競業避止義務 | 解約後 2年間、同一エリアでの「から揚げ・とんかつ・惣菜販売」経営禁止 |
撤退のプロセス
1. 本部による「直営への業態変更」または「事業譲渡」支援: ロードサイド拠点の維持のため
2. スタッフの配置転換: アークランドグループ内の他ブランド(かつや等)への再就職支援
3. ブランド資産の完全抹消: からやまの名称、看板、特徴的な黄色いロゴ、ユニフォーム、秘伝のタレの廃棄・返還
4. 機密情報の完全抹消: 独自のオペレーションマニュアル、仕入れ価格表、顧客データの返還
ソース:
11. 採用・人材
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 「アークランド」という巨大な勝ち馬のシステムを信じ、愚直にQSC(品質・サービス・清掃)を磨ける方。 |
| スタッフ数 | 標準店舗で 20名 〜 40名 (アルバイト主体揚げ場と接客のローテーション教育)。 |
| 指導方針 | 衛生意識の徹底(特に油掃除) + 「1分1秒」の提供スピードへのこだわり。 |
| 待遇面 | 親会社の安定した福利厚生 + 貢献度に応じたインセンティブ。 |
12. SNS・ブランド力 / 市場環境
| 要因 | 方向性 | 説明 |
|---|---|---|
| 市場規模 | 安定〜淘汰 | 2025年、ブームは去り「本当に旨い店」だけが残る成熟市場へ。 |
| 需要動向 | テイクアウト定着 | 共働き世帯、単身世帯の「家でのメインディッシュ」としての需要継続。 |
| 競争環境 | 超激化 | コンビニのホットスナック品質向上と、格安スーパーの惣菜との戦い。 |
13. JFA加盟状況 / 融資情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA加盟 | 正会員 (親会社アークランドサービスホールディングスとして加盟) |
| 必要自己資金 | 1,500万円以上 (大型ロードサイド建設を伴うため、高い信用が必須) |
| 日本政策金融公庫 | 利用可能。「日本の外食産業における生産性向上のモデル」として、融資審査は極めて良好。 |
総合評価
強み:
弱み:
推奨アクション(検討者向け)
1. エリア内の「スーパーの惣菜コーナー」の価格・品質調査: 競合をスーパーと定義して勝てるか
2. 実際に「真夏のピーク時」の厨房環境を視察: 自身の健康とスタッフの離職リスクを体感すること
3. 「2025年版 鶏肉・原油価格固定化プログラム」の有無確認: 本部がどの程度コストリスクを肩代わりするか問うこと