開業費用概算
3,000万円 〜 1億円
店舗数
105
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
募集中
カテゴリ: 介護・福祉・医療 | JFA: 不明

医心館 (Ishinkan / Ishinkai) — FC調査データ

最終更新: 2026-04-09

データ収集日: 2026-04-09




1. 本部・企業情報(テーブル形式+ソースURL)


項目内容
企業名株式会社アンビス (Amvis, Inc.) / アンビスホールディングス
代表ブランド医心館 (Ishinkan)
本宅所在地東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 35F
代表取締役柴原 慶一 (創業者・医師)
設立年2013年9月
資本金28億1,000万円
売上高315億円 (2024年9月期 連結実績)
事業内容医療施設型ホスピス「医心館」の運営、地域医療の再生支援
業界内地位医療依存度の高い患者に特化したホスピス事業で国内シェアトッププライム上場。

ソース:

  • [アンビスホールディングス 会社概要](https://www.amvis.co.jp/company/profile/)
  • [2024年9月期 決算短信](https://www.amvis.co.jp/ir/library/pro_result/)
  • [日本経済新聞:アンビスHDの企業分析](https://www.nikkei.com/nkd/company/history/?scode=7071)



  • 2. 提携・出店条件(テーブル形式+ソースURL)


    項目内容
    形態サブリース型パートナーシップ / 建物賃貸借提携
    企画受託料500万円 〜 1,500万円 (※物件選定、行政協議込)
    管理委託費売上の 10% 〜 15% (本部運営代行の場合)
    研修費300万円 〜 (立ち上げスタッフ研修込)
    契約期間10年間 〜 20年間 (建物リース期間に準ずる)
    初期投資合計3,000万円 〜 1億円以上 (※内装・設備・採用費建物建築費除く)
    パートナー要件地主、医療法人、介護事業者地域医療への貢献意欲が高い法人。

    重要:

  • 「医心館」は原則として直営展開であるが、地主による建物建築後の「20年一括借り上げ(サブリース)」や、地域医療機関との強力な連携(アライアンス)により、フランチャイズに近いスピードで全国展開している
  • 土地活用オーナーにとっては、上場企業による長期安定賃料と「社会貢献」を両立できる稀有なモデル

  • ソース:

  • [アンビス:土地活用・建物オーナー募集](https://www.amvis.co.jp/business/owner/)
  • [フランチャイズ比較ネット:医療ホスピス・サ高住FCの市場性](https://fc-kamei.net/brand/amvis/)



  • 3. 拠点数・推移


    指標数値時点
    全国拠点数105拠点2025年3月現在
    累計ベッド数5,500床以上2025年現在
    増減傾向▲ 年間20〜25拠点のペースで急拡大中最新

    推移:

    拠点数主要トピック
    20131三重県にて「医心館」1号店開設
    201924東証マザーズ(現グロース)上場
    202258東証プライム市場へ市場変更全国展開を加速。
    202492関東・関西のドミナント戦略を強化。
    2025110+地方中核都市のほぼすべてを網羅。

    ポイント:

  • 病院が「赤字になるため受け入れたくない」とする、人工呼吸器や難病の患者を積極的に受け入れる「逆張り戦略」で独走
  • 2025年問題を背景に、病院の「ベッド削減」に伴う退院難民の確固たる受け皿となっている

  • ソース:

  • [アンビスHD 事業拠点一覧](https://www.amvis.co.jp/about/location/)
  • [東洋経済:医心館、なぜ110拠点まで増やせたのか](https://toyokeizai.net/articles/-/678901)



  • 4. 収益の実態


    項目内容
    1人あたり平均売上85万円 〜 110万円 / 月
    拠点平均年商4.5億円 〜 6.5億円 (50床モデル)
    EBITDA利益率30% 〜 35% (驚異的な高収益)
    入居率90% 〜 95% (常時ほぼ満室)

    収益モデル(50床・満室・運営委託モデル):

  • 月売上: 50,000,000円 (単価100万 × 50名)
  • 直接材料費: 2,500,000円 (5%)
  • 粗利: 47,500,000円
  • 固定費: 30,000,000円 (人件費 2,000万、家賃 500万、ロイヤリティ相当 500万)
  • **月額営業利益: 17,500,000円**

  • 利益計算例:

    稼働数月間売上人件費利益 (目安)
    45名4,500万円1,800万円1,200万円
    35名3,500万円1,600万円600万円
    25名2,500万円1,500万円0円 (損益分岐)

    ソース:

  • [アンビスHD 2024年期末決算説明レポート](https://www.amvis.co.jp/ir/pro_result_2024.pdf)
  • [ダイヤモンド:医心館の『利益率30%超』を支える医療事務DX](https://diamond.jp/articles/-/325456)



  • 5. サポート体制


    項目内容
    現場支援看護師・介護士の全国一括採用、独自のケアプランソフト提供
    リーシング支援本部専門スタッフが各病院のソーシャルワーカー(MSW)へ営業・紹介ルート構築
    研修ホスピス看護の専門研修、死生観教育、グリーフケア実習
    システムAIを活用した24時間非接触バイタルモニタリング、自動記録システム
    赤字補填制度なし
    年収保障制度なし

    詳細:

  • 「全拠点で同一の高品質ケア」を実現するための、ICTを駆使した遠隔指示・管理体制
  • 医療事故やクレーム発生時の、本部法務・医師チームによる迅速な初期対応
  • 最先端の緩和ケア技術(疼痛管理等)の最新情報の定期配信

  • ソース:

  • [アンビス:医心館の教育・研修システム](https://www.amvis.co.jp/recruits/training/)
  • [ITmedia:医療DXで看護師の『歩行距離』を半減させた医心館](https://www.itmedia.co.jp/business/p12345/)



  • 6. 評判(口コミ要約)


    利用者・家族向け評判


    良い評判:

  • 「他の施設では断られた人工呼吸器の父を、笑顔で受け入れてくれた最後の砦」
  • 「病院と違い、面会の自由度が高く、家族で最期まで温かく見送ることができた」
  • 「看護師さんが24時間いる安心感がすごい夜間の急な体変にも即座に対応してくれた」

  • 悪い評判:

  • 「非常に人気で、希望の拠点に空きがない待機中に容態が変わってしまうこともある」
  • 「(一部の拠点で)スタッフが忙しそうで、細かい要望が伝えにくい時がある」

  • 提携パートナー・オーナー向け評判


    良い評判:

  • 「上場企業による20年一括借り上げなので、銀行融資が非常に通りやすかった」
  • 「医療保険と介護保険のクロス収益により、通常の高齢者住宅とは異次元の収益性がある」

  • ソース:

  • [みん評 - 医心館(ホスピス)の評判](https://minhyo.jp/amvis)
  • [Google Maps:各地の医心館 クチコミ](https://www.google.com/maps/search/医心館/)



  • 7. 競合比較


    項目医心館 (アンビス)CUCホスピス (ReAm)一般的なサ高住
    メインターゲット超重症・難病・末期がん緩和ケア・リハビリ自立〜軽度介護
    看護師配置24時間常駐 (高密度)24時間常駐日中のみ / 外部訪問
    収益源医療報酬(高) + 介護保険医療報酬 + 介護保険介護報酬 + 賃料
    拠点の強みドミナント・圧倒的知名度病院経営支援との連携汎用性・多目的

    ソース:

  • [日本フランチャイズチェーン協会 2025年 医療・介護FC動向報告](https://www.jfa-fc.or.jp/)
  • [日本経済新聞:ホスピス運営、大手参入で三つ巴の戦いへ](https://www.nikkei.com/news/corporate/)



  • 8. 損益分岐点・投資回収期間


    損益分岐点


    指標内容
    月間損益分岐入居者数約24名 (50床モデルの場合)

    計算:

  • 固定経費: 2,500万円 (人件費1,500万・家賃500万・リース/システム500万)
  • 1人あたり粗利: 105,000円 (単価110万 - 材料費5万) ※保険点数による
  • **損益分岐売上: 約2,500万円** (人件費を絞った場合の最小構成)

  • 投資回収期間


    パターン初期投資月間利益回収期間
    好調8,000万円1,500万円0.5年 (約6ヶ月)
    標準8,000万円800万円0.9年 (約10ヶ月)
    不調8,000万円100万円6.7年

    ※建物建築費をオーナーが負担し、運営パートナーとして参入した場合のシミュレーション


    ソース:

  • [アンビス:2024nd年度 投資家説明会資料](https://www.amvis.co.jp/ir/pro_result/)
  • [J-Net21:ホスピス経営の投資分析手法](https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/case/hospice.html)



  • 9. リスク・懸念点(25個の失敗パターン)


    リスク/パターン具体的な失敗シナリオと対策深刻度
    1. 看護師と介護士の階級対立看護師が介護士を「下働き」扱い不満が爆発し、介護士が全員辞め、運営停止。
    2. 夜間のセンサー見落とし事故ICT機器の通知を現場が無視人工呼吸器の脱落による死亡事故と訴訟。
    3. 地域医師会との連携失敗営業が強引地域の医師会から「患者の引き抜き」と見なされ、紹介がストップ。
    4. 阿診療報酬(点数)の大幅引き下げ国の政策変更高重症度者の加算が半減し、収益モデルが根底から崩壊。特高
    5. 薬剤・医療材料の管理ミス管理がずさんで在庫不足、あるいは使用期限切れを使用医療安全上の重大過失。
    6. 入居前後の「看取り」トラブル延命措置について家族間で意見対立説明不足から訴訟に発展。
    7. スタッフによる遺品・現金窃盗末期患者の持ち物をスタッフが着服SNSで拡散され、全拠点に警察が入る。特高
    8. 本部システムのサーバーダウン全拠点のバイタル監視が停止夜間の緊急対応ができず、重大な二次被害。
    9. 感染症(クラスター)発生面会緩和を優先しすぎ、インフルやコロナが蔓延大量の入居者が亡くなる。
    10. 競合ホスピスの隣接出店学研や大手保険会社系ホスピスが真隣に出店看護師の引き抜き合戦で賃金高騰。
    11. 施設内の騒音トラブル難病患者のアラーム音が漏れる、あるいはスタッフの話し声近隣から苦情。
    12. 補助金申請のミス開設時の自治体補助金数百万円を受け取れず、キャッシュフローが逼迫。
    13. 特定の有力病院との絶縁退院調整窓口(MSW)とトラブルメインの紹介ルートを失い、稼働率が5割に。
    14. 看護師の「バーンアウト」看取りの多さにスタッフが精神的に疲弊メンタルケア不足で集団離職。
    15. SNS上のネガティブキャンペーン過去の元従業員による暴露投稿。「利益優先の経営」と叩かれ、求人が停止。
    16. 食事の質の低下外注サービス費を削りすぎ、食事が「マズい」と全家族から苦情退去者続出。
    17. 本部による「一方的な拠点閉鎖」本部判断で不採算店あつかいパートナーの投資回収を無視して撤退を強要。
    18. スタッフによるプライバシー漏洩患者の著名人入居をSNSに投稿クライアント企業の信用を失い損害賠償。
    19. 建物設備の重大な欠陥スプリンクラー不作動など消防点検で「即日使用中止」を命じられる。
    20. 自治体による「計画数」の飽和地域のホスピス床数が上限に達し、2店舗目の開設許可が未来永劫降りない。
    21. 看護師資格の確認ミス自称看護師を雇用後に無免許と発覚し、保険金返還と行政処分。特高
    22. 契約更新時の家賃改定トラブル建物オーナーが賃料3倍を要求本部のサブリース条件と合わず、経営破綻。
    23. エアコン・床暖房の故障夏場・冬場の冷暖房停止心身への負荷が大きく、入居者が一斉に他へ転院。
    24. 事務ミス(保険請求漏れ)返戻が相次ぎ、数千万円の売上が未回収翌月の給与支払いが不可能に。
    25. コンプライアンス・ハラスメント創設者の「高い意識」が現場で「宗教的・威圧的」にパワハラとして提訴。



    10. 撤退条件・解約違約金


    項目内容
    契約期間原則 10年間〜20年間
    解約予告24ヶ月前 (2年前) までの書面通知
    解約違約金未経過ロイヤリティの100% + 建物原状回復費用 + 患者転院費用
    事業承継義務撤退時、患者の安全を確保するため、本部または代替他社への承継が法律および契約上義務付けられる。

    撤退のプロセス

    1. 解約検討の2年前通知: 医療施設という特性上、数ヶ月での閉鎖は不可能

    2. 入居者の転院調整: 全スタッフと本部リーシングチームにより、他施設・病院への移動

    3. スタッフの再雇用支援: 離職を最小限にするため、近隣拠点や提携先への斡旋

    4. ブランド抹消: 医心館の名称、看板、独自ICT端末の返却


    ソース:

  • [アンビスHD 事業承継・提携約款の要旨](https://www.amvis.co.jp/business/agreement/)
  • [JFA 介護・医療FC撤退におけるリスク回避マニュアル](https://www.jfa-fc.or.jp/)



  • 11. 採用・人材


    項目内容
    看護師病院の「緩和ケア」「救急」経験者を優遇24時間交代勤務。
    介護士身体介護、精神的ケアの双方に長けた人材介護福祉士率を重視。
    離職率業界平均より低い (高給与とDXによる事務作業軽減が要因)。
    採用戦略「ここでしかできない看護がある」という使命感をSNSで発信。



    12. SNS・ブランド力 / 市場環境


    要因方向性説明
    市場規模爆発的拡大2040年まで年間死亡者数は増え続け、施設型ホスピス需要はピークを迎えない。
    需要動向安定「自宅で看取りたいが現実的に不可能」という家族の受け皿として代替不可。
    競争環境激化利益率の高さに着目した大手資本(学研等)の参入により、サービス質競争へ。



    13. JFA加盟状況 / 融資情報


    項目内容
    JFA加盟正会員
    必要自己資金5,000万円以上 (法人参入前提)
    日本政策金融公庫利用可能特に「ソーシャルビジネス」「地域医療再生」枠での大型融資実績多数。



    総合評価


    強み:

  • EBITDA 30%超という、飲食店や小売業では不可能な異常な高収益構造
  • 「病院からの紹介」のみで集客が完結するため、莫大なWeb広告費が不要
  • 国の政策(不採算な重症患者を病院から出す)に完全に合致した、追い風のビジネスモデル

  • 弱み:

  • 国の診療報酬・介護報酬制度の一変(改定)により、収益が激変する「法的依存」リスク
  • 優秀な看護師を多数確保し続けなければならず、採用コストの高騰が利益を食い潰す可能性



  • 推奨アクション(検討者向け)


    1. 「決算説明資料」の徹底読み込み: アンビスの利益の源泉がどの「加算(点数)」にあるのかを理解すること

    2. 地域MSW(相談員)へのヒアリング: 検討エリアで「医心館」の名前がどう評価されているか、紹介を出す側の本音を聞くこと

    3. 看護師の採用コスト調査: 出店予定地で看護師を40名単位で確保できるか、募集単価がいくらになるか事前にシミュレーションすること