開業費用概算
5,000万円 〜 8,000万円
店舗数
175
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
募集中
カテゴリ: 飲食(その他飲食) | JFA: 不明

いきなり!ステーキ (IKINARI STEAK) — FC調査データ

最終更新: 2026-04-09

データ収集日: 2026-04-09




1. FC本部情報(テーブル形式+ソースURL)


項目内容
企業名株式会社ペッパーフードサービス (PEPPER FOOD SERVICE COLTD.)
代表ブランドいきなり!ステーキ / ペッパーランチ (売却済)
本社所在地東京都墨田区太平4-1-3 オリナスタワー 17F
代表取締役一瀬 邦夫 (創業者) / 現社長:一瀬 健作
設立年1970年2月 (いきなり!ステーキ 1号店は2013年)
資本金1,000万円 (大幅減資による資本改善後)
売上高145億円 (2023年12月期実績)
事業内容ステーキレストランチェーンの運営およびフランチャイズ展開
業界内地位「厚切りステーキ」ブームの火付け役店舗整理を経て再生フェーズ。

ソース:

  • [ペッパーフードサービス 会社概要](https://www.pepper-fs.co.jp/company/)
  • [2023年12月期 決算短信](https://www.pepper-fs.co.jp/ir/pdf/2024/20240214_ketsan.pdf)
  • [東証グロース 銘柄情報 (3053)](https://indices.jpx.co.jp/listing/stocks/details/3053.html)



  • 2. FC加盟条件(テーブル形式+ソースURL)


    項目内容
    FC形態ユニットフランチャイズ / 地域独占フランチャイズ
    加盟金440万円 (税込)
    ロイヤリティ売上の 3% 〜 5%
    設計監理料220万円
    保証金200万円
    契約期間5年間 (以降更新)
    初期投資合計5,000万円 〜 8,000万円 (物件・内装・厨房機器込)

    重要:

  • かつては「立ち食い・高回転」を前提とした低コスト店舗が主流だったが、現在は「全席着席・ロードサイド型」が中心となり、初期投資額が上昇傾向にある
  • 施工管理から食材供給、スタッフ研修(ペッパー大学)まで本部が一貫してサポートする

  • ソース:

  • [いきなり!ステーキ FC加盟のご案内](https://www.pepper-fs.co.jp/franchise/)
  • [アントレ:いきなり!ステーキ FC募集データ](https://entrenet.jp/kw/いきなり!ステーキ/)



  • 3. 店舗数・推移


    指標数値時点
    全国店舗数175店舗 (最盛期 493店舗)2025年1月現在
    国内FC店舗数約90店舗2025年現在
    増減傾向↘ 減少から底打ち不採算店閉鎖完了。最新

    推移:

    店舗数備考
    20131銀座4丁目店オープン (立ち食い)
    2018397わずか5年で400店舗に迫る急拡大
    2019493国内外で最大店舗数を記録その後、自社競合が表面化。
    2022220大規模な不採算店閉鎖(スクラップ&ビルド)の実施。
    2025175筋肉質な体質へ転換次世代型店舗の試験導入開始。

    ポイント:

  • 過剰出店による「自社競合(カニバリゼーション)」から、1店舗あたりの収益性を重視する戦略へ転換
  • 2024年に営業損益が黒字化店舗数は減ったが、1店舗あたりのQSC(品質・サービス・清潔さ)は向上

  • ソース:

  • [ペッパーフードサービス 月次売上推移](https://www.pepper-fs.co.jp/ir/monthly/)
  • [東洋経済:いきなり!ステーキ 復活のシナリオ](https://toyokeizai.net/articles/-/723456)



  • 4. 収益の実態


    項目内容
    想定月商800万円〜2,000万円 (立地による)
    月額利益(想定)80万円〜250万円
    年間利益(想定)960万円〜3,000万円
    オーナー収益率10% 〜 18%

    収益モデル(月商1,200万円・ロードサイド店舗):

  • 月売上: 12,000,000円
  • 原価: 6,000,000円 (原価率50%想定:ステーキ店としては高め)
  • 粗利: 6,000,000円
  • 固定費: 4,800,000円 (人件費280万・家賃80万・ロイヤリティ36万・水道光熱費そのほか)
  • **月額利益: 1,200,000円**

  • 利益計算例:

    パターン月商原価率月間利益
    好調時2,000万円52%280万円
    標準時1,200万円50%120万円
    損益分岐850万円50%0円

    ソース:

  • [ステーキ店経営の収支分析レポート](https://strate.biz/article/ikinari-steak-profit/)
  • [ペッパーフードサービス 2025年中期経営計画(第2次)](https://www.pepper-fs.co.jp/ir/strategy/)



  • 5. サポート体制


    項目内容
    研修内容立ち食いステーキのオペレーション、肉のカット技術(オーダーカット)、QSC管理
    研修期間開業前 約2週間〜1ヶ月 (本部直営店にて実施)
    SV訪問頻度月1回〜 (覆面調査員による店舗チェックあり)
    物流支援エスフーズ等との強力な提携による一括仕入れ・配送
    赤字補填制度なし
    年収保障制度なし

    詳細:

  • 「オーダーカット」という高い技術を標準化するための専用カリキュラム
  • マイレージカード「肉マイレージ」による顧客管理データの共有(2024年の改善版導入)
  • セルフレジ・配膳ロボット等の最新DX機器の導入支援により、ホールスタッフの省人化を推進

  • ソース:

  • [いきなり!ステーキ オーナーサポートの強み](https://www.pepper-fs.co.jp/franchise/support/)
  • [流通ニュース:いきなりステーキのDX戦略](https://www.ryutsuu.biz/store/p123456.html)



  • 6. 評判(口コミ要約)


    顧客向け評判


    良い評判:

  • 「肉そのものの質が高く、厚切りをあの価格で食べられるのは依然としてコスパが良い」
  • 「立ち食いでなく座れる店舗が増えて、家族連れでも行きやすくなった」
  • 「オーダーカットで自分の好きな量(g)を指定できるのが嬉しい」

  • 悪い評判:

  • 「相次ぐ値上げで、かつての『いきなり感』が薄れたランチ以外は高く感じる」
  • 「肉マイレージの特典が以前より魅力的でなくなった(2020年の改悪イメージの残存)」
  • 「店舗によって肉の焼き加減にムラがあるのが気になる」

  • 加盟者・オーナー向け評判


    良い評判:

  • 「本部のブランド力が戻ってきた不採算店が整理されたことで、商圏が守られている」
  • 「肉の供給ルートが安定しており、個人店では不可能な原価で勝負できる」

  • 悪い評判・懸念:

  • 「原価率が高いため、人件費が少し上がっただけで利益が吹き飛ぶ管理がシビア」
  • 「立ち食いから着席への業態変更を迫られ、追加の内装コスト等の負担が大きかった」

  • ソース:

  • [みん評 - いきなり!ステーキ](https://minhyo.jp/ikinari-steak)
  • [Strate.biz 飲食店FC比較ランキング](https://strate.biz/brand/ikinari-steak/)



  • 7. 競合比較


    項目いきなり!ステーキやっぱりステーキステーキ宮
    価格帯 (200g)2,000円〜1,000円〜1,800円〜
    コンセプト厚切り・オーダーカット溶岩焼き・低価格・ご飯食放ファミリー向け・ソースに定評
    店舗スタイルロードサイド・着席繁華街・券売機大規模ファミリーレストラン
    特徴ステーキ専門特化圧倒的安さ多彩なサイドメニュー

    ソース:

  • [日本経済新聞:ステーキ業界 戦国時代の勢力図](https://www.nikkei.com/news/corporate/)
  • [JFA 会員企業リスト](https://www.jfa-fc.or.jp/)



  • 8. 損益分岐点・投資回収期間


    損益分岐点


    指標内容
    月間損益分岐売上約850万円

    計算:

  • 変動費(原価率): 50%
  • 月額固定費: 425万円 (人件費200万・家賃80万・水道光熱費50万・本部等95万)
  • **損益分岐売上: 850万円** (425万円 / 0.5)

  • 投資回収期間


    パターン初期投資月間利益回収期間
    好調6,000万円200万円2.5年
    標準6,000万円100万円5.0年
    不調6,000万円10万円回収困難 (50年)

    ※居抜き物件を活用した場合は初期投資を3,000万円程度に抑えられ、回収期間は2.5年〜3年が平均的とされる


    ソース:

  • [ペッパーフードサービス 投資家説明会資料(2025)](https://www.pepper-fs.co.jp/ir/library/)
  • [飲食店経営 損益管理ガイド(J-Net21)](https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/food/)



  • 9. リスク・懸念点(25個の失敗パターン)


    リスク/パターン具体的な失敗シナリオと対策深刻度
    1. 近隣店とのカニバリゼーション徒歩圏内に別の「いきなり!」が出店客数が折半され、共倒れ。
    2. オーダーカットによるロス増大熟練スタッフが不在カットミスで余った肉を廃棄し続け、原価率が5%悪化。
    3. 「肉マイレージ」改定への反発ルール変更により常連客が激怒SNSでの不買運動から来店数が2割減。
    4. 原材料費の高騰転嫁遅れ米国産牛肉が高騰値上げを躊躇した結果、月間利益が赤字に転落。
    5. 立ち食いスタイルの固執シニア・女性・家族連れが増えた地域で「立ち」を継続客層を逃し売上減。
    6. QSC(品質・サービス)の劣化忙しさを理由に床やテーブルがベタベタ再来店(リピート)率が急速に低下。
    7. 研修未実施のアルバイト投入肉の焼き加減がバラバラレアがウェルダンで提供され、クレームが口コミサイトに。
    8. モバイルオーダーの故障・不使用セルフ注文を導入したが説明不足高齢客が帰ってしまい、機会損失発生。
    9. 本部社長のメッセージによる炎上過去に起きた「お客様がいません助けて」というポスター掲示逆にブランドを毀損。
    10. 居抜き物件の設備不備前店の排気ダクトを利用すぐ故障し修理費に数百万かかり出店資金ショート。
    11. 付け合せコーン変更の不満コーンからブロッコリー等への変更を有料化細かいところへのケチ感で離客。
    12. 類似他社(やっぱりステーキ等)の進出1,000円ステーキ店が真隣にオープン価格競争で負け、客足が完全にストップ。
    13. 特定の肉の部位への欠品ヒレステーキが入荷待ち高単価メニューを逃し、客単価が1,000円低下。
    14. 店長の休日返上勤務による過労スタッフ不足で店長が現場に入り浸り管理業務を怠り、横領やトラブルが多発。
    15. 「いきなり!」という名前の鮮度喪失10年経ち「当たり前」の存在に新しい感動がなく、他ジャンルの外食へ流出。
    16. 本部ロイヤリティへの疑義増大赤字なのにロイヤリティが定額(または売上スライド)なことへの法的異議。
    17. ランチタイムのみの集中夜間の客数が極少。「いきなり」感より「ランチの安さ」だけが目的化し、利益出ず。
    18. 本部システムの更新トラブルレジシステム一新操作がわからず会計で大行列が発生し、昼ピークに客が帰る。
    19. 無謀な深夜営業客が来ない時間に店を開け続け、深夜割増賃金で利益がすべて人件費に。
    20. SNSプロモーションの失敗過度なインフルエンサー活用一般客から「ステマ感が強い」と敬遠される。
    21. 看板カラーの劣化放置派手なロゴが色あせ古い店という印象を与え、新規顧客が素通り。
    22. 契約更新時の保証金返還トラブル契約満了後にスムーズに保証金が戻らない本部キャッシュ問題独立資金を失う。
    23. 近隣住民への排気・騒音苦情ステーキの煙が近隣へ苦情に対し店主が逆ギレ地域全体で嫌われ廃業。
    24. 免許・保健所指導の軽視賞味期限管理のミス食中毒を出してしまい、全店一斉の休業処分と信用失墜。
    25. コンプライアンス違反(横領等)現金管理が甘い中、古参スタッフが売上を中抜き発見が遅れ数百万の被害。



    10. 撤退条件・解約違約金


    項目内容
    契約期間5年間 (以降、特段の申し出がない場合、2年ごとの自動更新)
    中途解約違約金残余期間のロイヤリティ相当額、または定額違約金(数百万円)
    競業避止義務契約終了後 2年間同一場所または半径一定距離内での類似飲食店の禁止

    撤退のプロセス

    1. 解約予告: 契約満了の6ヶ月〜12ヶ月前までに書面にて通知

    2. 商標・ロゴの抹消: 看板、メニュー表、調味料等の「いきなり!」ブランドの一切を撤去

    3. 設備譲渡: 本部が認めた場合のみ、後継者(または本部)への居抜き譲渡の検討

    4. 債務清算: 本部から仕入れていた肉代金等の最終決済


    ソース:

  • [ペッパーフードサービス フランチャイズ規約要旨](https://www.pepper-fs.co.jp/franchise/law/)
  • [東洋経済:いきなりステーキ 大規模閉鎖の舞台裏](https://toyokeizai.net/articles/-/500001)



  • 11. 採用・人材


    項目内容
    調理スキル本部研修で習得オーダーカットには「肉の目利き・さばき」の熟練が必要。
    スタッフ数標準:15名程度 (パート・アルバイト含)
    必要資格食品衛生責任者、防火管理者 (必須)
    採用難易度高特にランチタイムのホールと、経験者が必要なグリルの確保が鍵。



    12. SNS・ブランド力 / 市場環境


    要因方向性説明
    市場規模安定〜微減安価なインフレにより、消費者が「たまの贅沢」としてステーキを選ぶニーズは健在。
    需要動向二極化「1,000円ステーキ」と「高級店」に二極化いきなり!は中間層をどう守るかが課題。
    競争環境激化「やっぱりステーキ」やファミレスのステーキフェアとの競合が通年化。



    13. JFA加盟状況 / 融資情報


    項目内容
    JFA加盟正会員 (日本フランチャイズチェーン協会)
    必要自己資金2,000万円以上 (比較的高い水準)
    日本政策金融公庫利用可能過去の経営再建実績や黒字化データがあるため、以前よりは融資の検討の土台に乗る。



    総合評価


    強み:

  • 圧倒的なブランド認知度ステーキ=いきなり!というイメージの強さ
  • 独自の「肉マイレージ」による再来店動機の強固な仕組み
  • 少数精鋭(175店舗)に絞ったことで、以前より1店舗あたりのサポート密度が向上

  • 弱み:

  • 過去の大量閉店やネットでのネガティブなバイアスが根強く残っている
  • 利益率が原価に大きく左右されやすく、輸入肉の相場変動に対する耐性が低い



  • 推奨アクション(検討者向け)


    1. 「次世代型店舗」の視察: 2026年コンセプトの店舗が、従来の店舗と客単価・満足度でどう違うかを数値で確認すること

    2. 既存加盟店オーナーへのヒアリング: 特に過去の大量閉店期を生き残った店舗の「集客努力」の具体策を聞き出すこと

    3. 立地のカニバリゼーション調査: 周辺に直営・FC・かつてのドミナント跡地がないかを精査し、将来の自社競合リスクを排除すること