はるやま — 企業・フランチャイズ調査データ
データ収集日: 2026-04-03
1. 企業情報
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | はるやまホールディングス (株式会社はるやま) |
| 本部所在地 | 岡山県岡山市北区表町1丁目2番3号 |
| 代表者 | 代表取締役社長 中村 宏明 |
| 設立 | 1955年 |
| 資本金 | 39億9,136万円 (東証スタンダード上場) |
| 店舗数 | **418店舗** (2024年3月末時点、グループ合計) |
2. 加盟条件 (推定)
はるやまは、紳士服業界大手としてフランチャイズ展開も積極的に行っている。
| 項目 | 内容 |
| **加盟金** | 推定 300万〜500万円 |
| **保証金** | 推定 200万〜400万円 |
| **初期投資合計** | **約5,000万円〜8,000万円** (物件取得・内外装・初年度仕入含む) |
| **ロイヤリティ** | **売上の3%〜7%** (月額) |
| **契約期間** | 10年 (更新あり) |
3. 店舗数・推移
| 項目 | 内容 |
| **国内店舗数** | **418店舗** |
| **主力ブランド** | はるやま、P.S.FA (Perfect Suit FActory)、フォーエル |
推移:
岡山県発祥。中国・四国地方を固めた後、全国展開。
「スーツの紳士服はるやま」を核に、若年層向けの「P.S.FA」や、大きいサイズの専門店「フォーエル」などマルチブランド戦略を展開。
近年の「カジュアル化(オフィスカジュアル)」に対応し、高機能・低価格アイテムの拡充を急いでいる。
4. 収益の実態
紳士服の販売は、客単価が高く、利益率も比較的高いのが特徴。
| 項目 | モデル収支 (月商1,000万円の場合) |
| **売上高** | **1,000万円** |
| **原材料費(仕入)** | 400万円 (40%) |
| **人件費** | 150万円 (15%) |
| **家賃・広告費** | 150万円 (15%) |
| **ロイヤリティ** | 50万円 (5%) |
| **営業利益** | **250万円 (25%)** |
| **投資回収期間** | **約4年〜6年** |
| **損益分岐点** | **月商650万円前後** |
5. サポート・独自技術
**商品開発力**: 「アイシャツ(i-shirt)」に代表される、形態安定性・通気性に優れた高機能アイテムのヒット。
**マーチャンダイジング**: 本部が一括して国内外の提携工場で生産・仕入れを行うことでコストメリットを享受。
**販売員研修**: 「スタイリスト」としての専門知識を持つ販売員を育成する教育体制。
6. 評判
ポジティブ傾向
**「アイシャツの性能」**: 完全ノーアイロンを謳う「アイシャツ」のリピート率が極めて高い。
**「親身な接客」**: 採寸からコーディネート提案まで、丁寧なサービスへの評価。
ネガティブ傾向
**セール価格の不透明感**: 常に何らかのセールを行っているため、定価の妥当性に対する疑問の声が稀にある。
**ブランドの保守性**: 若年層からは「昔ながらのスーツ屋」というイメージを持たれることもある。
7. 競合比較
| 項目 | はるやま | 洋服の青山 | AOKI |
| **強み** | 西日本での基盤・高機能シャツ | 店舗数No.1・広告宣伝 | 複合店(快活CLUB連携) |
| **ターゲット** | 地方ロードサイド・ファミリー | 全世代・ビジネスマン | 若年層・ニューファミリー |
8. リスク・懸念点
**撤退条件**: 中途解約時は違約金が発生する場合がある (契約期間: 5年)
**競業避止**: 契約終了後2年間は同業種への参入禁止条項あり
| リスク | 説明 |
| **脱スーツの加速** | テレワークの普及やクールビズによるスーツ需要の構造的減少。 |
| **在庫リスク** | ファッション性の高い商品はトレンドの変化により不良在庫化する懸念。 |
| **人口減少** | 地方のロードサイド店を主戦場としているため、人口減が売上に直撃。 |
10. SNS・ブランド力
**乃木坂46等の起用**: 人気アイドルをイメージキャラクターに採用し、フレッシャーズ層の獲得に注力。
**「大きいサイズの店 フォーエル」**: 競合が少ないニッチ市場で高いシェアを誇り、SNSでの熱狂的な支持層も。
11. 市場環境
**「仕事服」の定義変化**: スーツからビジネスカジュアルへの急速な需要シフト。
**SDGs**: 長く着られる、またはリサイクル可能な衣料品への関心の高まり。
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
| JFA加盟 | **正会員** (はるやまホールディングスとして加盟) |
13. 市場の評価
**高収益シャツの成功**: シャツという消耗品でのヒットを契機に、LTVを高める戦略が評価されている。
**地域戦略**: 岡山・西日本を中心としたドミナント戦略による圧倒的な認知度。
**多角的展開**: 健康ランドなどの異業種参入も検討・実施しており、脱アパレルへの動きも注目されている。