ガリバー — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社IDOM (IDOM Inc.) |
| 本社所在地 | 〒100-6425 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング 25階 |
| 設立年 | 1994年4月 (旧:株式会社ガリバーインターナショナル) |
| 代表取締役 | 羽鳥 由宇介 / 羽鳥 貴夫 |
| 資本金 | 41億5,700万円 |
| 上場市場 | 東証プライム (証券コード: 7599) |
| 拠点数 | 国内 460店舗超 (直営・FC合計 2025年2月時点) |
| 特徴 | 中古車買取台数・販売台数ともに日本最大級。ITを駆使した在庫管理が強み。 |
| TEL | 0120-22-1616(代表) |
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2. FC加盟条件
ガリバーのフランチャイズは、圧倒的な「ブランド認知」と、本部が提供する「画像査定システム」により、自動車業界未経験の法人や個人でも参入可能な点が最大の特徴です。
| 項目 | 金額(標準プラン) | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **330万円 (税込)** | ノウハウ提供・商標使用 |
| **保証金** | **200万円** | 預託金(非課税) |
| 研修費 | 110万円 | 査定実務、営業手法、店舗管理システムの習得 |
| **契約期間** | **5年間** | 自動更新規定あり |
| **ロイヤリティ** | **粗利益の 10%〜15%** | **または売上連動。プランにより異なる。** |
| システム利用料 | 月額 10万円〜20万円 | 画像査定システム、在庫共有ネットワーク利用料 |
| 初期投資目安 | 1,500万〜5,000万円 | 物件(店舗・展示場)、看板、内装、ITインフラ |
特徴:
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3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 1994年 | 創業 | 加盟募集開始後、数年で数百店舗へ爆発的に拡大 |
| 2003年 | 500店舗 | 日本一の買取チェーンの地位を確立 |
| 2016年 | 550店舗 | 社名を「IDOM」へ変更。リテール販売へのシフト鮮明化 |
| 2024年 | 460店舗 | 収益性向上のための集約・大型化と、質の高いFC選別 |
| 2025年 | **480店舗超** | **既存加盟者による「地域ドミナント」形成のための戦略的出店増** |
成長背景:
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4. 収益の実態
収益モデルケース(月間買取40台・販売10台・月商1億円の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間総売上高** | 買取車両売却+小売売上 | 100,000,000円 |
| 売上原価 | 車両仕入代金(約85%) | ▲85,000,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **15,000,000円** | |
| ロイヤリティ (粗利15%) | ▲2,250,000円 | |
| 地代家賃 | 大型ロードサイド | ▲1,500,000円 |
| 人件費 | 店長+営業3名(FL計40%目安) | ▲2,500,000円 |
| 広告宣伝費 | 本部協力金+自社ネット広告 | ▲2,000,000円 |
| 金利・システム維持 | 在庫回転・画像査定料 | ▲1,000,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **粗利益率:約15% (売上対比は約5.75%)** | **5,750,000円** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **1.5年〜2.5年** | 高単価・高粗利の「輸入車(LIBERALA等並設)」を積極的に扱った場合。 |
| 平均的 | 3.5年〜5.5年 | 標準的な買取・販売拠点の立ち上げ。 |
| 保守的な計画 | 8.0年〜 | 周辺の資本力の強いディーラーとの下取り争奪戦の激化。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IDOM・ラーニング・プラットフォーム | PC/スマホで24時間、最新の査定基準や商談のクローズ手法を学習。 |
| リアルタイム画像査定センター | 本部のプロ値付け師が24時間、送られてきた画像に秒速で回答。 |
| 在庫共有システム「ドルフィネット」 | 全国のガリバーにある在庫を、自店のバーチャル在庫として顧客に提案可能。 |
| 業販支援プラットフォーム | オークション以外にも、全国の中古車販売店へ直接売却できるBtoB網の提供。 |
| 経営指導(SV)の徹底 | 毎日・毎月のKPI(査定数・成約率・付帯率)を緻密に管理し、改善指導を実施。 |
| 全国統一の保証制度 | FC店で売った車でも、全国のガリバー直営拠点でアフターフォローが受けられる安心。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | ガリバー | ビッグモーター (後継:WECARS) | アップル |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **データ経営・IT査定** | 大規模展示・薄利多売 | ホスピタリティ・顧客満足 |
| **信頼性** | **上場企業としての透明性** | (再編中・ブランド刷新) | 安定した高評価 |
| **IT活用** | **極めて高 (画像査定)** | 中 | 中 |
| **ロイヤリティ** | **高 (粗利連動)** | - | 低 (固定) |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **ネット直販(CtoC)の普及** | 中 | ヤフオクやカババなど、個人間で売却する層の増加。 | 「プロの保証」「名義変更のトラブル回避」という安心価値の強化。 |
| **業界全体の不祥事の影響** | 高 | 他社(ビッグモーター等)の問題により業界全体の信頼が低下。 | 第三者機関(JPUCなど)による適正買取・販売の証明取得。 |
| **EV化に伴う構造変化** | 中 | ガソリン車の相場下落リスク。 | テスラ等の高年式EV専用の査定ロジック早期構築。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「成約率への拘泥」: 利益が出ない無理な高値で買い続け、回転は良いが粗利が残らず赤字。
2. 「本部システムへの依存」: 本部からの紹介案件だけに頼り、地域での自社営業(チラシ等)を全く行わない。
3. 「クレーム対応の放置」: 買取車両の不備を隠して販売し、SNSで不祥事が拡散しブランドが失墜。