ゴールドジム(Gold's Gym Japan)— FC調査データ
データ収集日: 2026-04-05
1. FC本部・企業情報
| 項目 | データ | ソース |
|---|---|---|
| ブランド名 | ゴールドジム(Gold's Gym) | [公式](https://www.goldsgym.jp) |
| 日本FC本部 | 株式会社THINKフィットネス(旧:有限会社スィンク) | [Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B8%E3%83%A0) |
| 親会社 | THINKグループ(株式会社TIインターナショナル傘下) | [thinkgroup.co.jp](https://www.thinkgroup.co.jp) |
| 本社所在地(日本) | 東京都江東区 | [Baseconnect](https://baseconnect.in/companies/28018d00-3e6c-4b60-9906-3ea1d121d66a) |
| グローバル創業 | 1965年(米国カリフォルニア州ヴェニスビーチ) | 公式 |
| 日本展開開始 | 1995年7月(イースト東京1号店) | Wikipedia |
| グローバル本部 | 現在はRSGグループ(ドイツ)傘下。2020年に米GGI破綻後に買収 | |
| 日本店舗数 | 約114店舗(2023年1月時点) | [note.com フィットネスクラブ店舗数](https://note.com/hidesharez/n/n38ea1aa15b31) |
| FC形態 | エリアフランチャイズ方式(地域マスターFCも含む) | |
| 業種 | フィットネスクラブ(本格ウェイトトレーニング特化) | |
| 顧客満足度 | 2023年オリコン顧客満足度調査「フィットネスクラブ部門」1位 | [bthefit.com](https://bthefit.com/news/post-9691) |
| 公式サイト | https://www.goldsgym.jp |
ブランド概要
ゴールドジムは「ボディビルの聖地」として世界的に知られるフィットネスブランド。アーノルド・シュワルツェネッガーら多数の世界チャンピオンを輩出した歴史を持つ。日本では1995年に1号店を開業し、2023年時点で114店舗を展開。エニタイムフィットネス・チョコザップなどのコンビニジムとは一線を画す「本格ウェイトトレーニング」に特化した高付加価値路線が特徴。2020年に米国本社(GGIホールディングス)がコロナ禍で破綻したが、日本のTHINKフィットネスは資本関係がなく独立性を保ち、日本事業への直接影響はなかった。
2. 加盟条件・初期費用
初期費用内訳
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 加盟金 | 1,500〜3,000万円 | 規模・立地により変動 |
| 保証金 | 500〜1,000万円 | |
| 研修費 | 200〜500万円 | 4〜8週間の研修費含む |
| 内装・施設工事費 | 5,000万〜2億円以上 | 規模・立地による(500坪〜) |
| フリーウェイト設備・マシン | 3,000〜8,000万円 | 耐荷重対応が必要 |
| 有酸素エリア設備 | 1,000〜3,000万円 | |
| 更衣室・シャワー設備 | 1,000〜3,000万円 | 男女別大型設備 |
| **総開業資金(目安)** | **1.5億〜4億円** | 規模・立地により大きく変動 |
月間固定費内訳(モデルケース)
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| ロイヤリティ | 月会費収入の5〜8% | |
| テナント賃料 | 300〜1,000万円 | 都市部・大型物件のため高額 |
| 人件費 | 300〜800万円 | トレーナー・フロント・清掃等 |
| 設備メンテナンス費 | 50〜200万円 | 重量機器の消耗が激しい |
| 光熱費 | 100〜300万円 | 大型空調・給湯設備 |
| システム・CRM費 | 30〜80万円 | 会員管理システム |
主要FC条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨坪数 | 500〜2,000坪 |
| 立地 | 都市部ターミナル駅から徒歩5分以内が基本 |
| 耐荷重 | フリーウェイトゾーンは通常建物の2〜3倍の荷重対応必要 |
| 契約期間 | 10年 |
| 推奨自己資金 | 5,000万円以上 |
| 対象者 | 法人投資家・大手企業・不動産オーナー等の資金力ある主体が中心 |
3. 店舗数・出店動向
| 年 | 店舗数 | 増減 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 1 | — | イースト東京1号店オープン |
| 2015年 | 約70 | — | 推定 |
| 2020年 | 約94 | — | 米GGI破綻時の日本店舗数(影響なし) |
| 2022年 | 約110 | +7前後 | 苦境クラブの事業継承を進めながら拡大 |
| 2023年1月 | 114 | +4 | 前年同時期比12店舗増 |
| 2024〜2025年 | 約110〜120 | — | 出店ペース鈍化。30都道府県に出店済み |
店舗動向の特徴:
ソース: note.com フィットネスクラブ店舗数ランキング2024, ゴールドジムWikipedia
4. 収益モデル・オーナー収益の実態
モデルケース
| ケース | 会員数 | 月商 | 月間営業利益 | オーナー年収換算 |
|---|---|---|---|---|
| 低調期 | 500〜700人 | 750〜1,750万円 | 赤字〜50万円 | 難回収フェーズ |
| 標準 | 1,000〜1,500人 | 1,500〜3,750万円 | 200〜400万円 | 2,400〜4,800万円 |
| 好調 | 2,000〜3,000人 | 3,000〜7,500万円 | 600〜800万円 | 7,200〜9,600万円 |
月会費モデル: 会員1人あたり15,000〜25,000円/月。パーソナルトレーニング(1セッション5,000〜15,000円)・物販・法人会員が追加収益源。
損益分岐点
| 会員数 | 月商(目安) | 状況 |
|---|---|---|
| 700人未満 | 1,050〜1,750万円未満 | 赤字(固定費を回収できない) |
| 700〜1,200人 | 1,050〜3,000万円 | 損益分岐点付近 |
| 1,200人超 | 1,800〜3,000万円超 | 安定黒字ゾーン |
収益構造
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 月会費単価 | 15,000〜25,000円/人 |
| 粗利率 | 55〜70% |
| 月間営業利益率 | 13〜30%(会員数による) |
| 投資回収期間 | 7〜12年 |
| フィットネス業界特性 | 月会費サブスク型でMRR(Monthly Recurring Revenue)が安定 |
収益の柱(4本立て):
1. 月会費(メイン)
2. パーソナルトレーニング料
3. 物販(サプリ・ウェア等)
4. 法人一括会員契約
5. 本部サポート体制
| サポート項目 | 内容 |
|---|---|
| 開業前研修 | 4〜8週間。トレーニング指導技術・会員管理システム・施設メンテ・マーケ・採用育成 |
| 研修場所 | 本部研修センター(東京)+既存店OJT |
| マーケティング支援 | 全国キャンペーン・公式HP経由の会員獲得導線・SNS支援 |
| 会員管理システム | 共通CRMプラットフォーム提供 |
| ブランド資産 | 全国大会・イベント開催によるブランド価値向上 |
| 設備更新情報 | 定期的なトレーニング機器の新機種情報・導入サポート |
| 法人会員開拓 | 健康経営サポートとしての法人契約推進の仕組み |
6. オーナー・加盟者の評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース: next-business.co.jp ゴールドジムFC, bbs-i.com ジムFC
7. 競合他社との比較
| FC名 | 月会費目安 | 初期投資 | 規模感 | 強み |
|---|---|---|---|---|
| **ゴールドジム** | 15,000〜25,000円 | 1.5億〜4億円 | 大型(500坪〜) | 世界ブランド・本格設備・ファン忠誠心 |
| エニタイムフィットネス | 7,000〜9,000円 | 1,000〜2,000万円 | 小型24h | 24時間・低コスト・全国展開 |
| チョコザップ | 3,278円 | 500〜1,000万円 | 極小型24h | 超低価格・コンビニ感覚 |
| RIZAP | 入会金+高額月謝 | 3,000〜5,000万円 | 小型パーソナル | 結果コミット型パーソナル |
| コナミスポーツ | 8,000〜12,000円 | 2億〜5億円 | 大中型総合 | プール・スタジオ含む総合型 |
| ルネサンス | 8,000〜12,000円 | 1.5億〜4億円 | 大型総合 | スポーツクラブ型 |
ゴールドジムは「本格フリーウェイト設備」という点でコンビニジムとは完全に異なるセグメント。高付加価値路線で価格競争に陥らない仕組みが収益の安定要因。
ソース: sharez-gym.com フィットネス業界カオスマップ2023
8. リスク・撤退条件
| リスク項目 | 深刻度 | 内容・対策 |
|---|---|---|
| 投資回収期間の長さ | 高 | 7〜12年の長期回収。月次・年次の詳細キャッシュフロー計画が不可欠 |
| 設備老朽化 | 高 | 重量機器は消耗が激しい。年間メンテ・更新予算(1,000〜3,000万円規模)の確保が必要 |
| 低価格ジムとの競合 | 高 | チョコザップは2022年参入から1年で会員数80万人を突破。ターゲット層が異なるとはいえ影響あり |
| 会員数の季節波動 | 中 | 1〜3月の入会需要期以外のオフシーズン対策(体験プログラム等)が必要 |
| 大型物件のリスク | 高 | テナント賃料が固定費の最大項目。会員数低迷時でも賃料は不変 |
| トレーナー人材 | 中 | 質の高いトレーナー確保が満足度・維持率に直結。採用競争が激化 |
| 米国本社リスク | 低 | 2020年に米GGI破綻済みだが日本は独立経営。現在はRSGグループが米国本体を買収 |
法的リスク・規制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特定継続的役務提供 | フィットネスクラブは特定商取引法の規制対象。入会金・月会費の説明義務・中途解約権の保障が必要 |
| 公衆浴場法 | シャワー・サウナ設備がある場合は適用される可能性 |
| 個人情報保護 | 会員データ(健康情報含む)の厳格な管理義務 |
| 建築基準法・消防法 | 大型施設建設時の法令適合確認 |
撤退・中途解約
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 10年(業界でも長期部類) |
| 中途解約 | 違約金が発生。残存期間のロイヤリティ相当額が請求される可能性 |
| 設備処分 | 撤退時の大型フィットネス機器の処分コストが発生 |
| 会員への説明義務 | 閉店の場合、会員への事前通知・返金対応が必要 |
失敗パターン
| パターン | 説明 |
|---|---|
| 資金計画の甘さ | 開業後の会員獲得ペースが遅く、損益分岐点に到達するまでのキャッシュが底をつく |
| 立地選定ミス | 競合密集エリア・集客人口が少ないエリアへの出店 |
| 設備更新の先送り | 機器の老朽化放置で会員満足度低下→解約増加の悪循環 |
| 価格競争への巻き込まれ | 低価格ジム参入で「同じ値段にしたい」という誘惑に負けると収益モデルが崩壊 |
9. 採用・人材要件
| 項目 | データ |
|---|---|
| 必要人員 | 大型店でスタッフ20〜50名(フロント・トレーナー・清掃・マネジメント) |
| 採用の要 | 質の高いパーソナルトレーナーの確保が差別化の核心 |
| トレーナー資格 | NSCA・NESTA・NESTAなどの民間資格が採用基準 |
| 未経験オーナー | 可だが、フィットネス・スポーツ関連の知識・経験があると有利 |
| 雇用形態 | 正社員トレーナー+アルバイトスタッフの混合が一般的 |
10. SNS・ブランド力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド認知度 | 世界的ブランド。「ゴールドジム」は筋トレ愛好者にとって最高峰のイメージ |
| 顧客満足度 | 2023年オリコン調査フィットネスクラブ部門1位(9項目中8項目で1位) |
| コミュニティ | トレーニング大会・コンテストとの連携でコアファンコミュニティが形成 |
| SNS | Instagram・YouTubeでのトレーニング動画発信が集客に効果的 |
| ブランドアンバサダー | ボディビル・フィジーク競技者がゴールドジムを利用・発信する文化 |
ソース: goldsgym.jp/about-us
11. 市場環境・業界動向
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| フィットネス市場規模(2024年) | 約4,886億円(矢野経済研究所予測) |
| 総合型クラブ市場 | 約2,000〜2,500億円規模 |
| 市場回復 | コロナ禍後のリベンジ健康需要で2022〜2024年は回復・拡大傾向 |
| パーソナルジム急増 | 本格ジムへの需要とともにパーソナル特化型小規模ジムが急増 |
| 24時間ジム台頭 | チョコザップが2022〜2023年に急拡大。エニタイムも1,100店舗超 |
| ゴールドジムのポジション | 高価格・高品質のプレミアムセグメントを維持。低価格競争に巻き込まれない戦略 |
| 健康経営需要 | 企業の健康経営推進で法人会員・福利厚生需要が拡大 |
ソース: yano.co.jp フィットネス市場調査, business.fitnessclub.jp フィットネス業界動向
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA加盟 | **確認中(詳細要確認)** |
| 備考 | フィットネス業界大手として何らかの形でJFA・業界団体との連携が想定されるが、FC比較各サイトにはJFA正会員としての記載なし |
| 業界団体 | 一般社団法人日本フィットネス産業協会(FIA)への加盟可能性あり |
| 利用者保護 | 特定商取引法に基づくクーリングオフ制度が適用される(フィットネスクラブは対象) |
13. 融資・資金調達情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要自己資金の目安 | 5,000万円以上(初期投資1.5億〜4億円の規模に対応) |
| 主要融資先 | 大型設備融資となるため、メガバンク・地方銀行・日本政策金融公庫の組み合わせが基本 |
| 日本政策金融公庫 | 上限3,000万円のため、単独ではカバーできない。民間銀行融資との組み合わせが必須 |
| 民間銀行融資 | 事業計画・担保・経営実績(既存施設保有等)が審査の柱 |
| 設備リース | フィットネス機器はリース活用でイニシャルコスト削減が可能 |
| 補助金 | IT導入補助金(会員管理CRM等)・省エネ設備補助金(空調・LED等)の活用を検討 |
| 投資家・出資 | 大型案件のため、個人投資家・VC・不動産ファンドからの出資も選択肢 |
ソース: jfc.go.jp, bbs-i.com フランチャイズ融資
参考ソース
2. ゴールドジム フランチャイズ情報(goldsgym.jp)
6. fc-review.com:ゴールドジムフランチャイズ募集情報
7. next-business.co.jp:ゴールドジムFC経営
8. note.com:総合型フィットネスクラブ店舗数ランキング2024年度版
9. sharez-gym.com:フィットネス業界カオスマップ2023
10. bthefit.com:2023年オリコン顧客満足度ゴールドジム1位
11. business.fitnessclub.jp:フィットネス業界2023年大予測
13. maonline.jp:米ゴールドジム破綻・対岸の火事でない
14. bbs-i.com:ジムフランチャイズの初期費用・収入
15. yano.co.jp:フィットネス市場調査プレスリリース