開業費用概算
3,000万〜1億円
店舗数
2025年2月時点)
増減傾向
▲ 増加中
募集状況
募集中
カテゴリ: 飲食(ラーメン・麺類) | JFA: 加盟

名代富士そば (Nadai Fujisoba) — FC調査データ


データ収集日: 2026-04-04




1. FC本部情報


項目内容
会社名ダイタングループ (Daitan Group) / 運営:ダイタン企画株式会社ほか
本社所在地〒160-0022 東京都新宿区新宿2-8-1
設立年1966年 (渋谷にて1号店創業)
代表取締役丹 道夫 (創業者) / 丹 有樹 (現社長)
資本金非公開 (グループ合計では大規模)
上場市場未上場
拠点数国内 130店舗超 (都心部中心 2025年2月時点)
特徴東京の立ち食いそばの象徴。24時間営業、店舗独自メニュー。
TEL03-6274-8025(代表)

ソース:

  • https://fujisoba.co.jp/
  • ダイタングループ 会社案内・プレスリリース



  • 2. FC加盟条件


    富士そばは、「不動産(立地)が全て」という創業者の強い信念のもと、都心の一等地(駅前)での直営店展開を基本としています。一般的な外部からのフランチャイズ(FC)募集は行われていません。ただし、ダイタングループ内での「のれん分け」や、長年貢献した社員がオーナーとして独立し、グループ会社として運営を任される「内部フランチャイズ」的な仕組みが非常に強力に機能しています。


    項目金額(内部独立・推定)備考
    **加盟金****非公開 (330万円〜)**商標権利、グループインフラ利用支援。
    **保証金****300万円〜**商品仕入与信、保証(グループ内規定)。
    研修費数年〜十数年の現場経験が前提のため別途不要。
    **契約期間****5年間**以降、自動更新。
    **ロイヤリティ****売上の 3%〜5%****ITシステム、共通物流、共通販促費込。**
    広告分担金固定額または売上の一部インストアメディア、演歌(BGM)、Web販促。
    初期投資目安3,000万〜1億円**(都心1等地・居抜き)厨房、内装、券売機、看板。**

    特徴:

  • **「店舗独自の自由度」**: 基本のそば・つゆ・生麺は共通だが、トッピング(天ぷら)や、「コロッケそば」などのユニークな期間限定メニューは店長の裁量に任されている。
  • **「生そば・24時間営業」**: 立ち食いそばながら、押し出し式の「生そば」を店内で茹で上げ、24時間いつでも提供する利便性と質の追求。
  • **「演歌が流れる店内」**: 創業者(作詞家名:丹まさと)の趣味でもある演歌がBGMとして流れ、独特の情緒と落ち着きを提供。
  • **2025年最新動向**: 「富士そば DX」の推進。完全キャッシュレス専用のミニ店舗の試行。海外(台湾、マレーシア、フィリピン等)での日本式そば文化の発信強化。一部店舗での「夜間セルフ化(ロボット調理導入)」による24時間維持の模索。

  • ソース:

  • https://fujisoba.co.jp/corporate/
  • https://fc-hikaku.net/fujisoba/



  • 3. 店舗数・推移


    時期国内店舗数備考
    1966年創業東京・渋谷に1号店をオープン
    1970年代30店舗新宿、池袋など主要ターミナル駅前へドミナント展開
    1990年代70店舗「名代」の看板を掲げ、都心駅前の風景の一部に
    2010年代110店舗生そばの全店導入と、演歌BGM等のブランディング確立
    2021年130店舗コロナ禍における時短営業を経て、24時間営業を順次再開
    2024年135店舗都市開発に伴う移転と、新業態(酒処)の試行
    2025年**140店舗超****東京23区外・近隣県への慎重な拡大と海外戦略の再加速**

    成長背景:

  • **「不動産戦略の勝利」**: 何があっても「駅前一等地」から離れない。高い賃料を払っても、圧倒的な通行量による客数で利益を出す「不動産・飲食ハイブリッド」モデル。
  • **「生そばへのこだわり」**: 茹で置き(ゆで麺)ではなく、店内で生麺を茹でるスタイルを貫き、立ち食いそばの地位を底上げした。

  • ソース:

  • https://fujisoba.co.jp/history/



  • 4. 収益の実態


    収益モデルケース(月商1,000万円・新宿駅前・15坪の場合)


    項目内容収支額
    **月間売上高**そば・うどん(80%)、定食・丼(15%)、酒類(5%)10,000,000円
    売上原価食材仕入(グループ共通物流:平均30%〜32%想定)▲3,100,000円
    **売上総利益(粗利)****6,900,000円**
    ロイヤリティ (5%想定)グループ分担金込▲500,000円
    地代家賃**新宿一等地(売上の25%〜30%想定:極めて高い)**▲2,800,000円
    人件費店長+バイト(24時間3交代 25%想定)▲2,500,000円
    水光熱費・システム・物流厨房機器(釜)の維持費、冷暖房▲600,000円
    消耗品・清掃割り箸、ナプキン、配送費▲200,000円
    **営業利益(オーナー純利益)****純利益率:約3.0% (薄利多売の極致・立地料が重い)****300,000円**

    収益の安定性


  • **理由**: 「圧倒的な回転率」。平均滞在時間7分。都心一等地では1日1,000人以上が来店し、薄利でも絶対額が安定。24時間営業により、終電後の深夜需要も確実に吸収。
  • **「店舗独自メニュー」の寄与**: 店長が考案したヒット商品(例:肉富士そば)が、周辺競合店との差別化となり、固定客(信者)を形成。

  • 投資回収期間


    区分期間備考
    最短**5.0年〜7.0年**都心の超一等地で、広告費をかけずに初期からフル稼働した場合。
    平均的10.0年〜15.0年家賃負担が重いため、長期的な視点での運営が必要。
    保守的な計画20.0年〜近隣に「小諸そば」「ゆで太郎」が隣接し、価格・質で激突。



    5. サポート体制


    項目内容
    高品質・生そば共同供給厳選されたそば粉、秘伝のつゆ(小豆島醤油等)のグループ一括仕入れ・配送。
    24時間営業インフラ支援深夜帯のセキュリティ、清掃、食材補充のオペレーションマニュアルとサポート。
    店舗独自開発の容認(SV)画一的でない「個店主義」を支える、本部の寛容な商品開発サポート。
    全店共通ITレジ・券売機システムQR決済、ICカード、モバイルオーダーへの対応・保守サポート。
    演歌BGM配信システム店舗の雰囲気を作る独自の店内放送インフラの提供。
    創業者の経営指導(丹塾)経営数値だけでなく、商いへの心構えを学ぶグループ内部研修制度。



    6. 評判


    ポジティブ傾向

  • **「生そばが美味しい」**: シャキッとした食感と、出汁の効いたつゆのバランスへの信頼。
  • **「24時間開いている安心感」**: 深夜や早朝、東京の駅前に富士そばがあることの精神的支柱としての価値。
  • **「ちょい飲みが最高」**: かつ丼の「お抜き(カツのみ)」などで安く飲めることへの高い支持。

  • ネガティブ傾向

  • **「店によって味が違う」**: 個店主義の裏返しで、盛り付けや天ぷらの質にバラつきを感じる不満。
  • **「立ち食いは落ち着かない」**: 都心店の狭さや、食べてすぐに出なければならない空気感への拒否。
  • **「少し値段が上がった」**: 近年の原材料高による値上げで、かつての「激安」イメージが薄れたこと。

  • ソース:

  • https://minhyo.jp/nadai-fujisoba
  • https://hyouban.co.jp/brand/fujisoba



  • 7. 競合比較


    項目名代富士そば小諸そばゆで太郎
    **最大の特徴****駅前1等地・24時間・演歌**ビジネス街・コスパ・ネギ無料自社製麺・3タテ・ロードサイド
    **強み****圧倒的な立地・知名度**清楚な内装・質の安定そばそのもののクオリティ
    **弱み****家賃負担の重さ**休日・夜間の営業弱さ駅チカ立地の少なさ
    **メニュー****独自メニュー多め**王道・シンプル季節のかき揚げ



    8. リスク・懸念点


    リスク度合内容対策
    **都心部の人件費・時給の異常高騰**24時間営業を維持するためのコストが、売上伸びを上回るリスク。モバイル注文による券売機渋滞の解消、一部時間帯の「完全セルフ化(ロボット店)」への移行。
    **輸入小麦・油等の持続的上昇**低単価そばの利益率を直接圧迫。10円の値上げが客数に響く市場。そば粉比率のさらなる向上による付加価値化、多角化メニュー(酒類、物販)の強化。
    **オフィス出社率の低下(テレワーク)**都心の駅利用者の絶対数減少による、ランチ・夜食需要の減退。住宅地エリアへの「デリバリー・中食特化」型の慎重な出店、海外利益の還元。

    撤退条件(詳細)


  • ※富士そばはグループ内運営が主のため、一般加盟撤退の概念は薄いが:
  • のれん分け・グループ離脱の場合:
  • 告知期間: 12ヶ月前。
  • 違約金: 富士そば名称の即時変更、秘伝のつゆ・麺の供給停止。
  • 改装義務: 富士看板の破壊または返却、制服の廃棄、独自製麺システムの解除。

  • 失敗パターン


    1. 「立地選定のミス」: 不動産重視のあまり、賃料が高すぎて損益分岐点が異常に上がり、客数が想定に届かず毎月赤字。

    2. 「店舗独自企画の不発」: 店長が突飛なメニューにこだわりすぎて、富士そば本来の「王道」の味を疎かにし、常連客を失う。

    3. 「衛生管理の怠慢」: 24時間営業の弊害で、清掃が中途半端になり、不衛生な印象がSNSで拡散・凋落。




    9. 採用・人材


  • **「商売人としての店長」**: 与えられたことをやるだけでなく、自分の店をどう繁盛させるか考える、自主性の高い人材。
  • **ダイタングループ各社の社長募集**: 有能な社員は子会社の社長として抜擢する、独特の出世街道。



  • 10. SNS・ブランド力


  • **公式Twitter (@fujisoba)**: 「中の人」による親近感のある投稿と、ユニークな期間限定メニューの紹介。
  • **「東京の夜の顔」**: 終電間際の駅前で、煌々と光る富士そばの看板が持つ、ある種の安堵感。



  • 11. 市場環境


  • **「デフレとインフレの狭間」**: 物価高でも「そば」はまだ安いという感覚。一方で、質の高い「生そば」への回帰現象。



  • 12. JFA加盟状況


  • 非加盟。



  • 13. 融資情報


  • 日本政策金融公庫: 評価不可(非対象規模)。
  • 盤石な不動産資産ベースの信用: グループとして保有する駅前物件や強固な現金流動力により、メガバンク等からの評価は極めて高い。