美容室イレブンカット — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社エム・ワイ・ケー (MYK Co., Ltd.) |
| 本社所在地 | 〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢438-1 藤沢ハイム2F |
| 設立年 | 2000年12月 |
| 代表取締役 | 吉楽 裕 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 拠点数 | 国内 180店舗超 (2025年2月時点) |
| 特徴 | 「予約不要・短時間・高品質」をコンセプトとしたスマート美容室。 |
| TEL | 0466-55-1511(代表) |
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2. FC加盟条件
イレブンカットは、理美容業界未経験の「異業種オーナー」による加盟が約9割を占めており、システム化された店舗運営と明快な収益モデルが特徴です。
| 項目 | 金額(標準プラン) | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **220万円 (税込)** | 1店舗あたり |
| **保証金** | **100万円** | 預託金(非課税) |
| 研修費 | 55万円 | 管理職研修、システム操作研修 |
| **契約期間** | **5年間** | 自動更新規定あり |
| **ロイヤリティ** | **売上の 5%〜7%** | **純売上に対して。プランにより異なる。** |
| 広告分担金 | 月額 5.5万円 | 全国ブランド広告、求人支援、WEB販促 |
| 初期投資目安 | 2,000万〜4,500万円 | 物件(SC・路面)、内装、美容器具一式 |
特徴:
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3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 2000年 | 創業 | 神奈川県藤沢市に1号店オープン |
| 2010年 | 100店舗 | ショッピングセンター(SC)への出店戦略で急成長 |
| 2020年 | 170店舗 | 「予約なし」の利便性がコロナ禍の空き時間利用に合致 |
| 2024年 | 185店舗 | 地方郊外のロードサイド拠点への展開強化 |
| 2025年 | **195店舗超** | **既存加盟オーナーによる「ドミナント内での多店舗経営」が加速** |
成長背景:
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4. 収益の実態
収益モデルケース(月間客数3,000名・客単価2,500円の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間売上高** | カット・カラー・パーマ・物販 | 7,500,000円 |
| 売上原価 | カラー剤、パーマ液、消耗品(約8%) | ▲600,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **6,900,000円** | |
| ロイヤリティ (6%) | ▲450,000円 | |
| 地代家賃 | ショッピングセンター内(15〜25坪) | ▲1,200,000円 |
| 人件費 | 美容師6〜8名(FL50%目安) | ▲3,750,000円 |
| 広告分担金・諸経費 | ▲150,000円 | |
| 水光熱費・システム維持 | シャンプー台・ドライヤー等 | ▲250,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **純利益率:約14.6% (売上対比)** | **1,100,000円** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **2.5年〜4.0年** | SCのオープン立ち上げと同時に出店し、早期に損益分岐点を突破した場合。 |
| 平均的 | 5.0年〜7.0年 | 標準的な投資と利益推移。 |
| 保守的な計画 | 10.0年〜 | 周辺に「1,000円カット」や「格安カラー専門店」が隣接。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本部一括求人支援システム | 2025年の最大課題である理美容師採用を、本部の専門チームが完全代行・支援。 |
| 実地教育「ブランク復帰プログラム」 | 育児などで離職していた美容師を、短期間で11cutのスピードに対応させる研修。 |
| 最新POSレジ「MYK-POS」 | 顧客の来店頻度、施術内容、スタッフの稼働率を分単位で分析・可視化。 |
| 店舗デザイン・設計指導 | 無駄な動線を省き、最小人数で最大客数をさばく「スマート・レイアウト」の提供。 |
| 本部SVによる月次臨店 | QSC(クオリティ・サービス・クレンリネス)チェックと、具体的な改善指導。 |
| オリジナルPB商品の供給 | 利益率の高いシャンプー、トリートメント等の店頭販売支援。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | イレブンカット | QBハウス | 高単価個人サロン |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **予約不要・カラー併設** | カットのみ・10分 | 完全予約・指名・こだわり |
| **客単価** | **2,500円前後** | 1,350円前後 | 6,000円〜15,000円 |
| **利便性** | **極めて高 (SC内)** | 極めて高 (駅ナカ) | 中 (予約の手間) |
| **リピート率** | **高 (主婦・ファミリー)** | 極めて高 (男性中心) | 中〜高 |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **美容師の獲得と定着** | 高 | 業界全体の人手不足による給与高騰と引抜き。 | 社保完備、時短勤務、オートシャンプーによる身体的負担軽減のPR。 |
| **SCの退店リスク** | 中 | SC自体の閉鎖や、条件改悪による移転の必要性。 | 路面店での成功モデル(ロードサイド店)の構築と展開。 |
| **カラー専門店の乱立** | 中 | カラーだけに特化した超安価な競合の増加。 | 「カット+カラー」の同時施工による利便性とセット割引の強化。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「稼働人数の不足」: 求人に失敗し、ブースが空いているのに客をこなせず、待ち時間が爆増し客離れ。
2. 「品質管理の杜撰さ」: 「早さ」を履き違え、カットの左右差や染まりムラを放置し、クレームが常態化。
3. 「近隣個人店との価格競争」: 必要以上に安売りをし、利益率を自ら削って人件費が払えなくなる。