カレーショップC&C — フランチャイズ・代理店調査データ
データ収集日: 2026-04-06
1. 本部情報(オペレーター概要)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 屋号 | カレーショップC&C(シーアンドシー) |
| 運営会社 | 株式会社レストラン京王(Restaurant Keio Co., Ltd.) |
| 本社所在地 | 東京都府中市府中町2-1-14 京王府中1号館 |
| 設立年 | 1976年11月8日(京王ストアから独立分離) |
| 代表取締役 | 上野 健司(推定) |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 親会社 | 京王電鉄株式会社(100%出資) |
| 店舗数 | 連結計 60店舗(直営56・FC4 / 2024年時点) |
| 事業内容 | 飲食店(カレー、カフェ、そば等)の経営および経営指導 |
特徴:
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2. フランチャイズ・モデルの解説
カレーショップC&CのFC展開は、主に「特定の商業施設」や「提携パートナー」向けの契約が中心であり、個人の小規模加盟よりは法人による多店舗・事業多角化を想定したパッケージとなっています。
主な契約タイプ
1. 通常FC型: 15坪〜30坪程度の店舗。駅前、オフィス街、商業施設内。
2. カウンター型(小規模): 新宿本店のような10〜20席程度の高効率店舗。
加盟の特徴
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3. 初期投資・開業費用
飲食業(重飲食)としては標準的な投資規模ですが、駅チカ物件を対象とするため物件取得費が高くなる傾向があります。
| 項目 | 費用目安(税抜) | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | 300万円〜 | ブランド使用権、ノウハウ提供の対価 |
| **保証金** | 200万円〜 | 賃料等の担保 |
| **研修費** | 50万円〜 | 45日間の実地研修 |
| **物件取得費** | 1,000万円〜 | 立地による(敷金・礼金等) |
| **内外装・厨房設備** | 1,500万円〜 | 15坪〜想定 |
| **合計目安** | **約 3,000万円〜** | 加盟タイプにより変動 |
補足:
既存の飲食店からの業態転換(コンバージョン)の場合、厨房設備の一部流用により初期投資を1,000万円程度削減できるケースもあります。
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4. 収益シミュレーション(月商モデル)
駅ナカ店舗の場合、客単価は低いものの圧倒的な「客数(回転数)」で利益を確保します。
| 項目 | モデル数値(月間) | 構成比 |
|---|---|---|
| **売上高** | **500万円** | 100% |
| 売上原価 | 165万円 | 33% |
| ロイヤリティ | 15万円 (想定3%) | 3% |
| 人件費 | 125万円 | 25% |
| 賃料(共益費含) | 75万円 | 15% |
| 水道光熱・その他 | 50万円 | 10% |
| **営業利益** | **70万円** | **14%** |
キー・ポイント:
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5. 運営の強みとオペレーション
「立ち食い」モデルの凄み
新宿本店(17名の立席形式)では、1日に2,000名以上の来店を処理します。これは、注文から提供まで数秒〜数十秒という驚異的なスピード(秒速提供)と、顧客の滞在時間の短さが生む「回転率」の極致です。
セントラルキッチン(CK)の活用
28種類のスパイスを調合したルーは、CKから毎日配送されます。店舗では:
1. ルーを温める
2. ご飯を盛る
3. トッピング(カツなど)を揚げる、または載せる
これだけの作業で済むため、混雑時でもオペレーションが崩れません。
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6. 教育・研修制度
本部の「45日間研修」は飲食業界でも比較的長く、手厚い部類に入ります。
| フェーズ | 内容 |
|---|---|
| **導入研修** | 接客マナー、ブランド理念、衛生管理の基礎 |
| **キッチン実習** | 揚げ物のタイミング、ご飯の盛り付け、ルーの温度管理 |
| **フロア実習** | 券売機トラブル対応、清掃管理、客流コントロール |
| **マネジメント研修** | シフト作成、在庫発注(週次/月次)、損益計算 |
特徴:
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7. 評判・口コミ
ポジティブな評価
ネガティブな評価
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8. 競合比較
| 項目 | カレーショップC&C | CoCo壱番屋 | ゴーゴーカレー |
|---|---|---|---|
| 市場ポジション | 駅ナカ・時短・老舗 | 郊外・多店舗・カスタム | 濃厚・金沢カレー・個性派 |
| 独立制度 | 提携・法人中心 | ブルームシステム(のれん分け) | 一般FC / 法人 |
| オペレーション | コックレス(CK配送) | 実地修行必須 | 揚げ物中心・濃厚ルー |
| 強み | 一等立地・高回転 | 高いブランド認知度 | 若年層・男性客への訴求力 |
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9. リスク・懸念点
| リスク要因 | 影響度 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **人件費高騰** | 高 | 深夜・早朝営業に伴う時給上昇 | タッチパネル注文、完全セルフ化の検討 |
| **原材料高騰** | 中 | 玉ねぎ(主要具材)、牛肉、スパイスの輸入価格 | セントラルキッチンでの一括購買、価格改定 |
| **テレワーク定着** | 中 | 駅利用客の減少によるランチ需要減 | テイクアウト(弁当)、EC販売(レトルト)の強化 |
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10. 市場環境と将来展望
- EC展開: 楽天市場や自社サイトでのレトルトカレー販売が好調。店舗の味を家庭へ届ける「オムニチャネル化」を推進。
- 多機能化: カフェとの併設店や、夜間はおつまみを提供する「ちょい飲み」需要の取り込み。
- 地方へのライセンス: ノウハウのみを提供する「ライセンス供与」による、緩やかなネットワーク拡大の可能性。
11. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA加盟状況 | **正会員**(株式会社レストラン京王として) |
特徴:
12. 失敗パターン(オーナー警告)
1. 立地選定の誤り: 「駅ナカ・駅近」以外で、競合の多いロードサイドに出店し、客数が確保できないケース。
2. 過剰な人件費: 高回転モデルを過信し、ピークタイム以外のスタッフ調整を怠ることによる利益圧迫。
3. ブランド価値の毀損: QSCの低下により、長年築いた「C&C=安心」のイメージを損なうこと。
13. 必要自己資金と融資(まとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| **必要自己資金** | 1,000万円〜(総額の3分の1以上) |
| **主な調達先** | 日本政策金融公庫(新規開業支援資金)、商工中金 |
| **審査のポイント** | 運営法人の財務安定性と、候補物件の「乗降客数データ」に基づくリアルな月商予測。 |
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