CoCo壱番屋 — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社壱番屋 (ICHIBANYA CO., LTD.) |
| 本社所在地 | 〒491-8601 愛知県一宮市三ツ井六丁目6番23号 |
| 設立年 | 1982年7月 (創業は1978年) |
| 代表取締役 | 葛原 守 |
| 資本金 | 15億327万円 |
| 上場市場 | 東証プライム (証券コード: 7630) |
| 拠点数 | 国内 1,200店舗超 (海外含む合計 1,400店以上 2025年2月時点) |
| 特徴 | カレー専門店として店舗数世界No.1(ギネス記録)。独自の「ブルームシステム」を採用。 |
| TEL | 0586-76-7545(代表) |
ソース:
2. FC加盟条件
CoCo壱番屋は、一般的な「公募型フランチャイズ」ではなく、独自の「ブルームシステム(社員独立制度)」を採用しています。一般の人がいきなり加盟することはできず、まずは正社員として入社し、店長として修業することが必須条件です。
| 項目 | 金額(標準プラン) | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **0円** | 独立認定を受けた社員への特典 |
| **保証金** | **0円** | ブルームシステム適用 |
| 研修費 | 込 (給与を貰いながら修業) | 2年〜5年程度の店舗勤務 |
| **契約期間** | **5年間** | 自動更新規定あり |
| **ロイヤリティ** | **0円** | **売上歩合なし。食材差益で本部が収益を得るモデル。** |
| システム利用料 | 月額 1万円〜2万円 | 本部サーバ・POS管理費等 |
| 初期投資目安 | 2,000万〜4,000万円 | 既存店の引き継ぎ、または新規物件(融資支援あり) |
特徴:
ソース:
3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 1978年 | 1店舗 | 愛知県西枇杷島町(現清須市)で創業 |
| 1994年 | 300店舗 | 全都道府県への出店完了 |
| 2004年 | 1,000店舗 | ギネス世界記録認定(世界最大のカレーチェーン) |
| 2024年 | 1,220店舗 | 既存店舗の「お洒落化(パステルカラー)」改装完了 |
| 2025年 | **1,240店舗超** | **インド・台湾・米国などの海外展開と国内の高密度ドミナント維持** |
成長背景:
ソース:
4. 収益の実態
収益モデルケース(月商800万円・客単価1,100円の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間売上高** | 店舗内飲食+デリバリー+物販 | 8,000,000円 |
| 売上原価 | 食材(本部からの仕入れ・約45%) | ▲3,600,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **4,400,000円** | |
| ロイヤリティ | **0円** | 0円 |
| 地代家賃 | ロードサイド・住宅街 | ▲1,100,000円 |
| 人件費 | オーナー+アルバイト(FL計65%目標) | ▲2,000,000円 |
| 水光熱費 | 長時間営業(深夜含む) | ▲400,000円 |
| 広告宣伝費 | 本部一括広告(協力金少額) | ▲100,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **純利益率:約10% (売上対比)** | **800,000円** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **2.5年〜4.0年** | 既存店を引き継ぐ「承継独立」の場合(初期投資が激減)。 |
| 平均的 | 5.0年〜7.0年 | 新規店舗の立ち上げ。 |
| 保守的な計画 | 9.0年〜 | 周辺のランチ競合(牛丼、ラーメン店)との激しい争い。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 修業期間中の給与保証 | 独立を目指す間、本部社員として安定した給与を得ながら技術習得。 |
| 独立時融資斡旋 | 本部の「連帯保証」に近い信用補完により、銀行から低利で融資が受けられる。 |
| 究極の標準化マニュアル | カレーの煮込み時間、ご飯の炊き方、接客の挨拶まで、世界一の標準化。 |
| 高度な商品開発 | 毎月のように投入される期間限定メニューと、その販促物の即時支給。 |
| SV(スーパーバイザー)の質の高さ | 全てのSVが店舗勤務経験者のため、現場の苦労を知った的確なアドバイス。 |
| 廃棄管理システム | 廃棄ロスを極限まで減らすための発注推奨システムの提供。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
ソース:
7. 競合比較
| 項目 | CoCo壱番屋 | ゴーゴーカレー | マイカリー食堂 (松屋) |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **カスタマイズ性・接客** | 濃厚金沢カレー・中毒性 | 低価格・松屋併設多 |
| **加盟方法** | **内部独立のみ** | 一般募集・積極展開 | 松屋HDの戦略 |
| **ロイヤリティ** | **0円 (食材差益)** | 売上の5%前後 | 個別相談 |
| **メニュー数** | **数万種 (トッピング)** | 数十種 | 数十種 |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **米の価格高騰** | 高 | カレー店にとって死活問題。 | 契約農家との長期買付契約、自社精米センターの活用。 |
| **スパイスの世界的な不足** | 中 | 原材料の調達困難・価格上昇。 | 多角的な輸入ルート確保、長期在庫の保持。 |
| **オーナーの高齢化** | 中 | 独立して数十年経つオーナーの勇退。 | ブルームシステム内での「2代目」承継教育、店舗M&Aの支援。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「オーナーの現場離れ」: 多店舗展開を急ぎすぎ、各店舗の接客クオリティが低下し客離れ。
2. 「採用難によるオペレーション崩壊」: アルバイトが集まらず、提供時間が大幅に遅れ、顧客が競合店へ流出。
3. 「近隣の価格競争への誤った対応」: 近くの牛丼屋が値下げした際に無理に付き合い、中価格帯ブランドを自ら破壊。