アステックペイント(プロタイムズ) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-05
1. FC本部・企業情報
| 項目 | データ | ソース |
|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社アステックペイント (ASTEC PAINTS JAPAN Co., Ltd.) | https://astecpaints.jp/ |
| FC事業ブランド名 | プロタイムズ (ProTimes) | https://protimes.jp/ |
| 本社所在地 | 福岡県福岡市博多区博多駅東3丁目14-1 T-Building HAKATA EAST 9F | 公式サイト |
| 設立年 | 2000年(オーストラリア製塗料の輸入販売会社として創業) | Wikipedia |
| 代表取締役 | 菅原 徹 | 公式サイト |
| 資本金 | 7,276万5,000円(72,765千円) | マイナビ2026 |
| 売上高 | 83億円(2023年12月期、過去最高更新) / 2024年目標100億円 | Wantedly掲載 |
| 中期目標 | 売上高300億円(2023年末計画) / 長期目標1,000億円 | AP ONLINE |
| 事業内容 | 建築用塗料製造・販売(遮熱・断熱塗料)、FC「プロタイムズ」の開発・運営 | 公式サイト |
| 特記事項 | 建築用遮熱塗料のメーカーシェア国内1位(2019年度以降連続、ペイント&コーティングジャーナル調査) | AP ONLINE |
| TEL | 092-626-7776 | 公式サイト |
ブランド概要:
2000年に福岡で創業した塗料メーカー。2013年から自社製造に転換し、遮熱・防水性に特化した高機能塗料で急成長。従来の「メーカー→問屋→販売店→塗装店」という流通を排除し、メーカーから施工店への直販体制を採用する業界異端の戦略でシェアを拡大。FC事業「プロタイムズ」は塗装業界初のフランチャイズとして2009年頃に本格始動し、2025年時点で249店舗の国内最大級の外壁塗装FCネットワークを形成。加盟店総売上は1,400億円超規模。
2. 加盟条件・初期費用
> 注意: 詳細費用は非公開で説明会での開示が基本。以下は公開情報・問い合わせ結果に基づく情報。
初期費用内訳
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 初期導入費用 | 約150万円〜200万円 | 開業に必要な販促品含む |
| 開業販促品一式 | 別途 | 契約後に選択 |
| **初期費用合計** | **約200万円〜250万円** | アステックペイント加盟店は割引制度あり |
| 車両費 | 別途(既存車両使用可) | 塗装業者は通常保有 |
| 看板・制服等 | 別途(数十万円程度) | - |
| **初期投資総額** | **500万円〜1,000万円** | 看板・車両・資材代含む |
月間固定費内訳
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| システム利用料(固定費) | 月7.6万円 | ITシステム・クラウド管理ツール等含む |
| ロイヤリティ(変動費) | 売上の3〜5%程度 | 2020年に制度改定・逓減方式等あり |
| 促販品費用 | 完工実績・購入実績に応じて変動 | 毎月精算 |
| **月額固定費合計** | **約7.6万円+ロイヤリティ** | 売上規模によって変動 |
契約期間: 2〜3年(更新制)
加盟の主な特徴:
3. 店舗数・出店動向
| 年 | 加盟店数 | 増減・備考 |
|---|---|---|
| 2015年頃 | 100+ | FC本格始動から急成長期 |
| 2020年 | 約200 | 住宅ストック増加需要を取り込む |
| 2022年8月 | 218 | 全国展開中 |
| 2024年3月 | 245 | 全国累積施工実績110,102棟突破 |
| 2025年10月 | 249 | 全国47都道府県展開済 |
成長背景:
4. 収益モデル・オーナー収益の実態
モデルケース(外壁塗装業者・月商規模別)
| ケース | 月商 | 営業利益 | オーナー年収(推定) |
|---|---|---|---|
| 小規模(月3〜4件) | 300万円 | 80万円 | 960万円 |
| 標準(月5件) | 500万円 | 150万円 | 1,800万円 |
| 好調(月8〜10件) | 800万円 | 250万円 | 3,000万円 |
月商500万円の収支モデル詳細
| 費目 | 金額 | 比率 |
|---|---|---|
| 売上 | 500万円 | 100% |
| 原価(塗料代・足場代・外注工賃) | 275万円 | 55% |
| ロイヤリティ(5%) | 25万円 | 5% |
| 広告宣伝費(チラシ・ネット広告等) | 50万円 | 10% |
| システム利用料等 | 7.6万円 | 1.5% |
| 人件費・その他 | 42.4万円 | 8.5% |
| **営業利益** | **100万円** | **20%** |
損益分岐点
| 月商 | 状況 |
|---|---|
| 200万円以下 | 赤字ライン(固定費・集客コスト圧迫) |
| 約250万円 | 損益分岐点(固定費・集客コスト構造による) |
| 500万円 | 安定黒字(月利益100〜150万円) |
| 800万円以上 | 高利益(月利益200万円超) |
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 標準的な目安 | 1年〜2年 | 粗利率が高く早期回収が可能 |
| 現実的な見通し | 1.5年〜3年 | 集客コストのコントロールによる |
5. 本部サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新規導入研修 | 開業前の技術・営業・IT操作研修。開業まで約3〜6ヶ月 |
| 月次スキルアップ研修 | 毎月本部専門スタッフ・外部コンサルタントによる研修(多くが無料、一部有料) |
| SV(エリアスーパーバイザー) | いつでも相談可能。未経験・経験浅でも安心の伴走型支援 |
| ITツール「PBS」 | プロタイムズ・ビジネス・システム:顧客管理・診断報告書・カラーシミュレーター等 |
| 塗料供給 | アステックペイント製の高機能塗料を直接仕入れ。流通マージンなし |
| W工事保証 | 施工店の工事保証+アステックペイント本部の製品保証で2重保証。10年先も安心 |
| 成功事例共有 | 全国加盟店の成功事例共有ネットワーク。事例共有会が活発 |
| 営業ツール | 診断報告書作成ソフト・カラーシミュレーターで成約率向上を支援 |
6. オーナー・加盟者の評判
ポジティブな声
ネガティブな声・問題点
7. 競合他社との比較
| FC名 | 初期投資 | ロイヤリティ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| **プロタイムズ(アステックペイント)** | **500〜1,000万円** | **3〜5%+固定7.6万円** | **メーカー直販・遮熱塗料特化・W保証** |
| ハウスアシスト | 要資料請求 | 要資料請求 | リフォーム総合型 |
| 街の外壁塗装やさん | 低(プラットフォーム型) | 会員費のみ | WEB集客力 |
| 日本の外壁塗装 | 要資料請求 | 要資料請求 | 一括見積プラットフォーム |
| 個人塗装店(無所属) | 0〜100万円 | なし | 自由度高い・集客は自力 |
市場規模:
8. リスク・撤退条件
主なリスク
| リスク | 度合い | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 集客コスト上昇 | 高 | チラシ・ネット広告への依存度が高く、効果が落ちると一気に苦しくなる | 紹介営業・リピート顧客の育成 |
| 塗料単一依存 | 中 | アステック塗料以外の使用制限。ニーズに合わない場合のミスマッチ | 契約前に塗料ラインナップを確認 |
| 加盟店品質問題 | 中 | 同ブランドの他店舗の評判が自店に影響する可能性 | 地域密着でブランドより個人信頼構築 |
| 業者の高齢化・人材難 | 中 | 職人の高齢化・後継者不足。採用難が続く | 計画的な人材育成 |
| 天候リスク | 低〜中 | 雨天による工期遅延でキャッシュフロー圧迫 | 工期管理の徹底・複数案件の並行受注 |
撤退条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 2〜3年(契約終了時は商標使用停止・看板撤去) |
| 中途解約違約金 | 要資料請求(残期間ロイヤリティ相当額等) |
| 競業避止義務 | 解約後一定期間・エリア内でのプロタイムズ競合商材の使用制限 |
| ブランド使用停止 | 「プロタイムズ」名称・ロゴの使用停止義務 |
失敗パターン
| パターン | 説明 | 頻度 |
|---|---|---|
| 集客コスト回収不能 | 広告費投下が多く成約が伸びず赤字拡大 | 高 |
| 人材確保失敗 | 職人確保ができず受注しても施工できない | 中 |
| 相見積もり負け | 価格競争で低価格業者に負け続ける | 中 |
| ITツール未活用 | システムを使いこなせず診断報告書の質が下がり成約率低下 | 中 |
9. 採用・人材要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要人員 | オーナー+熟練職人1〜3名(規模による) |
| 求める適性 | 建設・塗装業界経験者が望ましい。未経験でも本部研修で対応可。営業力・コミュニケーション力が重要 |
| 採用課題 | 塗装職人の高齢化・人材難が業界共通課題。賃金水準の向上が必要 |
| 資格 | 外装劣化診断士等の専門資格取得を本部がサポート |
| 将来性 | 職人が確保できれば多店舗展開・法人化によるスケールアップが可能 |
10. SNS・ブランド力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| YouTube | YouTubeチャンネル「プロタイムズ」で丁寧な解説動画を配信。施主側リテラシー向上とブランド認知に貢献 |
| AP ONLINE | アステックペイントが運営する業界情報サイト。SEO強化によるインバウンド集客に貢献 |
| 施主向け認知度 | 塗装を検討する施主の間では認知度高い。「遮熱塗料で有名なメーカー」イメージ |
| ブランドカラー | オレンジ・白系の清潔感ある配色 |
| 口コミ管理 | 公式HPで「ご指摘の声」も掲載する透明性。加盟店ごとのGoogleマイビジネス口コミが重要 |
11. 市場環境・業界動向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 外壁塗装市場規模 | 2024〜2028年に年間4,651億円規模(2011〜2015年建築層のピーク需要)、全体6,000億円超見込み |
| 2025年〜2026年トレンド | 「価格比較」から「プロセス比較」へ変化。AI検索普及で「信頼できる根拠」を求める施主が増加 |
| 業界課題 | 悪徳業者(手抜き・訪問販売)のイメージとの戦い。業界全体のコンプライアンス向上が急務 |
| リフォーム補助金 | 住宅省エネ化支援の補助金制度が追い風(断熱・遮熱塗装は対象になるケースあり) |
| 将来性 | 住宅ストック増加×高機能塗料需要増で中長期的に堅調。ただし人材確保が成長の上限 |
12. JFA加盟状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| JFA加盟 | JFA正会員(株式会社アステックペイントとして) |
| 加盟の意義 | フランチャイズ取引の標準化・適正化規約の遵守。加盟店保護の社会的信頼性 |
| 確認方法 | https://www.jfa-fc.or.jp/ にて確認可 |
13. 融資・資金調達情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要自己資金 | 最低100万円〜200万円(設備投資が少ないため低自己資金でも可) |
| 初期投資総額 | 500万円〜1,000万円 |
| 日本政策金融公庫 | 「新規開業・スタートアップ支援資金」の対象。車両・設備投資として融資申請可能 |
| 融資審査のポイント | 既存の塗装業者の場合は実績・受注見込みが評価される。未経験の場合は研修修了証や事業計画の精緻さが重要 |
| アステックペイント加盟割引 | 既存のアステックペイント加盟塗装店はプロタイムズ加盟時に初期費用の割引制度あり |
| 資金調達の有利点 | 設備投資が小さく、無店舗型のため不動産担保不要。運転資金中心の融資設計が可能 |
参考ソース
2. プロタイムズ 公式サイト
9. note「プロタイムズ加盟店で塗り替えを検討中の方への注意喚起」
13. 外壁塗装業界市場動向2025年
14. 建材トレンド「プロタイムズ」
16. 日本政策金融公庫
17. AP ONLINE「住宅塗装市場のピークアウトについて考える」
18. 外壁塗装市場動向2026年
補足情報:プロタイムズFC加盟の詳細・注意点
アステックペイントの成長軌跡
| 時期 | 売上高 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2000年創業 | - | オーストラリア製塗料の輸入販売会社として創業 |
| 2013年 | - | 自社製造開始(輸入販売からメーカーへ業態転換) |
| 2020年 | - | グループ会社SP&Sを吸収合併、株式会社アステックペイントへ商号変更 |
| 2021年 | 52億円 | 急成長期 |
| 2022年 | 70億円 | 前年比+35% |
| 2023年 | 83億円 | 過去最高更新 |
| 2024年目標 | 100億円 | 社内SE増員(Wantedly掲載より) |
| 長期目標 | 1,000億円 | 「プロタイムズの日(4月10日)」を設定するほどの本気度 |
FC加盟を検討する際の重要チェックリスト
1. 塗料使用の制約確認 — アステックペイント製塗料以外の使用制限がビジネスに支障をきたさないかを確認すること
2. 既存の塗装業者の場合 — 自社の塗料仕入れ先との契約を整理し、プロタイムズ加盟後のコスト比較を行うこと
3. ロイヤリティ率の交渉余地確認 — 2020年の制度改定で逓減方式等が導入されている。売上規模に応じた適切なプランを選択すること
4. エリアの競合加盟店確認 — 同ブランドの他店舗が近隣にないかを事前に確認(準独占エリア制の詳細を本部に確認)すること
5. 施工品質の担保 — 同ブランドの他店舗の施工トラブルが自店の評判に影響するリスクを認識すること
6. 集客の自力化 — 本部サポートに加え、紹介営業・リピート顧客育成など独自の集客手法を持つことが安定収益の鍵
プロタイムズFCの特長・競合FCとの差別化ポイント
| 項目 | プロタイムズの特長 |
|---|---|
| 塗料 | メーカーが本部のため、最新・高機能塗料を直接入手。流通コストゼロ |
| 保証 | 業界初の「W工事保証」(施工店保証+メーカー保証の二重保証) |
| ITツール | 診断報告書・カラーシミュレーターで成約率を数値的に向上させる仕組み |
| 資格取得 | 外装劣化診断士などの専門資格取得サポートで技術的信頼性を担保 |
| 情報共有 | 全国249加盟店との成功事例共有ネットワーク(事例共有会)が活発 |