がってん寿司 (Gatten Sushi) — FC調査データ
データ収集日: 2026-04-04
1. FC本部情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社RDC (RDC Co., Ltd.) |
| 本社所在地 | 〒360-0816 埼玉県熊谷市石原2-1 |
| 設立年 | 1986年12月 |
| 代表取締役 | 久保 亮介 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 上場市場 | 未上場 |
| 拠点数 | 国内外 250店舗超 (グループ合計 2025年2月時点) |
| 特徴 | 「手のとどく贅沢」。グルメ回転寿司の雄。産地直送・店内調理の徹底。 |
| TEL | 048-526-7111(代表) |
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2. FC加盟条件
がってん寿司は、運営母体であるRDCグループが培った多業態(とんかつ、カフェ、イタリアン等)のノウハウを活かし、非常に戦略的なフランチャイズ(FC)展開を行っています。単店オーナーのみならず、エリアを任せる「エリアフランチャイズ」や、法人のポートフォリオ経営としての加盟に強みを持ちます。特に、「がってん承知!」の掛け声で知られる活気ある運営と、高い原価をかけてでも質を維持する「グルメ路線」の継承を重視しています。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| **加盟金** | **330万円 (税込)** | 商標権利、独自の「産直・調理」ノウハウ提供。 |
| **保証金** | **300万円〜** | 食材供給にかかる与信審査による。 |
| 研修費 | 110万円 | 本部(埼玉)および道場店舗での「技術・接客・計数」研修(約1〜2ヶ月)。 |
| **契約期間** | **10年間** | 長期的な投資回収とブランド構築を前提。 |
| **ロイヤリティ** | **売上の 4%〜5%** | **メニュー開発、ITシステム維持、SV巡回指導料込。** |
| 広告分担金 | 売上の約 1.5% | 全国/地域プロモーション、アプリ運営、旬のイベント告知費用。 |
| 初期投資目安 | 1億5,000万〜3億円 | **(郊外ロードサイド・新築主体)大型キッチン、内装、ITレーン。** |
特徴:
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3. 店舗数・推移
| 時期 | 国内店舗数 | 備考 |
|---|---|---|
| 1986年 | 創業 | 埼玉県熊谷市に1号店オープン |
| 1995年 | 30店舗 | 北関東を中心に「グルメ回転寿司」として急成長 |
| 2005年 | 100店舗 | 上海、米国、ベトナム等、海外進出を本格化 |
| 2021年 | 230店舗 | コロナ禍におけるデリバリー・テイクアウト専門店の併設成功 |
| 2024年 | 250店舗 | 既存店舗の「フルオーダー化」と「高付加価値化」リニューアル |
| 2025年 | **265店舗超** | **アジア・中東での「プレミアム・がってん」展開と、国内未踏エリア進出** |
成長背景:
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4. 収益の実態
収益モデルケース(月商2,000万円・ロードサイド新築・80坪の場合)
| 項目 | 内容 | 収支額 |
|---|---|---|
| **月間売上高** | 店内飲食(85%)、テイクアウト(15%) | 20,000,000円 |
| 売上原価 | **産地直送プレミアム素材(平均38%〜42%想定:高め)** | ▲8,000,000円 |
| **売上総利益(粗利)** | **12,000,000円** | |
| ロイヤリティ (5%想定) | 広告・本部分担金込 | ▲1,000,000円 |
| 地代家賃 | 郊外ロードサイド(売上の8%〜10%想定) | ▲1,800,000円 |
| 人件費 | **職人+最新IT機器活用(率 25%〜28%目標)** | ▲5,400,000円 |
| 水光熱費・システム・物流 | 高性能空調、ITオーダー、定期配送代 | ▲1,400,000円 |
| 消耗品・販促 | 醤油、備品補填、アプリ維持費用 | ▲400,000円 |
| **営業利益(オーナー純利益)** | **純利益率:約10.0% (グルメ寿司としての高単価で維持)** | **2,000,000円** |
収益の安定性
投資回収期間
| 区分 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 最短 | **4.5年〜6.5年** | RDCグループの既存店からの業態転換、または優良居抜きの確保。 |
| 平均的 | 7.5年〜12.0年 | 標準的なロードサイド新規建設。 |
| 保守的な計画 | 18.0年〜 | 周辺に「銚子丸」等のグルメ寿司店が乱立し、深刻なシェア争奪となった場合。 |
5. サポート体制
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| RDCグループ一括物流網共有 | 埼玉・関東圏を中心に構築された、超高速・低コストな産直配送インフラ。 |
| がってん道場(調理技術訓練) | 未経験からでも板前としての基本を習得させる、スパルタかつ体系的な研修。 |
| 独自の「活気」オペレーション研修 | 「がってん承知!」を芯まで落とし込む、エンゲージメント向上トレーニング。 |
| グループ共通IT・CRM基盤 | 累積数百万人の顧客データを活用した、動的な販促プッシュと予約管理。 |
| 24時間365日本部緊急メンテナンス | 巨大冷蔵庫、ITシステム、厨房機器の故障に即応する専門デスク。 |
| 法人ポートフォリオ出店支援 | 加盟法人の他事業とのシナジーを考慮した、エリア独占権や優遇プランの提案。 |
6. 評判
ポジティブ傾向
ネガティブ傾向
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7. 競合比較
| 項目 | がってん寿司 | 銚子丸 | スシロー |
|---|---|---|---|
| **最大の特徴** | **産直・多業態・活気** | 劇場型・対面・1都3県 | ネタの質・IT需要予測・薄利多売 |
| **強み** | **グループ購買力・法人加盟・知名度** | 職人の質・地域密着・あら汁 | 圧倒的なデータ・購買規模 |
| **弱み** | **価格帯の高止まり** | 全国展開の難しさ | ブランドの安っぽさ |
| **背景** | **RDCグループ (埼玉)** | **独立系 (千葉)** | **FOOD & LIFE (大阪)** |
8. リスク・懸念点
| リスク | 度合 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|---|
| **職人(板前)の採用難と高齢化** | 高 | 対面調理が売りのため、握れる人材がいないと店舗が成立しない。 | 厨房ロボットと職人の「共生」モデルの確立、若手向けの高待遇キャリアパス。 |
| **水産資源の枯渇と仕入コスト増** | 高 | グルメ路線を維持するための、仕入原価高騰を吸収する策の限界。 | 未利用魚のブランド化、ベトナム・タイ等での自社養殖拠点の活用。 |
| **「グルメ回転寿司」カテゴリーの飽和** | 中 | 銚子丸等の競合だけでなく、高級寿司のデリバリー等との競合。 | 「体験(ライブキッチン)」の更なる強化、プレミアム物販の拡充。 |
撤退条件(詳細)
失敗パターン
1. 「活気の消失」: 掛け声がなくなり、暗い店内になる。がってん最大の USP「元気」が消え、客が他チェーンへ流れる。
2. 「鮮度への妥協」: 産直を謳いながら、解凍ミスや古いネタを提供。一回でも「まずい」と思われたらグルメ寿司は終わり。
3. 「グループ店舗との自食」: 同一駐車場内での「とんかつ店」等と、パート・アルバイトの採用競争が起き、両店とも崩壊。