ファストフード・ハンバーガーフランチャイズ比較ランキング2026【モスバーガー・バーガーキング・サブウェイなど12社のFCスコア・費用を徹底比較】
結論: ファストフード系フランチャイズでFCスコアが高いのは「ロッテリア(ゼッテリア)」(77.4点)と「究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT)」(70.3点)です。ただしロッテリアは2026年4月に全店ゼッテリアへブランド転換を完了しており、新ブランドとしての実績はまだ浅い状況です。初期費用は約50万円(QBT)から1.5億円(マクドナルド)まで幅が広く、「バーガー系大手」「健康食系」「低投資・無人型」「和食ファストフード系」の4タイプに分かれます。本記事では、フランチャイズデータバンクが収集した14社のデータから、FCスコアが算出済みの12社を中心に比較します。
ファストフードFC 主要12社 比較一覧表
| ブランド | 初期費用目安 | 店舗数 | FCスコア | 募集状況 |
|---------|------------|--------|---------|---------|
| ロッテリア(ゼッテリア) | 3,500万〜8,000万円 | 524店(※1) | 77.4 | 募集なし |
| 究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT) | 約50万〜100万円 | 185店 | 70.3 | 募集中 |
| 銀しゃり | 0万円 | 60店 | 66.5 | 募集中 |
| AIピザ窯500 | 約500万〜800万円 | 20店 | 59.1 | 募集中 |
| おにぎりの桃太郎 | 2,000万〜5,000万円 | 17店 | 55.3 | 募集中 |
| 日本マクドナルド | 6,000万〜1.5億円 | 2,980店 | 52.9 | 募集なし |
| フレッシュネスバーガー | 3,500万〜7,000万円 | 160店以上 | 52.5 | 募集中 |
| モスバーガー | 4,000万〜8,000万円 | 450店以上 | 52.0 | 募集中 |
| サブウェイ | 2,000万〜3,500万円 | 37,000店(世界) | 51.9 | 募集中 |
| TO THE HERBS | 6,000万円 | 15店 | 42.8 | 募集中 |
| バーガーキング | 5,000万円 | 337店 | 40.5 | 募集中 |
| ファーストキッチン | 5,000万〜1.2億円 | 120店以上 | 34.8 | 募集中 |
※FCスコアはフランチャイズデータバンク独自の透明性・データ品質指数(100点満点)。店舗数・費用は2026年7月時点の公開情報に基づく。(※1)ロッテリアの店舗数は2009年2月時点のピーク値。ゼッテリアへの転換後の正確な店舗数は本部発表待ち。
2026年のファストフードFC市場動向
ファストフード業界は原材料費と人件費の上昇が続くなか、各チェーンがそれぞれの戦略で対応を進めています。2026年に入り、FC加盟検討者に影響する大きな動きが3つあります。
ロッテリアが「ゼッテリア」へ全店転換完了
2023年にゼンショーホールディングス傘下となったロッテリアは、2026年4月にブランド名を「ゼッテリア」に完全移行しました。運営会社も「バーガー・ワン」に社名を変更しています。ロイヤリティは3%と業界内では低めの設定ですが、54年続いたブランドからの転換であり、既存顧客の定着度合いが今後の加盟判断に影響します。
バーガーキングが「FC乗り換えキャンペーン」で話題に
バーガーキングは2025年末に99店の新規出店計画を発表し、他チェーンからの「FC乗り換え」に4,000万円の支援を行うキャンペーンで注目を集めました。337店から2025年末までに大幅な出店を目指す積極策です。詳しくはバーガーキングの加盟金・初期費用を徹底解説をご覧ください。
健康志向ファストフードの急成長
「究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT)」が185店舗に拡大し、健康食×ファストフードの新カテゴリを確立しつつあります。初期費用が約50万〜100万円と極めて低く、ゴーストキッチン(調理設備のみ・客席なし)モデルのためFC参入のハードルが低い点が特徴です。
タイプ別に選ぶファストフードFC — 4つのカテゴリと特徴
ファストフードFCは業態によって初期費用、収益モデル、オーナーの関与度が異なります。自身の資金力と経営方針に合ったタイプを選ぶことが重要です。
1. ハンバーガー・サンドイッチ系(大手ブランド)
代表ブランド: モスバーガー、バーガーキング、フレッシュネスバーガー、サブウェイ
知名度の高さを集客力に変えるモデルです。初期費用は2,000万〜8,000万円と幅がありますが、ブランド力による安定した来客が期待できます。一方、大手チェーンの場合は本部の方針に従う必要があり、オーナーの裁量は限定的です。
- 初期費用帯: 2,000万〜8,000万円
- 強み: ブランド認知度、マーケティング支援、仕入れスケールメリット
- 注意点: テリトリー制がないブランドでは近隣出店のリスクがあります。モスバーガーの評判・口コミまとめも参考にしてください
2. 健康食・ヘルシー系
代表ブランド: 究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT)
フィットネスブームや健康志向の高まりを背景に成長中のカテゴリです。QBTは初期費用が50万〜100万円と飲食FCとしては異例の低さで、デリバリー中心のゴーストキッチンモデルにより固定費を大幅に抑えられます。
- 初期費用帯: 50万〜100万円
- 強み: 低投資、省スペース、デリバリー需要の取り込み
- 注意点: 実店舗を持たないため、ウォークイン客は取り込めません。デリバリープラットフォームの手数料(売上の30〜35%程度)がコストに影響します
3. 低投資・無人型
代表ブランド: AIピザ窯500、銀しゃり、フクシ屋商店
無人販売や極めて少ないオペレーション人数で運営するモデルです。銀しゃりとフクシ屋商店は初期費用0円からスタートできます。AIピザ窯500は24時間無人のピザ直売所で、副業としての参入にも対応しています。
- 初期費用帯: 0〜800万円
- 強み: 低資本で開業可能、人件費の抑制
- 注意点: 新興ブランドが多く、加盟実績や成功事例がまだ限られています。ブランド認知度が低いため、立地選びが売上を大きく左右します
4. 和食ファストフード系
代表ブランド: おにぎりの桃太郎
地域密着型の和食ファストフードは、ハンバーガー系とは異なる客層を持ちます。おにぎりの桃太郎は三重県を中心に17店舗を展開しており、「炊きたて・握りたて」にこだわった商品で地元支持を獲得しています。
- 初期費用帯: 2,000万〜5,000万円
- 強み: 地域密着、原材料の差別化、競合が少ない
- 注意点: エリア展開が限定的で、全国どこでも開業できるわけではありません
主要ブランド詳細分析
モスバーガー — FCスコア52.0点・450店舗以上
モスバーガーはFC比率が極めて高く、本部と加盟店が「運命共同体」的な関係を築いている点が特徴です。サンライズシステム(未経験者向け独立支援制度)があり、開業前後のサポートが手厚いと評価されています。
一方、初期投資が4,000万〜8,000万円と高額で、好立地では5,000万円を超えることもあります。テリトリー制がないため、エリア営業権の保証がない点には注意が必要です。オーナーの高齢化と後継者不足により店舗数が横ばい傾向にあるとの指摘もあります。加盟前のリスク確認はモスバーガーFC加盟前に知るべきリスクを参照してください。
バーガーキング — FCスコア40.5点・337店舗
世界100カ国以上・18,000店舗超を展開するグローバルブランドです。日本では2007年に一時撤退後、2012年に復活しました。2025年末時点で337店舗と急速に拡大しています。
FCスコアが40.5点と低めなのは、情報開示の限定性が影響しています。加盟費用は5,000万円で、FC乗り換えキャンペーンでは4,000万円の支援を打ち出すなど、積極的な加盟店獲得戦略を展開中です。詳細はバーガーキングの加盟金・初期費用解説をご確認ください。
サブウェイ — FCスコア51.9点・世界37,000店舗
世界で37,000店舗以上を展開する世界規模のサンドイッチチェーンです。日本での初期費用は2,000万〜3,500万円と、ハンバーガー系大手のなかでは比較的低い水準です。健康志向の高まりを背景に、サラダやプロテイン強化メニューで差別化を図っています。JFA(日本フランチャイズチェーン協会)の正会員であり、情報開示の透明性は一定水準を満たしています。
フレッシュネスバーガー — FCスコア52.5点・160店舗以上
コロワイドグループ傘下のプレミアムハンバーガーチェーンです。国産野菜やグラスフェッドビーフを使用した高付加価値路線で、顧客単価の高さが特徴です。初期費用は3,500万〜7,000万円ですが、グループの経営基盤を活かした物流・マーケティング支援が受けられます。
提供工程が多いため人材育成の手間がかかり、人件費が嵩みやすいという声もあります。品質を維持するための教育体制が経営を左右するポイントです。
究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT) — FCスコア70.3点・185店舗
初期費用が約50万〜100万円と圧倒的に低い点が特徴のゴーストキッチン型FCです。FCスコアは70.3点と業態内で2位の高スコアを記録しています。メニューが限定的でオペレーションがシンプルなため、飲食未経験者でも参入しやすい設計です。店舗数も185店と急成長中で、JFA正会員でもあります。
ロッテリア(ゼッテリア) — FCスコア77.4点・ブランド転換中
FCスコア77.4点は本カテゴリで最高値ですが、留意点があります。2026年4月にゼッテリアへのブランド転換が完了し、54年の歴史を持つロッテリアブランドは消滅しました。ゼンショーグループのオペレーションノウハウが活かされる一方、新ブランドとしての集客力はまだ検証中です。ロイヤリティ3%は業界内で低い水準ですが、ブランド転換に伴う不確実性を加盟検討者は慎重に評価する必要があります。
初期投資別おすすめガイド
100万円以下で始めたい場合
QBT(究極のブロッコリーと鶏胸肉) が唯一の選択肢です。初期費用50万〜100万円で、デリバリー専門のゴーストキッチンとして開業できます。ただしデリバリープラットフォーム手数料の影響を受けるため、粗利率は実店舗型より低くなる傾向があります。
500万〜1,000万円で始めたい場合
AIピザ窯500(500万〜800万円)や銀しゃり(0万円)が候補です。いずれも新興ブランドのため、加盟実績を本部に確認したうえで判断することをおすすめします。
2,000万〜5,000万円で始めたい場合
サブウェイ(2,000万〜3,500万円)がこの価格帯の代表格です。世界的なブランド力と低カロリーメニューの訴求力が強みです。おにぎりの桃太郎(2,000万〜5,000万円)は地域特化型で、出店可能エリアが限られます。
5,000万円以上の資金がある場合
モスバーガー(4,000万〜8,000万円)、バーガーキング(5,000万円)、フレッシュネスバーガー(3,500万〜7,000万円)の大手3ブランドが選択肢に入ります。ブランド認知度とサポート体制で選ぶのが基本ですが、テリトリー制や後継者支援の有無など、長期運営を見据えた比較が重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ファストフードFCの初期費用の相場はいくらですか?
ファストフードFCの初期費用は、ゴーストキッチン型(QBT)の約50万円から、マクドナルドの1.5億円まで大きな幅があります。ハンバーガー系大手の平均的な初期費用は3,000万〜8,000万円程度です。低投資モデル(QBT・銀しゃり・AIピザ窯500)であれば1,000万円以下で開業できるブランドもあります。
Q2. マクドナルドのFCには加盟できますか?
2026年7月時点で、日本マクドナルドは一般向けのFC加盟募集を行っていません。マクドナルドのFC加盟は極めて厳格な審査と数カ月の研修が必要で、「ビジネスパートナー」として選ばれた法人・個人のみが参画できる仕組みです。
Q3. ファストフードFCで注意すべきリスクは何ですか?
主なリスクは3点です。(1)原材料費・人件費の上昇による利益率の圧迫。飲食業全般に共通する課題です。(2)近隣への競合出店。テリトリー制がないブランドでは同一チェーンの店舗が近くに出店する可能性があります。(3)ブランド方針の変更。ロッテリアのゼッテリア転換のように、本部の経営判断が加盟店に大きく影響するケースがあります。加盟前には契約書の解約条件や違約金の規定を必ず確認しましょう。FC契約書で確認すべき10項目もあわせてお読みください。
まとめ
ファストフード・ハンバーガーFCは、大手ブランドの安定感から低投資の新興モデルまで、選択肢が多様な業種です。FCスコア上位のロッテリア(ゼッテリア)やQBTはそれぞれブランド転換中・ゴーストキッチン型という特殊な位置づけにあり、単純にスコアだけで判断するのではなく、自身の資金力・経営スタイル・出店エリアと照らし合わせた比較が重要です。
加盟を検討する際は、本部への直接ヒアリングと合わせて法定開示書面の読み方ガイドで情報開示の確認方法を学んでおくことをおすすめします。飲食FC全般の比較は飲食フランチャイズ比較ランキング2026も参照してください。
*この記事のデータは、フランチャイズデータバンクが独自に収集・分析した14社の情報に基づいています(2026年7月時点)。FCスコアは透明性・データ品質を評価する独自指標であり、収益性や将来性を保証するものではありません。加盟の最終判断は、必ず法定開示書面の確認と専門家への相談を行ったうえで行ってください。*